基本的に削除=delete、消去=erase、なのですが、具体的なユースケースはそれぞれです。
また、よく似たような使われ方もするremoveも入れておきました。
削除(delete)と消去(erase)
- **削除(delete)**は、デジタルデータやファイルなどの情報を「見えなくする」操作を指すのが一般的です。多くの場合、ゴミ箱に移すなどして、後から復元できる可能性があります。
- 例: パソコンのファイルを削除する、メールを削除する
- **消去(erase)**は、データや記録を「完全に消し去る」ことを意味します。物理的に記録を抹消するため、原則として復元は不可能です。
- 例: ハードディスクを消去する、データを完全に消去する
deleteとeraseとremoveの違い
- Deleteは、主にコンピューターやデジタルデータの文脈で使われます。ファイルをゴミ箱に移動したり、データベースから項目を消したりする際に使われることが多く、後から元に戻せる可能性があります。
-
Eraseは、書かれた文字や録音された情報など、より広範なものを消し去る際に使われます。
- 物理的なもの: 消しゴムで鉛筆の跡を消す、黒板の字を消す
- デジタルなもの: 磁気記録を消去する
- 抽象的なもの: 記憶を消し去る
- 「erase」は、特に元に戻せない、完全に抹消するというニュアンスが強いです。
- Removeは、ある場所から何かを「取り除く」「どかす」という物理的な行為を指すことがほとんどです。消すというよりも、「移動させる」というニュアンスが強いです。取り除かれた物自体は、別の場所に存在しています。また、mkdirの対としてrmdirがあるように、makeの対義語としても使われます。
まとめ
単語 | 日本語 | ニュアンス |
---|---|---|
削除(delete) | 消す | 見えなくする(復元可能なことが多い) |
消去(erase) | 消し去る | 完全に抹消する(復元不可能) |
remove | 取り除く | 別の場所に移動させる |