自己紹介
私は現在都内の大学に通っている2年生です。
Linuxは中学生のころから使用しておりLinuxは約6年、RHELは約3年ほど使用していました。
歴だけで見ればかなり長いですが、基本的にVPNサーバーやNAS、友人たちとのコミュニケーション用途でMisskeyベースの独自SNSを運用していたくらいでLinuxに関して特段熟知しているわけではありませんでした。
受験しようと思ったきっかけ
この資格は実際にコマンドを用いて行う実技試験であり、時間内に正確にシステムを構築することが求められます。ITの資格試験は選択式のものが大半ですが、RHCSAは実機を操作するパフォーマンスベースの試験という珍しい形式を取っています。単なる知識の暗記ではなく、実践的なスキルを証明できるという点に惹かれて受験を決めました。
勉強方法
1. 正攻法
Red Hat公式教材を使用できるRed Hat Learning Subscriptionは学生にとって非常に高価(20万円は余裕で超えたはず)であり、ほとんどの学生は使用できないと思われます。
そうした学生向けにRed Hat アカデミーという教育機関向けに一部のトレーニングを無償で提供するプログラムがあります。所属している大学に問い合わせてみるのもいいかもしれません。私の大学は提供していませんでした。
2. 独学
私のような、正攻法では勉強できない学生にはおすすめのコースがあります。サンダー・バン・ヴュット氏が提供しているRed Hat RHCSA RHEL 10 Video Courseです。
これはRed Hat公式教材ではありませんが、RHCSAの合格に必要な知識がすべて詰まっています。これだけマスターすれば合格できると思います。私はこれだけで合格できました。
なお、このコースはO'Reillyの30日間の無料トライアルでも視聴可能です。30日間あれば十分にコースを終えられると思います。
他にも、インターネット上にある"RHCSA Sample exam"なども役立つと思います。
勉強時間・進め方
勉強期間中は1日15分程度の日もあれば3時間ほど集中して取り組む日もあり、トータルで約20時間ほどの勉強で合格できました。もともとLinuxの基本操作には慣れていたため比較的短い時間で済みましたが、Linux未経験の方はもう少し時間を見積もっておいた方がよいかもしれません。
受験について
受験方式
受験は直接会場に出向いて受験する対面方式と、自宅などから受験可能なリモート方式のどちらかを選択できます。リモート方式の場合は外部カメラが必須ですが、持っていなかったため対面方式を選択し、Red Hatの個室で受験しました。
試験時間・本人確認
試験時間は3時間です。受験開始時にチャット形式で試験官から英語で指示があり、本人確認のため身分証明書の提示を求められます。試験官はおそらく外国人のため、英語で記載されているパスポートを持参するのが望ましいと思います。
試験バージョン
私が受験したのはRHEL 10ベースのEX200です。教材を選ぶ際はRHELのバージョンに注意してください。RHEL 9とRHEL 10ではコンテナに関する問題の有無などにいくつか違いがあります。
NDAについて
試験の具体的な内容についてはNDA(秘密保持契約)によって開示が禁止されているため一切書けません。サンダー・バン・ヴュット氏のコースは本当に網羅されているなと感じました。回し者のようなレベルで宣伝しちゃってますが本当によく感じました。
試験結果
合格ラインは210点で、私のスコアは268点で合格でした。分野別のスコアは以下の通りです。
| 分野 | スコア |
|---|---|
| Understand and use essential tools | 82% |
| Manage software | 100% |
| Create simple shell scripts | 100% |
| Operate running systems | 100% |
| Configure local storage | 100% |
| Create and configure file systems | 100% |
| Deploy, configure and maintain systems | 78% |
| Manage basic networking | 0% |
| Manage users and groups | 100% |
| Manage security | 100% |
ご覧の通り、ネットワーク系の分野が0%と壊滅しています。自分の中ではちゃんと組めていたと思っていたのでなぜこうなったのか分かりません。それでも他の分野でカバーして合格できたので、ある程度のしくじりでもなんとか受かることがわかると思います。ただし、だからといってネットワークを捨ててよいということではありません。私の場合はたまたま他の分野で稼げただけであり、本来はすべての分野をまんべんなく対策するべきです。
合格バッジ
Red Hatのサイト上でこのように見ることができます。

これから受験する人へ
- 実機で手を動かすことが最重要です。動画を見るだけではなく、実際にRHELの仮想マシンを立てて手順を繰り返し練習してください。
- 試験は3時間ありますが、時間は意外と短いです。各タスクに手間取ると後半で時間が足りなくなるので、基本的な操作はスムーズにできるようにしておきましょう。
- 試験中に困ったら
manコマンドは自由に使えます。すべてを暗記する必要はありませんが、manのどこに何が書いてあるかを把握しておくと心強いです。 - 対面受験の場合、パスポートの持参を推奨します。
以上、少しでも参考になれば幸いです。