はじめに
IT資格の学習を進める中で、正答管理の煩雑さに悩んでいました。
市販の学習サービスも検討しましたが、会社での利用には適さないものが多く、
結果的に非効率なアナログ管理に頼らざるを得ない状況でした。
そこで思いついたのが、AIにスクリプトを書かせて演習環境を自作するという発想。
ただし、ここでも試練が待っていました。AIの無料枠でのコード生成に苦労し、
「トークンが足りません」「有料プランにアップグレード」などのメッセージと格闘。
「課金せずに乗り切る!」という意地で、コードを分割出力させたり手動補完したりと、
なかなかの根性プレイを経て、ようやく最低限の機能を持つツールが完成しました。
従来の学習方法(アナログ)
当初は以下のような方法で正答を管理していました。
- 解説を見て ノートに正答をメモ
- スプレッドシートに正誤を記録
- 間違えた問題はページ番号で追いかける
正直、エンジニアとしては効率が悪すぎるアナログ手法でした。
この「管理のしにくさ」がモチベーションとなり、学習支援ツールを作ることにしました。
(※小声で… 「U○emyとか○○テックとか買えよ」 というツッコミが聞こえてきそうですが、
まぁ…通勤途中ならともかく、会社で堂々と○○テックは開けないしなぁ。。。という事情もありまして。)
ツール概要
ツールは2つに分けて作成しました。
① 回答JSON生成ツール
- 問題を表示 → 回答を選択
- 解説を表示して理解
- 最後に選択結果を JSONに出力
② 解答判定&結果出力ツール
- 作成した回答JSON と 問題ファイル を読み込み
- 問題を表示 → 回答して正誤判定
- 最後に 正答率や結果をCSVで出力
技術的なポイント
- ベースは HTML + JavaScript
- 軽量化を意識して、30〜40KB程度のファイルサイズ
- 問題集ごとに
- 回答JSON
- 問題データ
をまとめて zip化
- zipを 会社メールやタブレットに送付 → 解凍して実行可能
運用方法
- 過去問を個人利用の範囲でPDF化
- ツール①で回答しJSONを作成
- ツール②で再挑戦&正誤判定
- 結果はCSVに出力
- リザルト管理は時間がなく手動対応(今後の改善ポイント)
今後の拡張予定
- 中断機能(途中保存)
- リザルト自動整理(履歴管理)
- 復習モード(間違えた問題のみ抽出して再学習)
- UI改善(モバイル最適化など)
まとめ
- AIにコードを生成してもらい、短時間で自作学習ツールを構築できた
- 書籍を個人利用の範囲でPDF化し、「ノートやスプレッドシート管理」というアナログなやり方から脱却できた
- 軽量なHTMLベースなので、持ち運び・環境依存がなく便利
- 今後は「復習モード」などを追加し、効率的な学習体験を目指したい
おわりに
AWS資格学習は「過去問をどう活用するか」が鍵ですが、書籍ベースのままでは使いづらい部分もあります。
AIの力を借りてツール化することで、学習効率を大きく改善できました。
同じように「問題集管理が大変」「ノートやスプレッドシートでやっているけど非効率」と感じている方には、自作ツール化をおすすめします 🙌