前置き
ホラー実体験室 脱出病棟Ω は VR ZONE SHINJUKU にある VR のゲームです。
詳細は以下のサイトを御覧ください。
ざっくりと概要を説明すると、恐怖の病棟から脱出するためにチームプレーである選択をしながら進んでいくゲームです。 全視界が恐怖に包まれた状況下でコミュニケーションを取りながら進んでいくのは至難の業でした。
そんなゲームの体験を振り返ってどのようにコミュニケーションを取るべきだったかを考えてみたいと思います。
ちなみに僕たちは4人でプレイしてクリアできませんでした。
発生した現象
ゲーム中に僕達はどのような状態に陥ったかを説明します。 ゲームのネタバレはしないので安心してください。
- 4人で叫んだり騒いだりしてるのでコミュニケーションが取れない
- 音声越しなので誰から誰への指示なのか分からない
- 状況が状況なので冷静さを失って決断を急いでしまう
- 例えば1分の制限時間がある状況下で決断を急いで10秒程度で決断してしまう等。
- 他の人に何が起こっているのか分からない
ざっくりとこんな状況になりました。
改善点
それぞれに関して思いつく改善策を考えたいと思います。
- 叫ばない
- 無理かもしれないけどできるだけパニックにならないように務める。
- 名前を言うようにする
- XXです。 YYさんZZしてください。 のように。
- 残された時間を把握しそれを十分に活用するように心がける
- パニック状態でこれが可能かはわからないですが...
- 必要に応じて自分の状況を説明する
それができたら苦労しないというレベルの改善策しか思いつきませんでした。
また、全体を通して誰か最も冷静さを保っている人が指揮官の様な立場になり、他のメンバーに順番に状況を説明させたりして全体を把握してから指示を出すようにするとかなり効率的になると思いました。
リモート(テレビ)会議と同じでは?
これをここに書こうと思ったのはこれはリモート会議と似たような状況だなと思ったからです。
例を挙げると
- 4人で叫んだり騒いだりしてるのでコミュニケーションが取れない
- -> 複数の人が同時に話し始めてしまう
- 音声越しなので誰から誰への指示なのか分からない
- -> 対面の会議と違い目線などが伝わらないので誰に話してるのか分かりにくい
- 状況が状況なので冷静さを失って決断を急いでしまう
- -> これはリモートに限りませんが、やることが明確にならないうちになんとなく結論を急いで結局誰が何するの?という結論になってしまうことがあります
- 他の人に何が起こっているのか分からない
- -> これは対面の会議と違い頷きなどのフィードバックが薄いため話してると理解してくれてるのか分からなくて不安になる現象です。
しかしこれらの問題も全体をコントロールする議長のような立場の人がいるとある程度緩和することができます。
ただし、3,4 に関しては相当な技量が求められると思うので難しいかもしれません。
これに関しては僕らの会社でも良い方法が無いかを模索中です。何かいい方法があったら教えていただけるとうれしいです。
まとめ
- VR の恐怖ゲームを通してコミュニケーションの知見を得た
- それらの知見はリモート会議にも通じることがあった
まとめの補足
この記事をみてどうかリモート会議は対面の会議よりコストが掛かるからリモート会議は止めようとならないでください。
確かにリモート会議はコストがかかりますが、会議室に集まるコストに比べたら全体としては小さいコストで済むと思います。
リモート会議なら hangout で繋ぐだけで済みますが、対面で会議するとなると出社する必要がありますし、会議の場所に集まる必要もあって面倒です。 基本移動は面倒なのでこういったムダを省けるということはある程度のコストを払う価値があると思います。
という思い。