概要
- EC2のAmazonLinux2インスタンスにLaravel用のPHPパッケージを入れる方法をまとめる。
方法
-
EC2インスタンスにssh接続をして下記コマンドを実行しyumを最新の状態にする。
$ sudo yum update
-
まずは下記コマンドを実行して当該のインスタンスでamazon-linux-extrasが入っているか確認する。
$ which amazon-linux-extras
-
下記コマンドを実行してamazon-linux-extrasでインストールすることのできるPHPのパッケージを検索する。
$ amazon-linux-extras | grep "php" > 42 php7.4 available [ =stable ] > 51 php8.0 available [ =stable ]
-
今回はPHP8.0がほしいので下記コマンドを実行してPHP8.0のインストールに必要なコマンドを出力する。
$ sudo amazon-linux-extras enable "php8.0"
-
下記がインストールに必要なコマンドである。
Now you can install: # yum clean metadata # yum install php-cli php-pdo php-fpm php-mysqlnd
-
筆者は下記を実行する。
$ sudo yum clean metadata $ sudo yum install php-cli php-pdo php-fpm php-mysqlnd
-
足りないパッケージを別のリポジトリを追加してインストールする。
-
下記コマンドを実行してPHPインストール用のリポジトリを追加する。(AmazonLinux2はRHEL7/CentOS7系なのでリポジトリもそれに対応したものを入れる。)
$ sudo rpm -Uvh https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm $ sudo rpm -Uvh http://rpms.famillecollet.com/enterprise/remi-release-7.rpm
-
下記コマンドを実行して追加したリポジトリから必要パッケージをインストールする。
$ sudo yum install --enablerepo=remi,remi-php80 php php-devel php-mbstring php-gd php-xml php-mcrypt
-
下記コマンドを実行してインストールされたPHPのバージョンを確認する。
$ php -v
-
下記コマンドを実行してyumを用いてインストールされたPHPのパッケージを確認する事ができる。(下記は本記事の方法に従ってインストールされた筆者の環境のものである)
$ yum list installed | grep php php.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-cli.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-common.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-devel.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-fpm.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-gd.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-mbstring.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-mysqlnd.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-pdo.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0 php-pecl-mcrypt.x86_64 1.0.4-1.el7.remi.8.0 @remi-php80 php-xml.x86_64 8.0.13-1.amzn2 @amzn2extra-php8.0