Bedrockに新たな仲間が登場!
AWSは先日、生成AIサービスAmazon BedrockにMistal AIのLLMを追加する予定があることを発表しました。
そもそもMistral AIとは?
2023年4月にフランスで立ち上げられたAIベンチャーです。元DeepMind(Google系)や元Metaのメンバーらが共同創業しています。
GPT-4に迫る賢さ? 最新のLargeモデルとは
そんな話題の中、日本時間2/27(火)未明ごろに同社の最新モデル「Mistral Large」が発表されたようです。MMLUというベンチマークによると、なんとClaude 2を押さえてGPT-4に迫る第2位のスコアを叩き出しています。
公言されていないが日本語も普通に使えそう!
このMistral Largeモデル、すでに同社の提供するWebチャット「Le Chat」で無料で試すことができます。
公にプッシュされているのは欧米系の5言語への対応でしたが、試してみたところ普通に日本語でもスムーズに回答してくれました。(出力を見るとWebブラウジングによるRAGも裏で動いているようです)
そしてAzureでも本日から使える?
アナウンスの早かったAWSより先に、Microsoft Azure上で本日からこのMistral Mediumモデルが利用可能となったようです。さすが動きが早いですね!
Azureの従量課金型LLMサービスと言えばAOAIのイメージでしたが、このモデルはもちろんOpenAI製ではないので「Azure AI」サービス上での対応と謳われています。
今日は遅いのでAzureのハンズオンまではやめておきますが、GPTやClaudeと違ってAWSとAzureの両プラットフォーム上でここまで高性能が期待されるLLMが双方ともで利用可能になるのは面白い展開ですね。
AWSのBedrockでも最新のLargeモデル含め、早くローンチされることを心待ちにしています🤩
追記:LargeはAWSに来るか、まだ分からないかも…?
これまで開発したモデルをオープンソースで公開していたMistral AIですが、今回の新モデルMistral Largeはクローズドな形になってしまったようです。
Xでも海外のAI関係者が嘆いており、イーロン・マスク氏も加わって議論が盛り上がっています。