AWSの生成AIサービス、Amazon Bedrockでテキスト生成の主力モデル「Claude 2.1」が東京リージョンでも利用可能になったようです!
宇宙最速レポートはひるたさんでした。いつも流石です。
現在の状況
マネジメントコンソールを確認すると、確かに東京リージョンでClaudeが新たに選択可能となっています!
ちなみに東京リージョンより先行してClaudeが表示されていたシンガポールリージョンの方は、引き続きUnavailableのままのようです。東京の方が需要高かったのでしょうか?
ちなみにAWS What's Newなどの公式ソースではまだアナウンスされていないようです。
正確な情報は公式ページの動向を引き続き注視いただければと思います。
Bedrockの料金ページには日本語版含めてすでに記載がありますが、これは前からかな?
何が嬉しいの? これまでと何が変わる?
鳴り物入りでAmazon Bedrockがグローバルにリリースされた2023年9月28日からわずか数日で、AWS東京リージョンにもBedrockが提供開始されていました。
ただしこれにはオチがあり、利用可能な生成AIのモデルが先行リージョン(バージニア北部など)と比べてかなり限定されていました。
例えば、多くの人が使うであろうテキスト生成の主力モデルAnthropic Claudeも、Instantという性能重視のコンパクトモデルしか東京リージョンでは使えないという状況でした。
よって、「OpenAIのGPTシリーズ並みに賢いテキスト生成モデルが使いたい!」という日本のAWSユーザーは、メインのアプリケーション自体は東京リージョンで構築し、BedrockのClaudeモデルのAPIだけはバージニア北部リージョンのものを呼び出して使うといったケースが多かったのではないかと思います。
うちもそうでした👇
今回のリリースによって嬉しい点は以下です。
- セキュリティ・ガバナンスの観点でワークロードや通信を東京リージョン内で完結させることができる
- 言語モデルからのテキスト生成結果のレスポンス性能が上がる可能性がある
2点とも、生成AIを活用したアプリケーションをプロダクションで構築している日本のユーザーにとって嬉しいポイントでしょう。
おわりに
Amazon BedrockやClaudeについてはQiitaのアドベントカレンダー等でも今月、とても盛んに情報発信がなされています。是非みなさんもご覧になさってください!