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Claude Codeですべての日常業務を爆速化しよう!

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Last updated at Posted at 2026-03-01

この記事はClaudeと一緒に書きました。

Claude Code、まだ「コードを書くツール」だと思ってませんか?

私は普段AIエージェントを「作る」側の仕事をしていますが、それとは別に日常業務のありとあらゆる雑務をClaude Codeにやらせています。経費精算、稼働報告、プレゼン資料、ブログ執筆、提案資料の整理、メールの監視… もはやコーディングよりこっちのほうが使用頻度高いかもしれません。

この記事では、私が実際に毎日使っている「コーディング以外」のユースケースをまとめて紹介します。重要なポイントは以下2点です。

  • とりあえず、すべての作業をAIと一緒にやろうとしてみる
  • 全部丸投げは非現実的。欲張らず「半自動化」でいい

正直なところ、2026年の年明けあたりからClaudeの性能の上がり方が凄まじく、この記事で紹介しているような日常作業の爆速化をあらゆる場面で実感するようになりました。
逆に言えば、これをやっていない組織との生産性の差がつきすぎて、変化に適応できない組織はあと数ヶ月もすると一瞬で社会から置いていかれるな、という強い危機感を抱いています。

AIは「自動化」というより「一緒に仕事できる優秀な同僚」

最初に、AIエージェントとの付き合い方について大事なことを書きます。

Claude CodeのようなAIエージェントを使いこなす上で、RPAのような「定型作業の自動化ツール」だと捉えていると、本来の力を引き出せません。AIエージェントの本質は「自動化」ではなく「仕事を任せる」に近い感覚です。

イメージとしては、優秀な中途入社の後輩がフルリモートで4人くらい一気に自分のチームに入ってきた、という感じです。業務の背景を説明すれば自分で考えて動いてくれるし、わからないことは質問してくる。複数の仕事を同時に任せることもできる。ただし丸投げするとアウトプットがブレるので、最初にしっかり期待値を伝えて、要所で方向性を確認するのが大事です。

この「後輩に仕事を任せる感覚」が掴めると、Claude Codeの使い方が一気に広がります。

「AI活用=やっつけ品質」はもう過去の話

「AIを使えば時短にはなるけど、出てくる文章やコンテンツの品質は大きく下がる」。こういう印象を持っている人はまだ多いと思います。正直、少し前まではそういう面もありました。

でも2026年になって状況は変わりました。Claude Opus 4.6がClaude Codeで使えるようになり、日本語の品質も推論の賢さも大幅に向上しています。

これを仕様駆動でうまく使うと、「速くなるけど品質も下がる」ではなく、100%手でやったときの品質をほぼそのまま維持しながら、途中のプロセスを最適化できます。つまり仕事の完成スピードを大幅に短縮しつつ、品質は落とさない。さらに、手作業では気づけなかった新たなインサイトや情報を得られることもあります。

ポイントは、AIに「ゼロから生成させる」のではなく、自分の考えを十分にインプットした上で「整理・構造化・分析」を任せること。この使い方なら、アウトプットはあくまで自分の思考の延長線上にあるものになります。

どんな作業も「この作業、Claude Codeに任せられないか?」を必ず試す

どんな作業をやるときも、「これってClaude Codeに任せられないかな?」とまず考えましょう。

「どうせSaaSとの接続がセキュリティ上禁止されてるし」「こんな複雑な判断、AIにできるはずがない」、そう思い込んで手作業を続けている仕事、みなさんにもあるんじゃないでしょうか。

私の場合、そういう作業に出会ったらまずリポジトリを1つ作って、Claude Codeに相談するようにしています。音声入力で「今こういう作業を毎月手でやってるんだけど、君と一緒にやることで少しでも速くならないかな」と大量にしゃべります。社内で使っている資料やWebページのPDFなどをコンテキストとして渡せば、Claude Codeが「全てを自動化するのは難しいですが、ここまでは自動化できます。最後にWebシステムにコピペしやすい形で出力しますよ」などと提案してくれることが多いです。

部分的にでもAIに任せることのメリット

  • 部分自動化でも十分速い。完全自動化できなくても、「一番面倒な部分だけ自動化して、あとはコピペ」で十分速くなります。ゼロかイチかではなく、グラデーションで考える。
  • 「先月どうやったっけ?」がなくなる。一度Claude Codeと一緒に作業すると、手順やノウハウがリポジトリ内のドキュメントに残ります。翌月は「先月までどうやってたっけ?」とClaude Codeに聞くだけでOK。先月のやり方を思い出すオーバーヘッドが完全になくなります。
  • 別の作業にも横展開できる。蓄積されたナレッジは他の作業にも使えます。「あの経費精算のときみたいな感じで、こっちもやって」とリクエストするだけで、過去の作業パターンを引用して新しい作業に応用してくれます。

時短にならなくても「仕事のやり方」が変わる

実は、手作業とAIに任せた場合で所要時間がほとんど変わらない仕事もあります。それでもAIに任せるメリットがあります。仕事への関わり方をリアクティブにできることです。

たとえばドキュメント作成。自分一人でゼロから書くと、けっこうな集中力が必要です。途中でスマホを見てしまって集中が途切れ、なかなか進まない。そんな経験、ありませんか?

これをAIに任せて人間がレビューしながら進める形にすると、人間の関わり方が変わります。AIから確認を求められたら承認する、もしくは却下して改善案を伝える。そういったリアクティブな関わり方になるので、能動的に集中し続ける必要がなくなります。スマホやSNSで集中力が続きにくくなった現代人でも、作業が途切れにくくなるわけです。

さらに、4つの作業をClaude Codeたちと同時に進めているような場合も、このリアクティブな仕事の進め方であれば、並行作業のコンテキストスイッチングコストがそこまで大きくなりません。「こっちの承認待ちの間にあっちをチェック」という切り替えが自然にできるので、並行作業との相性もいいです。
(まあ、これが良いことかどうかはさておき…)

なぜClaude Codeが「業務全般」に使えるのか

Claude Codeはターミナル上で動くAIエージェントです。ファイルの読み書き、コマンド実行、Web検索、外部ツール連携(MCP)ができます。

ポイントはこれらの能力がコーディングに限定されていないこと。テキストファイルの作成・編集、CSVの解析、メールの検索、カレンダーの参照… つまり「パソコンでやる仕事」のほとんどをカバーしています。

さらに「スキル」という再利用可能なタスク定義や「ルール」という業務ルール記述ファイルを組み合わせると、自分専用の優秀な後輩が作れます。これがエンジニア以外の業務にも適用できる理由です。

すべては「プチ仕様駆動開発」で行う

具体的なユースケースの前に、もう1つ大事な考え方を紹介します。それは、いきなりClaude Codeに作業させないことです。まず4つのドキュメントを用意します。

ドキュメント 役割
PLAN.md やりたいことを音声入力で10分ぐらい喋りまくる
SPEC.md 仕様の壁打ち結果。Claudeと認識齟齬をなくす
TODO.md タスク管理。コンテキストをリセットしても再開できる
KNOWLEDGE.md 学び・ナレッジ。一度ハマったことには二度とハマらない

元々はコーディングエージェント向けのプラクティスですが、コーディング以外の業務にそのまま使えます。

プレゼン資料作成に当てはめた例

ドキュメント 内容
PLAN.md 「この会議で伝えたいこと」「聴衆のレベル」を音声でダンプ
SPEC.md スライド構成・ストーリーライン・強調ポイントをClaudeと壁打ち
TODO.md 各スライドの作成 → 画像収集 → リハーサルのタスク管理
KNOWLEDGE.md 私が好まない言い回し、AIっぽいNG表現など

この4ドキュメントを使うと、品質を落とさずに速く仕事を進められるようになります。

PLAN.mdで「音声入力」が最重要な理由

この中で特に大事なのが、最初のPLAN.mdで自分の考えを全部ダンプすることです。そしてそのために音声入力が欠かせません。

LLMにドキュメンテーション系の仕事(資料作成、記事執筆、提案書など)をやらせるとき、少ない情報で動かしてしまうと、人間が思ってもいないことをどんどん生成してしまいます。これが「AIが書いた感」の正体です。

逆に、自分が思っていることを全部ダンプした上で「詳細の整理と日本語の微調整をやって」と頼むと、クリエイティブな仕事であっても「AIが勝手に生成した」という感じになりにくい。あくまで自分の考えの細部をClaudeに整えてもらった、という仕上がりになるので、100%手書きしたときと比べてアウトプットの品質が落ちにくいです。

ただ、この「全部ダンプ」をキーボードで打つのは大変です。だから音声入力。私はAqua Voiceを使っています。10分くらい喋るだけで、数千文字分のコンテキストがPLAN.mdに入ります。タイピングでは絶対に出せない情報量です。

「えっと〜」とか「やっぱりそうじゃなくて〜」とか、フィラーだらけでOKです。むしろ、友達と雑談するようにフィラーをたくさん混ぜるほど、頭の中の言語化がスムーズにしやすい印象です。

ただ、Aqua Voiceがインストールできない不自由なエンプラOA環境で仕事されている方も多いでしょう。そんな場合はOS標準の音声入力でも十分です。文字検知がガタガタでも、だいたいClaude Codeが超いい感じに汲み取ってくれます。
あと、CLAUDE.mdに「こいつ喋ってるから気をつけろ」と一言書いておくのも効果があります。

Claudeとの仕事のはじめかた

新しい業務を自動化したいと思ったとき、私がやることはシンプルです。

まずリポジトリを1つ作って、Claude Codeにまとめて音声入力でしゃべる。作業の背景、現状の課題、やりたいこと、前提条件… 思いつくままに全部ダンプします。関連する社内資料やWebページのPDFがあれば、コンテキストとして一緒に渡します。

すると Claude Code が「リポジトリの中でどんなディレクトリを整備して、どんなドキュメントを用意すればいいか」まで考えて、プロジェクトの初期化作業を全部やってくれます。雑に置いた参考資料も綺麗に整理してくれて、今後新しいファイルが増えてもいいようにフォルダを整備してくれます。先ほどの4ドキュメント(PLAN → SPEC → TODO → KNOWLEDGE)の作成もここに含まれます。

この初期化が済んでしまえば、あとは詳細を Claude Code に口頭で質問するだけ。わざわざ VS Code を開かなくても、ターミナルからシンプルに対話しながら仕事を進められます。

ターミナル並列作業のすすめ

私はターミナルのウインドウをたくさん開いて、Claude Code と並列でいろんな作業を進めています。

[ターミナル1] 経費精算を処理中…
[ターミナル2] ブログ記事を執筆中…
[ターミナル3] スライドを生成中…
[ターミナル4] メール監視の仕組みを改修中…

それぞれのウインドウでClaude Codeが独立して動くので、ある作業の承認待ちの間に別の作業を進める、といった並列処理が自然にできます。
(流行りのGhosttyも使ってみましたが、Mac純正のターミナルをマルチウィンドウで開くスタイルに落ち着きました)

VS Codeは「ここぞ」というときだけ

逆に VS Code を開くのは、こんな場面に限定しています。

  • 重要な開発でコードを精読したいとき
  • 大事な執筆作業で細かい推敲が必要なとき
  • ディレクトリ構成やファイルの差分をIDEの機能で丁寧に確認したいとき

つまり「CLIで十分な作業はCLI、IDEが必要な作業だけIDE」という使い分けです。日常業務の大半はCLI側で完結するので、VS Codeを起動する回数自体が激減しました。

ここからは、このフレームワークで実際に半自動化した業務を紹介していきます。

経費精算を5分で終わらせる

毎月の経費精算、つらくないですか?

私は以前、こういう流れで毎月30分以上かけていました。

  1. MoneyForwardでクレジットカードの利用履歴を確認
  2. Gmailで該当する領収書メールを1件ずつ検索
  3. freee(会計システム)に金額・科目・摘要を手入力
  4. 申請ボタンを押す

これをClaude Codeに任せた結果、以下のように変わりました。

Claude Codeに「今月の経費精算やって」と話しかけるだけです。あらかじめAgent Skillsを作ってあるので、コマンドを覚える必要はありません。Claude Codeが自動でやってくれます。

  1. MoneyForward CSVを解析して申請候補を一覧表示
  2. Gmailから対応する領収書を自動検索
  3. 取引先名・金額・勘定科目を自動マッピング
  4. freee入力用のコピペシートをMarkdownで生成

あとはfreeeの画面にコピペして申請するだけ。30分 → 5〜10分になりました。

何なら、添付するクレカ明細PDFの黒塗りまでPythonで自動でやってくれます。至れり尽くせり。。

私の職場では、従業員がfreeeのAPIで書き込み権限を持っていないため、完全自動化ではなく「Markdown出力 → 手入力」という方式にしました。でも十分速い。「100%自動化」を目指すより「一番つらい部分だけ自動化」するのが現実的に最も効果があります。

自動分類のしくみ

取引先ごとの勘定科目マッピングは、JSONファイルで管理しています。

templates/vendor_map.json
{
  "Anthropic": { "category": "通信費", "note": "Claude Pro" },
  "AWS": { "category": "通信費", "note": "クラウド利用料" },
  "リクルート": { "category": "新聞図書費", "note": "サブスクリプション" }
}

一度作れば毎月使い回し。新しい取引先が出たら追記するだけです。

AIから思わぬ「気づき」をもらえることも

実際、こういった事務作業は人間よりもAIの方がミスもなく高品質です。
私は経費精算レポートを回付するとき、上司から「備考欄にこう書いといて」とSlackで言われた内容をそのままClaudeに作業依頼したところ、Claudeから「上司が言っている稟議番号は古いようです。正しいのはこっちでは?」とアドバイスしてくれたため、差し戻しの手間を事前に回避できました。賢いAIエージェントならではの仕事品質向上メリットですね。

月末の定常業務をまとめて片付ける

経費精算と同じくらい面倒な月末の定常業務、みなさんにもありませんか? 私の場合はこんな感じです。

稼働報告

プロジェクトの種別によっては、月末に案件ごとの稼働時間をスプレッドシートに報告する必要があります。Claude Codeに「今月の稼働報告をやって」と頼むだけです。

  1. カレンダーから当月の全イベントを取得
  2. 案件ごとのキーワードで自動分類
  3. カレンダーに載っていない準備作業を「これも追加しますか?」と確認
  4. 前月シートのフォーマットを参照して、当月シートに書き込み

これらが半自動(その間に別作業)+最後の承認だけで終わります。

通勤回数のカウント

通勤手当の申請のために「今月何回出社したか」を数える必要があります。地味に面倒な作業です。

Claude Codeがカレンダーの「通勤」「出勤」といった名前のイベントを自動抽出し、終日プレゼンスが「オフィス」の日との突合もやった上で出社日リストを出してくれます。土日祝の除外や、在宅勤務日の判定ロジックもドキュメントにまとめてあるので、毎月ブレなく正確にカウントできます。

「カレンダーと別のアプリを2画面で開いてにらめっこする」系の作業はもう絶滅させましょう!

社外講演依頼の案件管理

日々、社外の企業から有償の講演依頼をたくさんいただくのですが、コーポレート部門と連携するための案件管理スプレッドシートに詳細を記載する必要があります。

Claude Codeに「〇〇社の講演依頼をシートに追加して」と頼むだけです。

  1. メールから依頼内容を検索・取得
  2. 案件管理シートの既存フォーマットを確認
  3. 種別・日付・依頼元・案件名・金額・支払先などを新しい行として追記

メールの中身を読んで、スプレッドシートのフォーマットに合わせて書き込んでくれるので、手作業のコピペミスもなくなります。

さらに、講演料の振込先など自社の情報を伝える必要がありますが、これもナレッジとしてClaude作業用のリポジトリに記録させておくことによって、必要なときはClaudeに聞くだけですぐに先方へ回答できます。

放置しがちなメールのリマインド

Gmailでスターを付けたまま放置しているメール、ありませんか?「あとで対応しよう」と思ってスターを付けたのに、気づいたら1週間経っていた…ということがよくあります。

私はアンビエントエージェントを構築して、リマインドを自動化しています。

アーキテクチャ

Amazon EventBridge(定時起動、毎日3回)
  ↓
Bedrock AgentCore Runtime(サーバーレス)
  ↓ Strands Agents が Gmail API でスター付きメールを取得
  ↓ Claude が各メールの内容を読んで重要度を判断
  ↓
Slack に自然言語でリマインド通知

AgentCoreランタイムをEventBridgeのスケジュールルールで1日3回起動しています。エージェントがGmailのスター付きメールを取得して、Claudeが中身を読み、本当に対応が必要そうなものだけを自然言語でSlackに通知してくれます。

サーバーレスなので維持費もほぼゼロ

AgentCoreランタイムはリクエストが来たときだけ起動するサーバーレス構成なので、1日3回の起動程度ならほぼ無料で運用できています。

この仕組みのインフラ(CDK)もエージェントのコード(Python / Strands Agents)も、全部Claude Codeに自然言語で指示するだけで構築しました。
普段からClaude Codeと一緒にいろんなAIエージェントを開発しているので、そのスキルやナレッジがClaudeのSkillsに蓄積されていて、こういった自分用のちょっとしたシステムも爆速で作れます。

To Doリストのちまちま編集、人間がやらないでOK

普段のToDo管理にも、Claude Codeを活用しています。Todoistというタスク管理アプリのMCPサーバーをClaude Codeに持たせているので、タスクの整理や優先度付け、完了処理などをすべて自然言語で指示できます。

「今日のタスクを優先度順に並べて」「さっきの作業が終わったからタスクを完了にして」と話しかけるだけ。ただのタスク管理アプリと違うのは、Claude Codeを使っているので、そのままタスクの実行に移れる点です。タスクを確認して、「じゃあこれやって」と言えばClaude Codeが作業を始めてくれる。作業が終わったら紐づいたタスクを完了にしてくれる。管理と実行がシームレスにつながります。

スマホでサクッと登録、デスクでClaude Codeが整理

Todoistはモバイルアプリもあるので、移動中に思いついたタスクをサクッとスマホからインボックスに放り込んでおけます。デスクに戻ったら「インボックスを整理して」とClaude Codeに頼むだけ。適切なプロジェクトへの振り分け、優先度の設定、期限の割り当てなどを自動でやってくれます。

Gmailチェックと組み合わせて対応漏れをゼロに

先ほど紹介したGmailの自動監視と組み合わせると、さらに強力です。対応が漏れているスター付きメールがあれば、Todoistにタスクとして自動登録させることができます。

ちょっとした作業、たとえば事務的なメールの返信であれば、そのままClaude Codeに返信文案を作成させて、人間が軽くダブルチェックした後にGmail MCPで返信まで完結させることも可能です。「メール確認 → タスク登録 → 作業実行 → 完了」という一連の流れが、複数のMCPサーバーの組み合わせで実現できます。

質の高いプレゼン資料をClaudeと爆速で作る

最近PowerPointをほとんど開かなくなりました。Marpという「MarkdownをPDF/PPTXスライドに変換する」ツールをClaude Codeと組み合わせると、プレゼン資料が爆速で作れます。

ワークフロー

会議の文字起こし or 音声入力メモ
  ↓ Claude Code が構造化
Marp形式のMarkdownスライド
  ↓ marp --pdf / --pptx
PDF/PPTX出力
  ↓ Google Driveに自動アップロード、共有設定
社内・顧客に共有

統一テーマで複数案件を管理

会社のスライドは統一テーマを使っています。Claude Code に「このテーマで作って」と言うだけで、デザイン統一された資料が出てきます。

---
marp: true
theme: custom-theme
paginate: true
---

# タイトルスライド

---

## 本日のアジェンダ

1. 現状分析
2. 提案内容
3. ロードマップ

Markdownなので、コンテンツの中身に集中できるのが最大のメリットです。デザインはテーマが担保してくれる。

先日のデブサミの登壇スライドもこの方式で作りました。Claude Codeと仕様を壁打ちしながら、品質に一切妥協せずに仕上げています。

ぶっちゃけ、手動品質のスライドをAIで作る環境を構築するために、初回はむしろ手作業よりも多くの時間がかかりました。ただ、一度AIと作業する下地を整えたことで「半年後にまとめてアップデートをかける」「別案件用にカスタマイズしてサマリー版を作る」「このスライドをベースにブログを書く」といった取り回し作業が爆速化するメリットがあります。

これまでスライドを作らなかった仕事にもスライドを

実はこのワークフローの真価は、従来のプレゼン資料作成だけにとどまりません。

たとえば会議の録音文字起こしをClaude Codeに雑に投げるだけで、議事録をきれいにまとめてくれるのはもちろん、そのままMarpで社内共有用のスライドに変換してくれます。これまで議事録をテキストで社内に展開していた場面でも、スライド形式になっているとみんなパッと中身を読んでくれます。文字だけのテキストより圧倒的に伝わりやすい。

以前はわざわざPowerPointでスライドを作るほどではなかった仕事でも、Claude Code + Marpなら手間がほぼゼロなので、気軽にスライド化できます。「スライドの見やすさ」というメリットを、あらゆる社内共有に適用できるようになりました。

コンサルティング業務の質を上げる

顧客へのAI導入コンサルティング業務も、Claude Codeで効率化しています。

会議の文字起こしを構造化

定例会の文字起こしをアップするだけで、内容を自動分析するスキルを作りました。取得した文字起こしをClaude Codeに投げると、顧客の課題を自動分類・スコアリングしてくれます。

  • 優先度分析 → 複数のPoC候補をスコア付きで整理
  • 現状分析 → 組織のAI成熟度診断
  • 戦略ロードマップ → フェーズ別実装計画

これが会議の直後に出来上がります。私が自分で分析作業を始める際に、こういった土台となる叩きがあるだけで着手がものすごく楽になります。以前は1週間かかっていた提案準備が劇的に短縮されました。

業務フロー分析

ある案件では、顧客が毎年数百件の見積もりをExcelで作成する業務のAI化を検討しています。Claude Code に業務フローをヒアリング結果から構造化させたら「このステップが最もボトルネックです」と可視化してくれました。

「全体最適化」を目指すとセキュリティ制約で頓挫しがち。「最もつらい部分から段階的にPoC」が現実的なアプローチです。

細かい雑務はモノレポでまとめて管理する

開発プロジェクトと違って、日常業務の雑務は1つ1つの粒度が小さいです。経費精算、稼働報告、通勤カウント、講演案件管理…それぞれにリポジトリを作るほどではありません。

そこで私は、こういった雑務をまとめて1つのリポジトリで管理しています。いわばモノレポです。

work-repo/
├── tasks/
│   ├── 2026-02-稼働報告/         # 単発作業
│   │   └── README.md             # 手順・ハマりポイント
│   └── 毎月-経費精算/            # 繰り返し作業
│       ├── README.md             # 恒久的な手順書
│       └── 2026-02.md            # 当月のメモ
├── snippets/                     # 再利用スクリプト集
└── docs/                         # 調査メモ

Claude Codeはリポジトリ単位でコンテキストを持つので、このモノレポを開けば過去の雑務すべてのナレッジにアクセスできます。「先月の経費精算どうやったっけ?」「稼働報告のフォーマット変わったんだけど」といった質問にも、リポジトリ内のドキュメントを参照してすぐ答えてくれます。

ルールはシンプルです。

  • 新しい作業をしたら → READMEを作る
  • ハマったら → READMEの「注意点」に即追記
  • 来月も同じ作業をするなら → 恒久ディレクトリに昇格

案件ナレッジをチームに展開する

ここまでは個人の業務効率化の話でしたが、チームで案件に取り組むときにも同じ考え方が使えます。

たとえば、とある顧客案件を社内の同僚と一緒に進めているとします。案件が進むにつれて、過去の議事録の文字起こし、この顧客特有の考慮点、頻繁に行う定常作業といったナレッジが溜まっていきます。これらをClaude Codeのスキルやドキュメントとして案件リポジトリに整備しておくと、チーム内の引き継ぎが劇的に楽になります。

新しいメンバーが案件に参加するとき、細かい引き継ぎミーティングは不要です。「このリポジトリをクローンして、Claude Codeに聞いて」と伝えるだけ。過去の経緯、顧客の要望、作業手順のすべてがリポジトリに入っているので、Claude Codeが文脈を理解した上で質問に答えてくれます。

社内のGitHub Enterpriseでリポジトリを共有すれば、ナレッジの属人化を防ぎつつ、引き継ぎコストをほぼゼロにできます。

プライベートの家計管理もExcelを卒業

業務だけでなく、プライベートの家計管理やライフプランのメンテナンスもClaude Codeでやっています。

もともとExcelに毎月の収支を手入力して、1年後の想定収支や老後の資産推移を管理していました。週末にちまちまセルを更新する作業です。これをClaude Codeに移行しました。

元データはマネーフォワード MEからCSVをダウンロードするだけ。Claude Codeに渡すと、収支の分析、カテゴリ別の集計、前月比較などを自動でやってくれます。Excelへの手入力が完全に不要になりました。

しかもExcelやスプレッドシートと違って、Claude Codeは自然言語で質問すれば、その質問に応じた形で都度最適なフォーマットで情報を表示してくれます。「今月の食費は先月と比べてどう?」と聞けば比較表を出してくれるし、「老後資金のシミュレーションを前提条件を変えてやり直して」と頼めば動的に再計算してくれる。固定フォーマットのスプレッドシートよりもずっとわかりやすいです。

Excelのような中間ツールを挟まず、生データとAIを直接つなぐ。このパターンは家計管理に限らず、いろんな場面で応用が利きます。

Claude Codeでの成功体験がAIエージェント構築のネタになる

私は普段、AIエージェントを構築することを自分のメインミッションにしています。ただ、AIエージェント開発で一番難しいのは技術的な実装ではなく、「どんなユースケースならAIエージェントがハマるのか」を見つけ出すことです。要はユースケースの発掘が難しい。

この記事で紹介してきたように、私はClaude Codeであらゆる日常業務を爆速化しています。ここで気づいたのは、Claude Codeでうまくいった作業こそ、Webアプリ化してAIエージェントとして提供する価値がある、ということです。

Claude Codeはターミナル上で動くので、普段IDEを使わない非エンジニアの方にはハードルが高い。でも、Claude Codeで「これは確実にAIで効率化できる」と実証済みの作業をWebアプリにすれば、エンジニア以外の人にも同じメリットを届けられます。

まさにこの発想で作ったのが、人気を博している「パワポ作るマン」というアプリケーションです。この記事で紹介したMarpスライド作成のワークフローを、誰でもブラウザから使えるWebアプリにしたものです。

今後も、Claude Codeで日々の業務を爆速化しながら、その中からAIエージェントの開発ネタを探していく。このサイクルを回していこうと思っています。

おわりに

これらは、普段私がやっている「AI駆動業務」のごく一部です。
他にもさまざまな仕事をClaudeと一緒に爆速化していますが、業務内容はじめ、様々な理由から開発以上にナレッジをすんなり公開しづらいのがこの分野です。。

この記事自体も、私が週末熱でうなされている間に、普段一緒に仕事しているClaude Codeが作業環境を参照しながらベースを執筆してくれました。

記事執筆のrulesには「コンテンツ執筆はあくまで、みのるんが自らの意思をこめて行うので、あなたClaude Codeは与えられた情報やコンテキストを読みやすく整理・整形することに徹するように」という指示を与えているので、著者の私が思ってもいない内容を "生成" されることはありません。

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