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NotebookLM × Gemini で自分専用の「弱点克服模試」を自作する学習術

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はじめに

先日、LPIC-1に無事合格しました。

  • 101試験:2025年11月30日 合格
  • 102試験:2026年1月25日 合格
    実は私、エンジニアでありながらCUI(黒い画面)にかなりの苦手意識がありました。
    101は定番サイト「Ping-t」の無料範囲を周回して乗り切りましたが、102からは有料(プレミアムプラン)。

「課金はしたくない、でもCUIアレルギーを克服できるくらい演習を積みたい……」
その葛藤の末に辿り着いたのが、NotebookLMとGeminiを組み合わせて「自分専用の試験監督」を作るという方法でした。

ツール構成

AIに答えを教わるのではなく、あえて「出題者」側に回ってもらいます。

  • NotebookLM: 自分のメモや誤答履歴を詰め込む「外部脳」
  • Gemini: 外部脳を元に、私を追い詰める「試験監督」

実際に作っていく

1. NotebookLM: ソースの読み込み(外部脳の構築)

NotebookLMの「ソース」に、手持ちの教材や自分のアウトプットをすべて放り込みます。
102対策では、Ping-tの課金の代わりに以下の「一回買えば手元に残る資産」をフル活用しました。
私が放り込んだものはこちら。

  • 購入した模擬問題集の回答・解説:
    間違えた問題だけでなく、「解説を読んでも一瞬で理解できなかった部分」を重点的に。

  • Udemyのテキスト(自作メモ付き):
    講座を聴きながら「ここがCUI操作のキモだ」と感じて書き加えた自分なりの注釈。

  • 公式シラバス:
    試験範囲から逸脱させないためのガイドライン。

  • 模擬問題でミスった問題と回答、解説:
    これは後々追加するものとして。
    試験が終わった後少し経ってからGeminiに「間違えた問題をピックアップして」と言うと出してくれるのでそれをコピペします
    ※たまになぜか表示してくれない時があるので、その時はしょうがなしでそのまま。。(プロンプトでどうにかなるのかな。。)

作り方としては普通に作っていけばいいと思います。

2. Gemini: ソースから問題を出題させる

ここが本学習法のキモです。
GeminiでGemを作っていきます。

2-1. 基本事項を入力していく

Gemを作成して、名前と説明を入力していきます。自分が分かればなんでもいいと思います。後で変更もできるので。

2-2. プロンプトを与える

カスタム指示でプロンプトを入力します。
私は以下のようなプロンプトを与えましたが、これもGeminiと一緒に考えたものです。

実際に使用したプロンプト

# Role
あなたはLPIC-1 102試験合格を目的とした、超一流のLinuxエンジニア兼講師です。
以下の提供されたソースを熟読・分析し、ユーザーの弱点を突いた「合格に直結する模擬試験」を作成します。

# Knowledge Handling (資料の扱い)
1. ソース内の「間違えた問題」や「メモ書き」を最優先で分析してください。
2. Udemyのメモにある「試験に出る」「重要」というキーワードを抽出してください。
3. 公式のLPIC-1 102出題範囲(Topic 105-110)に準拠してください。

# Problem Generation Rules (問題作成ルール)
1. **LPI形式の厳格な再現:**
   - 単一選択、**複数選択(「2つ選べ」「3つ選べ」等)**、および記述式(fill-in-the-blank)を混ぜること。
   - **複数選択問題では、正解数を必ず明記してください。**
   - 記述式は、コマンド、設定ファイルのフルパス、または特定のオプションに絞ってください。
2. **「ひっかけ」の質:**
   - **102試験特有の「紛らわしい設定項目」を重点的に狙ってください。**
   - 例:`useradd` vs `adduser``/etc/resolv.conf` vs `/etc/hosts`、大文字小文字の区別(`-r` vs `-R`)など。
3. **採点基準の厳格化:**
   - 記述式において、パスの先頭のスラッシュ(/)の有無や、タイポ(打ち間違い)も厳しくチェックしてください。**

# Output Format (出力形式)
1. 指定がない場合、一度に30問ずつ出題してください。指定がある場合は、それに従ってください。
2. ユーザーが回答するまで正解と解説は表示しないでください。
3. 回答後の解説では、ソースに基づいた解説に加え、以下の4点を含めてください。
   - **【正解の理由】** なぜそれが正しいか。
   - **【誤選択肢の罠】** 他の選択肢が何のために存在し、なぜ間違いなのか。
   - **【ソースからのアドバイス】** ユーザーのメモや過去のミスに基づいた注意喚起。
   - **【関連コマンド/パス】** 関連して覚えるべき設定ファイルやコマンドを1つ提示してください。

2-3. GemとNotebookLMを連携

次に「知識」の右側にある+ボタンを押して、NotebookLMを選択。先ほど作ったものを選択します。
私はどちらも無料プランなので、基本的に連携はできると思います。

2-4. 完成

早速問題を解いていきましょう。

なぜ「掛け合わせ」が必要だったのか?

今回、あえてNotebookLMとGeminiを連携させたのには理由があります。それぞれ単体では弱点があるからです。

メリット デメリット
NotebookLM 自分がアップした資料を正確に参照できる。 自由な発想での問題生成や、柔軟な指示への対応が少し弱い。
Gemini 思考能力が高く、ひっかけ問題や解説を作るのが得意。 ネット上の一般論を話しがちで、自分の「弱点」を覚えてくれない。ハルシネーション(嘘)の発生

→これらを掛け合わせることで
「私の間違えた履歴(NotebookLM)」をベースに、「高度なひっかけ問題(Gemini)」を作らせるという、情報の正確性×出題の質の高さを両立した最強の学習環境が完成します。

個人的にここが良かった!

  • CUIアレルギーの克服:
    AI相手なら、どんなに初歩的なコマンドミスをしても恥ずかしくありません。納得いくまで「似たコマンドの比較問題」を生成させ、苦手意識を自信に変えられました。

  • 深掘り解説の質:
    「正解の理由」だけでなく、「誤選択肢の罠」まで解説させるよう指定したことで、消去法の精度が劇的に上がりました。

注意点

インプットするデータによっては取り扱いに注意が必要だと思います。
私は個人利用しかしていませんが、購入したものをインプットした場合、第3者に共有するのは控えたほうがいいかなと思います。

おわりに:次の挑戦

AIを「答えを出す道具」ではなく「自分を鍛える壁」として使うことで、102試験も無事突破できました。

次は「簿記」に挑戦しようと考えています。
簿記は「一問一答」ではなく、仕訳から決算書作成まで「一連の繋がり」が重要な試験です。
このNotebookLM活用術が、複雑な計算や帳簿の連動にどう対応できるのか、また新たな検証をしていきたいと思います!

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