やりたいこと
- Mac Mini + Parallels環境のVMにWindows Server 2025 ARM版をインストールしたい。
- Entra Private Accessゲートウェイとして利用できるか確認したい。
結果
- 問題なく動作しました。
- Entra Private Accessコネクタも動きました。
- Insider PreviewなのでISOの作成に少し手間がかかりました。
Arm版のダウンロード
- UUP DumpというツールでISOを作成するようです。
- こちらのページからDLできました。
https://uupdump.net/selectedition.php?id=cb985455-1f1d-43fd-9208-3bd74477d90e&pack=en-us
- 時間がかかりそうだったので更新を含める部分のチェックを外しました。
ISOの作成(UUPDump)
- 作成するPC上でコマンドプロンプトを管理者実行するようなのです。
- なんか気持ち悪いので、すぐ戻せるようにスナップショットを取りました。
- Parallelsのスナップショットは、説明部分は日本語入力できないようです。
ダウンロードとコンパイル
- ダウンロードからISO作成まで30分くらいかかりました。
- UUPをISOに変換するコマンドを実行することでISOが作成されました。
- そのうち直接DLできるようになれば便利ですね。
Parallelsで仮想マシン作成
- 先ほどのISOを選択して作成します。
- HDDはデフォルトだとMac MiniのHDD領域全体を指定してしまい肥大するので32GBにしておきます。
- 左下にちょっと見えているのがコントロールセンターで、Hyper-Vマネージャ相当の機能となります。
- ちなみに普通のx64 ISOで作ろうとすると、以下のようなエラーとなります。
インストール完了
- インストーラーが起動したので、進めていきます。
- あとで気づいたのですがVM名が2022になってました。正しくは2025です。
- システム分析データの送信種別は選べるようになったのですね。
- Parallels Toolsをインストールします。
- Win11と同様の感覚で普通にARM版Windows Serverがインストールが完了しました。
Entra Private Accessコネクタのインストール
- こちらも問題なくインストールできました。
- 右上に「プライベートネットワークコネクタのオンオフ」みたいなボタンがありました。
- 以前からありましたっけ?
- 気軽にVPNのオンオフみたいな感じができるようでユーザーフレンドリーでした。
- コネクタサービスの説明も以前はAAP Connectorみたいな名前だったと思いますが更新されてました。
- OSバージョンも当然ですがARMでした。
追記:ベンチマーク(ストレージ)
- なぜかWin11のベンチマークよりも早かったです。
- やはりParallelsはキャッシュをうまく使っているのかと。
- そのためか、複数のVMを同時使用するとメモリが不足して如実に速度が低下する傾向があります。
- Hyper-Vだと複数起動でもそんなに遅くならないのに対して、Parallelsはわかりやすい挙動という感じです。
- メモリは多いに越したことはないと思います。
プチ注意点
まとめ
- Mac MiniをEntra Private Accessゲートウェイとして利用することは可能なようです。
- ARM版CPUではProxmoxは動きませんが、Parallelsで直接Windows Serverは動くようなので良かったです。
ポエム
- NUCやミニPCだとACアダプタがデカくてラックへの設置がアンバランスになりますがMac Miniならスマート。
- サーマルスロットリングも起きずらいのでサーバー向きかもしれません。
- あと知られてませんがMac Miniはカスタマイズで10GbEモデルもあります。意外ですね!
- 調達もしやすいので、クラスタにしてHCIっぽくしても良いかも。
- そういえばAWS EC2 Macインスタンスがすでにありましたね。