Trusted Advisorは「AWSの中に住んでいるお節介なコンサルタント」🕵️
Trusted Advisorは「提案するだけ」の係
Trusted Advisorは、AWSサービスの利用状況をベストプラクティスと比較し、
改善のレコメンデーションを提示してくれるサービス。
大事なのは、
自分で何かを直してくれるわけではなく、あくまで「気づかせてくれる」立場だという点。
診断はしてくれるけど、手術はしてくれない。
そのあたりの温度感を掴んでおくと理解しやすい。
チェック項目は5つのカテゴリに分かれている
コスト最適化 💰
- リザーブドインスタンスの最適化
最適な購入数を算出してくれる - 稼働率の低いEC2インスタンスの検出
直近14日でCPU使用率10%以下・ネットワークI/O 5MB以下のインスタンスを検出
「なんとなく立てっぱなしのインスタンス」を、
ちゃんと数字で名指ししてくれるのがありがたい。
パフォーマンス ⚡
- 高使用率のEC2インスタンスの検出
直近14日で90%以上のインスタンスを検出
コストとは逆に、
今度は「頑張りすぎているインスタンス」を教えてくれる。
セキュリティ 🔒
- 開かれたポートの検出
アクセス元の制限がないセキュリティグループを検出
「うっかり全世界に向けて開けっ放しのポート」を見つけてくれるのは、
地味に一番助かるチェック項目かもしれない。
耐障害性 🧱
- ELBの最適化
インスタンスがマルチAZ構成になっているか確認
一つのAZに全部寄せてしまっていないか、
第三者目線でチェックしてくれる。
サービス制限(サービスクォータ)📏
- サービスごとの使用状況
各サービスで設定された上限値と使用率を照合
気づかないうちに上限ギリギリまで来ている、
という事故を未然に防いでくれるカテゴリ。
運用上の優秀性 🛠️
- RDSの削除保護の確認
DBクラスターの削除保護が有効になっているか確認
「うっかり消せてしまう状態」を放置していないか、
運用面のお節介まで焼いてくれる。
AWS Configとの比較:提案者 vs 管理者
名前も役割も混同しやすいのがAWS Config。
役割で分けると分かりやすい。
-
Trusted Advisor:提案者
- 目的:リソース最適化
- カテゴリ:5カテゴリ固定
- 監視方式:スナップショット型(手動)
-
AWS Config:管理者
- 目的:コンプライアンス
- カテゴリ:カスタム+AWS管理ルール
- 監視方式:リアルタイム(自動)
- Lambda・SNS連携も可能、従量課金
Trusted Advisorが「たまに巡回して気づいたことを教えてくれる人」なら、
Configは「常駐して変化をずっと見張っている人」という違い。
試験ポイントの整理
| シーン | 使うサービス |
|---|---|
| コスト削減 | Trusted Advisor |
| コンプライアンス監査 | Config |
| 変更記録の追跡 | Config |
| 過度な権限チェック | Trusted Advisor |
| 自動修復の実施 | Config |
| コスト最適化の見積もり | Trusted Advisor |
「お金の話とざっくりした健康診断」ならTrusted Advisor、
「証跡を残す・自動で直す」話が出てきたらConfig、
と覚えておくと迷いにくい。
まとめメモ ✍️
- Trusted Advisorはベストプラクティスとの比較・提案に特化したサービス
- チェック項目はコスト・パフォーマンス・セキュリティ・耐障害性・サービス制限・運用上の優秀性の5カテゴリ
- あくまで「提案するだけ」で、修正は自分でやる必要がある
- Configとは「提案者」か「管理者」かで役割が分かれる
- 試験では「コストの話」か「証跡・自動修復の話」かで判断すると迷いにくい
普段は気にも留めていなかったが、
勝手にAWSの中を見回って報告してくれる存在がいると分かって、ちょっと安心した回だった。