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Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(31): Reduxチュートリアル(Todoアプリの要件定義と設計)

Last updated at Posted at 2022-06-20
[前回] Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(30): Reduxチュートリアル(概念とデータフローの詳細)

はじめに

前回まで、Reduxの概念とデータフローを深掘りしました。
今回から、Reduxを用いてTodoアプリ作成に取り組みます。

今回の内容

Todoアプリの構築

  • スターター(starter)プロジェクトを設定
  • Todoアプリの要件定義
  • Todoアプリの設計
    • stateの値を設計
    • stateの構造を設計

準備

スタータープロジェクトをcloneし、設定

  • スタータープロジェクトには、以下が事前構成されている

    • Reactの設定
    • デフォルトのスタイル
    • APIリクエストを記述するためのREST API
  • VS Codeの、ファイルメニューからフォルダーを開くを選択

    • プロジェクトのフォルダーを選択(ここでは、C:\kanban\todo)
      image.png
  • Ctrl + @で、ターミナルを開き、GitHubからスタータープロジェクトをclone

C:\kanban\todo>git clone https://github.com/reduxjs/redux-fundamentals-example-app
  • redux-fundamentals-example-appフォルダーに移動し、プロジェクトに必要なツールをインストール
C:\kanban\todo>cd redux-fundamentals-example-app
C:\kanban\todo\redux-fundamentals-example-app>npm install
  • プロジェクトを起動
C:\kanban\todo\redux-fundamentals-example-app>npm start
  • ブラウザが開き、アプリ画面が表示される
    image.png

プロジェクトの初期状態

  • スタータープロジェクトは、標準のCreate-React-Appプロジェクトテンプレートに基づいている
    • いくつかの変更が加えられている

プロジェクトの構成

  • /src
    • index.js: アプリのエントリポイントで、メインの<App>コンポーネントをレンダリング
    • App.js: アプリのメインコンポーネント
    • index.css: アプリのスタイルシート
    • /api
      • client.js: AJAXリクエストのクライアントで、GETとPOSTリクエストを発行可能
      • server.js: アプリがデータ取得時にアクセスする、ダミーのREST APIエンドポイント
    • /exampleAddons: 追加のReduxアドオン(addon)

Todoアプリの要件定義

  • 要件定義は、システム開発工程において、フェーズ①に該当
    • ①要件定義→②設計→③実装→④テスト→⑤リリース/保守

Todoアプリのビジネス要件

  • Todoアイテムリストを操作
  • ユーザー入力を処理
  • データ変更時にUIを更新

Todoアプリに必要な機能

  • アプリ最終ゴールのイメージ
    image.png

※ 引用元: アプリ最終ゴールのイメージ

  • UIは、3つのセクションで構成される
    • 新しいTodoアイテムを入力する入力ボックス
    • 既存のTodoアイテムのリスト
    • フッターセクション
      • 未完了Todoの数
      • フィルタリングオプション
  • Todoアイテムに必要な機能
    • 完了状態に切り替えるためのチェックボックス
    • カテゴリ別色分けされたタグ機能
    • Todoアイテム削除機能
  • カウンターは、アクティブTodoの数を複数形にする必要あり
    • "0 items"/"1 item"/"3 items"
  • 一括操作ボタン
    • すべてのTodoを完了としてマーク
    • 完了したすべてのTodoを削除
  • タスクフィルタリングの方法
    • "All"/"Active"/"Completed"などアイテム状態に基づくフィルタリング
    • 選択しされたカラータグに基づくフィルタリング

Stateの値を設計

  • ReactとReduxのコア原則
    • UIは、stateに基づきレンダリングされる
  • アプリ設計のアプローチ
    • 最初に、アプリ機能に必要なすべてのstateを考える
    • UIは、できるだけ少ないstateを使用し表現
      • 追跡/更新が必要なデータを少なくするため
  • Todoアプリで考慮すべき2種類の状態
    • Todoアイテムのリスト
      • アプリの状態を表す
      • アプリの動作に必要なコアデータ
    • フィルタリングオプション
      • UIの状態を表す
      • アプリの今現在の実行状態を表す
  • Todoアイテムごとに保存すべき情報
    • ユーザーが入力したテキスト
    • 完了したか否かを示すフラグ
    • 一意のID値
    • カラーカテゴリ(指定された場合)
  • フィルタリングの種類を表す列挙値
    • 完了ステータス: "All", "Active", "Completed"
    • 色: "Red", "Yellow", "Green", "Blue", "Orange", "Purple"

Stateの構造を設計

  • stateは、プレーンなJavaScriptオブジェクトと配列に保持
    • stateに、以下のようなプレーンでないJSデータを使用できない
      • クラスを持たないインスタンス
      • 組み込みJSタイプ(Map/Set Promise/Dateなど)
      • 関数
  • ルートのRedux stateは、通常プレーンなJSオブジェクト
    • その中に他のデータがネストされる
  • Todoアプリで、stateに必要な値
    • Todoアイテムオブジェクトの配列
      • 各アイテムのフィールド
        • id: 一意の番号
        • text: ユーザーが入力したテキスト
        • completed: 完了したか否かを表すフラグ
        • color: カラーカテゴリ(オプショナル)
    • フィルタリングオプション
      • 完了状態に基づくフィルタリング
      • 選択されたカラーカテゴリの配列によるフィルタリング
  • Todoアプリで、stateの例
const todoAppState = {
  todos: [
    { id: 0, text: 'Learn React', completed: true },
    { id: 1, text: 'Learn Redux', completed: false, color: 'purple' },
    { id: 2, text: 'Build something fun!', completed: false, color: 'blue' }
  ],
  filters: {
    status: 'Active',
    colors: ['red', 'blue']
  }
}
  • ※注意: Reduxの外にstateを持っても問題ない
    • 以下のようなstateは、Reduxに保持する必要なし
      • このドロップダウンメニューは開いていますか?
      • フォーム入力の現在値

おわりに

Reduxを用いて、Todoアプリの要件定義と設計を行いました。
次回も続きます。お楽しみに。

[次回] Django+Reactで学ぶプログラミング基礎(32): Reduxチュートリアル(Todoアプリの設計と実装)
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