前回の記事

→BigQueryサンドボックスでSQLの勉強を始める
前回は以下の点について調べたことをまとめました。

そもそもBigQueryって何？？

BigQueryは個人が勉強用に使えるものなのか

買った参考書を活かせる（そのまま実装できる）のか

目的

参考書（SQL 第2版ゼロからはじめるデータベース操作）の5-1のコードでは動かなかったので備忘録として、
PostgreSQL vs BigQuery で CREATE VIEW の違いについてまとめます。

BigQueryでのCREATE VIEW

既存のテーブル「Shohin」からフィールド「shohin_bunrui」別にレコード数を集計して、
新たにフィールド「shohin_bunrui, cnt_shohin」を持つビュー「ShohinSum」を作成するという問題です。

コード比較

最終的に動いたコードを載せておきます。

参考書5-1

CREATE VIEW ShohinSum (shohin_bunrui, cnt_shohin)
AS
SELECT shohin_bunrui, COUNT(*)
FROM Shohin
GROUP BY shohin_bunrui;

BigQuery

CREATE VIEW `training-262712.shop.ShohinSum`
AS
SELECT shohin_bunrui, COUNT(*) as cnt_shohin
FROM `training-262712.shop.Shohin`
GROUP BY shohin_bunrui;

何を変えたのか

参考書（PostgreSQL）ではビュー名の直後でフィールド名を指定します。

参考書5-1

CREATE VIEW ShohinSum (shohin_bunrui, cnt_shohin)

BigQueryで同様にフィールド名を指定するとエラーになりました。

BigQueryではエラーが出る

CREATE VIEW `training-262712.shop.ShohinSum` (shohin_bunrui, cnt_shohin)
AS
SELECT shohin_bunrui, COUNT(*)
FROM `training-262712.shop.Shohin`
GROUP BY shohin_bunrui;

>>> Syntax error: Expected keyword AS but got "(" at [1:46]

フィールド名をSELECT文の中に書くことで解決しました。

BigQuery修正後

CREATE VIEW `training-262712.shop.ShohinSum`
AS
SELECT shohin_bunrui, COUNT(*) as cnt_shohin

view_option_list（今後調べる予定）

調べる中で、BigQueryでは CREATE VIEW にオプションが付けられることが分かったので、次の記事でまとめたいと思います。

構文

{CREATE VIEW | CREATE VIEW IF NOT EXISTS | CREATE OR REPLACE VIEW}
view_name
[OPTIONS(view_option_list)]
AS query_expression

~中略~
view_option_listを使用すると、ラベルや有効期限などのビュー作成オプションを追加で指定できます。

参考にしたページなど

データ定義言語ステートメントの使用（公式）
How do I create a BigQuery View（stackoverflow）

BigQueryサンドボックスでSQLの勉強を始める~CREATE VIEW~