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aws-portal廃止に伴い請求関連の権限を整理しました

Last updated at Posted at 2023-08-23

AWSからリマインドメールが来ました。
サービスプレフィックスaws-portalを廃止して新しく細分化するので、2023年12月までにポリシーのIAMアクションを修正して下さい、とのこと。

現状のIAMポリシーは次の通りです。

現状
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
                "aws-portal:*Billing",
                "aws-portal:*Usage",
                "aws-portal:*PaymentMethods"
            ],
            "Resource": "*"
        },
        {
            "Effect": "Deny",
            "Action": "aws-portal:*Account",
            "Resource": "*"
        }
    ]
}

これは経理部門向けに僕が作ったポリシーでした。
このポリシーに紐づくIAMアカウントでAWSコンソールにログインすると、請求(支払い)に関する殆どの操作を実行できます。逆に言うと、それ以外のことは権限を与えていないので出来ません。

定義を修正したので、以下に手順を残します。

修正手順

▼ IAMダッシュボードで「影響を受けるポリシーを表示」をクリックします。
image.png
▼ 新しいアクションを有効にします。
image.png
▼ YES をクリックします。
image.png
新しいアクションが有効になりました。
いつでも、この画面から古いアクションに戻せます。
image.png
ちなみに、この状態で、経理のアカウントで請求画面に行くと「アクセス拒否」となります。
古いアクションが無効になっているからです。
image.png
古いアクションaws-portalを、新しいアクションaccountbillingpaymentsfreetierinvoicingtaxconsolidatedbillingに置き換えます。

新しいアクションでは、きめ細かい制御が可能です。

経理部門の実際の運用に照らし合わせると、

  • 請求書
  • 支払い
  • 請求設定
  • お支払いの詳細設定

のみにアクセスできれば良いので、この機会に権限を整理します。
image.png

修正後のIAMポリシーは次の通りになりました。

修正後
{
    "Version": "2012-10-17",
    "Statement": [
        {
            "Effect": "Allow",
            "Action": [
				"account:GetAccountInformation",
				"account:GetContactInformation",
                "billing:*",
                "cur:*",
                "invoicing:*",
                "payments:*",
                "purchase-orders:*",
                "consolidatedbilling:*",
                "tax:List*",
                "freetier:Get*"
            ],
            "Resource": "*"
        }
    ]
}

明示的なDeny(拒否)はありませんが、暗黙のDenyが適用されるので問題ありません。

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