環境

ツール	バージョン
Bot Framework Composer ※	1.0.1
Azure CLI	2.7.0
.NET Core	3.1

※ Web版とデスクトップ版の両方で試しました。

Azureでプロビジョニング

Bot Framework Composer には、Azureでプロビジョニングするためのスクリプトが含まれており、その使い方は https://docs.microsoft.com/en-us/composer/how-to-publish-bot に記載がある。BOTプロジェクトのフォルダにあるREADMEファイルを見ろとも書いてあるので、先ずは従いましょう。

プロビジョニングのスクリプトを実行

cd C:\Users\UserName\Documents\Composer\BotName\scripts
npm install
node provisionComposer.js --subscriptionId=<AzureサブスクリプションID> --name=<リソースグループ名> --appPassword=<アプリのパスワード> --environment=<環境名>

項目	値
AzureサブスクリプションID	AzureリソースにあるサブスクリプションIDを確認
リソースグループ名	任意の名前で
アプリのパスワード	英数字と特殊文字を含む16文字以上
環境名	省略するとdevを仮定。リソースグループ名のサフィックスになる

実行例

node provisionComposer.js --subscriptionId=xxxxxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx --name=CHATBOT --appPassword=yyyyyyyyyyyyyyyy --environment=DEV
Login to Azure:
To sign in, use a web browser to open the page https://microsoft.com/devicelogin and enter the code ZZZZZZZZZ to authenticate.

続いて、表示された9桁のコードを https://microsoft.com/devicelogin に入力して認証を完了します。

実行結果

> Using Tenant ID: aaaaaaaa-aaaa-aaaa-aaaa-aaaaaaaaaaaa
> Creating App Registration ...
User was not found.
** Provision failed **

ところが、ユーザが見つからないと言われて失敗します。
調べてみると、気になる投稿をいくつか見つけました。

記事中に出てくる Live ID とか Hotmail ID は個人アカウントで、今の Microsoftアカウントのことです。
そして、今回使ったのも Microsoftアカウントでした。
言及されているテナント情報ですが、MicrosoftアカウントはMicrosoftが管理し、Azure ADアカウント（組織アカウント）は組織が管理するという違いがあります。

そこで試しに、会社が契約するAzure ADアカウントのサブスクリプションIDを指定したところ、あっさり上手くいきました！

テナントに問題があったのか理由は定かではありませんが、今回はAzure ADアカウントで開発を続けることにします。