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RSS Hackathon 2024 に参加した話

Last updated at Posted at 2024-06-26

初めに

ハッカソンイベントに行ってきたので覚書として記事を書いてます

今回参加してきたのはレイスシステムソリューションズ株式会社様が主催する「RSS Hackathon2024」です
https://race-ss.co.jp/hackathon

最初は賞金総額75万円のインパクトにつられて書類選考ありとのことだったので通ればいいな~くらいの軽い気持ちで応募したのですがめちゃくちゃ楽しかったです.

イベントの概要

イベントは金,土,日の3日間で1日目がアイデアソン,2日目から3日目の午前までが開発で,三日目の午後に発表というかなり忙しいスケジュールでした.
参加チーム数はオフライン参加4チーム,オンライン参加2チームの計6チームの参加でした.
参加形式はチーム,個人から選ぶことができ,個人でエントリーした場合でも運営側にチームアップを行ってもらうこともできます.

ハッカソンのテーマ

今回のハッカソンのテーマは「"あたりまえ"の,その先へ」ということで運営が用意した4種類のあたりまえ,あるいは自身が考えたあたりまえを解決するというものでした

うちのチームでは「適材適所は難しくて"あたりまえ"」と「悩みを解決するのは難しくて"あたりまえ"」という二つの問題に取り組みました

作成したプロダクト

最終プレゼンの内容はこちらで閲覧できます
今回うちのチームが作成したのは利活用可能な社内SNSサービス「SeeReal.」です

Slackのtimesチャンネルなど,自由につぶやける社内SNSを運用している会社は少なくないと思いますが,そこに投稿される情報が利活用されていないことに着目しました.

SeeReal.は大きく3つの機能からなります

  1. 投稿しないと見られない & 翌日になると見られないタイムライン
  2. 投稿によるスキルシートの自動更新
  3. 投稿による悩みの迅速な解決

順番に解説していきます

投稿しないと見られない & 翌日になると見られないタイムライン

社内SNSを運用するにあたって障壁となるのは,利用者が投稿するモチベーションです.せっかくシステムとして導入されても誰も利用しなくなってしまっては意味がありません.
そこで「SeeReal.」では既存サービスであるBeReal.と似た仕組みを採用しています.
その日に一回でも投稿を行っていないと他の人の投稿を見ることが出来ません.これにより他の人の投稿を見るために更新したいという意欲が生まれます.また,見られる投稿をその日に投稿されたものに限定し,過去の投稿を見られなくすることで今日この瞬間に更新することに意味が生まれます.

投稿によるスキルシートの自動更新

社内SNSとして運用することを想定しているため,投稿内容には現在取り組んでいる作業などを投稿することになります.このような投稿には往々にしてその人物のスキルを反映する内容が含まれています.
 例を挙げると「Reactのステート管理について勉強中」といった投稿からは,この人が現在Reactについて学習に取り組んでいるという情報が汲み取れます.このような情報を元にスキルシートを更新することが出来れば常に社員の最新のスキルセットを自動で更新することができます.

投稿による悩みの迅速な解決

現在のタスクで息づまっており,誰かに助けを求めたいが誰に聞いていいか分からない.そのような際に,悩みを含んだ内容を投稿することによって該当の技術に対して知識を持ったユーザーを自動的にメンションします.
多くの人が見られる場所に置くことで一人でも知っている人がいれば迅速な解決が出来る & スキルを見て適切な人にのみメンションを行うことでメンションの乱立を防ぐことを実現しています.

以上を踏まえたシステムの全体の流れは以下の図のようになっています.
RSS_Hackathon-08.png

使用した技術スタックは以下の通りです.
RSS_Hackathon-10.png

投稿された内容GPT-4oに入力してスキルシートの更新と悩みの抽出を行っています.
各社員のスキル内容はMongoDBによって管理することでRDBよりも柔軟に社員のスキルを表現できるようにしています.

RSSハッカソンのここがよかった

  1. 賞金の大きさ
    やはり最優秀賞50万円,優秀賞20万円という額は学生にとって魅力的です.
    ここまで賞金が大きいハッカソンイベントもなかなか他に類を見ないのではないでしょうか.

  2. フィードバックの鋭さ
    審査員としてRSSの社長クラスの方々が講評してくれます.
    学生相手にも忖度なく鋭い意見をぶつけてくれるので非常に参考になります.

  3. 参加者のレベルの高さ
    ハッカソンイベントにしては珍しく,参加にあたって書類審査があります.
    そのため全体のレベルが非常に高く,個人でエントリーして集められたチームにも関わらず問題なく開発を進めることが出来ました.
    一緒に参加する人がいないけどチーム開発をやってみたいという人にはとても良い機会になるのではないでしょうか.

最後に

はじめましてから始まって3日間一緒に走り切ってくれた焼きSwiftの皆さん,ありがとうございました.RSS初めてのハッカソンイベントとのことで来年以降も開催されるかは分かりませんが,非常に魅力的なイベントだと思います.もし来年の開催があれば腕に自信のある人はぜひ参加してみてはいかがでしょうか.

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