この記事の目的
スマホゲーム IngressのBIOカードを 8th Wallを利用して、仮想的に動かしてみます。
BIOカードを持っている、非技術者向けの説明です。
BIOカードとは
いきなり技術の話ではありませんが、BIOカードとは Niantic社が運営する位置情報ゲームIngressにおいて、エージェント(プレーヤー)が名刺代わりに作成するカードのことです。ゲーム自体はスマートフォンの中で展開しますが、ユーザー間のコミュニケーションが重要な要素となっており、ご挨拶がわりにカードをお渡しするというシーンをよく目にします。
BIOカードのフォーマットは次の通りです。
- 縦89mm×幅63mm
- 図面に決まりはないが、一応ゲーム公式の枠デザインがある(何世代かパターンがある)
- 公式はキャラクターの絵が描かれているものが多い
というわけで、自分の好きな柄で作成すればいいのですが、
例としてNianticのゲームディレクターのブライアン・ローズ氏のカードを挙げます。
カードを動かすために
今回はプレーヤー(またはキャラクター)の自画像が印刷されたデザインのBIOカードを、スマホのカメラで撮影すると、動きだすように見えるアプリを作成します。
カメラと画像認識の仕組みに8th Wall を利用します。
次の手順は下記です。
- BIOカードの画像を用意する
- BIOカードが動く動画を作成する
- BIOカードの画像、動画を8th Wall にアップロードする
8th Wall とは
8th WallはNiantic社が提供する、開発者向けのサービスです。
Webブラウザ上で動作するWebARを作成、共同作業、公開することができます。
アカウント作成から2週間の無償利用期間がありますので、その間にお試し利用が可能です。
※ただし、登録にクレジットが必要で、解約しないとそのまま継続利用になってしまう点に注意
本格的に利用する場合、個人向けプランでは月払い、年払いの2パターン選択できます。
- 月払い $12
- 年払い $108
(月あたり$9)
詳細は価格とプランのページをご参照ください。
それでは、実際に作成をしてみましょう。
(次の記事へ続く)