npm-scriptsの練習としてsassをコンパイルして圧縮するものを作ってみたメモです。
npm初心者です。iMacユーザー。間違えてたらごめんなさい。

npm-scripts って？ -> npmのタスク管理機能。タスクランナー。
公式：https://docs.npmjs.com/misc/scripts

※前準備

npmとNode.jsのインストール。
該当ディレクトリに移動しておく。（ここではwordpressのテーマファイル内を想定して書いてます）

Node.jsって？ -> サーバーサイドのJavaScript
公式：https://nodejs.org/ja/
npm って？ -> Node.jsのパッケージマネージャー
公式：https://www.npmjs.com

1. package.jsonを作る

npm init
で対話形式でpackage.jsonの項目を入力…するのが正式？だけど面倒なのでコピペで済ましちゃってもいい。

{
  "name": "myTest",
  "version": "0.0.1",
  "description": "sass compile and minify"
}

必要項目とかよく分かって無いけれどこんな感じ。（パッケージ入れたらWARNでrepositoryとlicenseが無いって怒られたから、それも書いたほうが良いらしい。逆を言えば無くても動きます。）

2. 必要なパッケージをインストール

グーグル先生に聞くとnode-sassがオススメらしいのでインストール。

2021/02/27追記: node-sassはもう非推奨なので、sass（ https://www.npmjs.com/package/sass ）に切り替えましょうー！

~~npm install --save node-sass~~ -> npm install --save sass

sassについては node-sass（LibSass）からsass（DartSass）への移行 - Photosynthesic blog などを参照してください。

--saveと書くと、package.jsonにdependenciesとして以下のように追加される。こうしておくと後で便利。

"dependencies": {
  "node-sass": "^4.5.2"
}

3. scriptを書く

package.jsonのscriptsのところに、"スクリプト名": "コマンド"て感じで、やりたいことを書いていく。スクリプト名って書いちゃったけれど「shell scriptのエイリアス」って言うのが正しいのかな。

sassをコンパイルする

node-sassの書き方は
node-sass [options] <input> [output]　または　cat <input> | node-sass > output だけどcat良くわかんないのでスルー。

ここではscssディレクトリ以下にsassのファイル、一個上のディレクトリにcssファイルがある想定で

"scripts": {
    "compile-sass": "node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css"
}

とか書く。

sass(css）を圧縮する

ファイルの圧縮もnode-sassで出来る。末尾に--output-style compressed

"build": "node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css --output-style compressed"

ファイルをwatchする

いちいちコマンド叩くのも面倒なのでwatchしてもらうためには -w でファイルでもディレクトリでもwatchしてくれる。

"node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css -w"

など。
というわけで、こんなscriptに。

 "scripts": {
    "compile-sass": "node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css",
    "build": "node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css --output-style compressed",
    "watch": "node-sass --include-path scss scss/style.scss ../style.css -w"
 }

4. npm run で動かす

書いたscriptを npm run compile-sassという感じで呼び出す。
watchを停止するのはcontrol + Cで。

5. 再利用

こんな感じで作ったpackage.jsonを次のプロジェクトのディレクトリにコピペ（node_modules以下は除く）して
npm install
すると、必要なパッケージがインストールされて使えます。

感想

何よりもプロジェクトに最適なパッケージを探すのが大変な気がするので（今回みたいなシンプルなものでもnode-sassが色々出来ることが分かって無くて別のパッケージを入れたりしました）、先達の素晴らしいpackage.jsonを探し出すのが何よりな気がします。でもgulp使ってた時はnpmって何だこの赤いのぐらいのふわっふわな認識で触ってたので、少し理解が出来てよかったかなあ。

npm-scriptsの練習メモ sassのコンパイルと圧縮をやってみる