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現在フランスにいるのでフランスのITってどうなのかなーと思い調べてみました。
※この記事はGeminiを頼りながら書いています

フレンチテックとは(La French Tech)

フレンチテックは、フランス政府主導で2013年11月に立ち上げられたスタートアップ育成・振興プロジェクトです。フランスを「革新的な起業家国家」として位置づけ、スタートアップのエコシステム全体を強化し、国際的な競争力を高めることを目的としています。赤い雄鶏のロゴがトレードマークです。

https://www.frenchtech-grandparis.com/qui-sommes-nous
「La French Tech」ブランド(ロゴを含む)を使用するには、ミッション・フレンチテック(Mission French Tech)からの明示的な許可が必須とのこと。

🚀 マクロン大統領の主な関与

「フレンチテック」プロジェクト自体は2013年(マクロン氏が大統領になる前)に始動しましたが、マクロン氏が2017年に大統領に就任して以降、この取り組みは国家戦略として格段に重要度を増し、大規模な推進力を得ました。

マクロン大統領は、「フランスをデジタル大国にする」「スタートアップ・ネーションにする」と繰り返し宣言し、フレンチテックをフランス経済再生の柱として位置づけました。

具体的な目標設定:

彼は 「2025年までにフランス発のユニコーン企業を25社創出する」 という具体的な目標を掲げ、政策の推進を加速させました。

巨額の資金投入:

ユニコーン育成策の一環として、「Tibiイニシアティブ」などの枠組みを通じて、数十億ユーロ規模の巨額の公的・私的資金がスタートアップのエコシステムに呼び込まれました。

国際的なアピール:

毎年開催される国際的な投資誘致会合「Choose France(チューズ・フランス)」などを活用し、フレンチテックの成功を世界にアピールし、外国企業や投資家からの資金流入を促進しています。

🇫🇷主要な施策(政府の取り組み)

フレンチテックの成功を支える主な施策には、以下のようなものがあります。

資金調達の強化

Tibiイニシアティブ:

機関投資家が有望なテック企業育成のために、総額70億ユーロ(2020年~2022年では60億ユーロ)もの巨額投資をコミットするよう働きかけています。これはユニコーン化を見据えたレートステージの企業への資金供給を目的としています。

BPIフランス(公的投資銀行)による融資:

フランスで登記された従業員2,000人以下の企業に対し、申請料・無利子での融資スキーム(上限200万ユーロ)などを提供し、プロジェクト支出見込み額の最大45%をカバーします。

Bourse French Tech:

創業1年未満のスタートアップを対象とした政府助成金で、予想経費の最大70%まで資金援助します。

国際展開と人材誘致

French Tech Visa:

EU圏外からの外国人起業家、従業員、投資家、およびその家族を対象とした特別なビザ制度。卒業証明書の提出が不要な場合があるなど、ビザ取得を大幅に支援しています。

海外エコシステムとの連携:

東京を含む海外34拠点に連携先を設け、国内スタートアップの海外展開支援や、海外スタートアップのフランスへの誘致を促進しています。

エコシステムの育成

Station Fの設立:

世界最大級のスタートアップキャンパスをパリに設立し、起業家コミュニティの拠点を提供しています。

ラベル認証と支援プログラム:

成長が期待されるスタートアップを「フレンチテック」として選定し、ラベル認証による視認性の向上、資金調達アドバイス、国際市場調査支援、公的機関との契約機会提供など、集中的な支援を行っています。

税制優遇

研究開発費に対する研究税額控除(CIR)など、税制面からもスタートアップを支援しています

📈 注目の事例

フレンチテックの支援を受けて成長している具体的なスタートアップの事例。

企業 名分野 概要
Exotec ロボティクス 倉庫内の商品の取り出しや仕分けを自動化する産業ロボットのユニコーン企業。正確かつ効率的な業務遂行により、大手企業の業務改善に貢献。(ユニクロも顧客)
Mistral AI 人工知能 (AI) 2023年創業。アメリカのOpenAIに対抗するヨーロッパの主要な大規模言語モデル(LLM)開発企業として、設立後わずか数ヶ月でユニコーン評価を達成し、世界的に注目されている。
Doctolib ヘルステック フランス人の3分の2が利用する、医師や医療機関のオンライン診療予約プラットフォーム。フランスにおけるユニコーン企業の一つ。
Artiris Parfum IoT エッセンシャルオイルのカプセルをセットし、香りの強度を調整して調合することで、オーダーメイドの香水をカスタマイズできる製品「COMPOZ」を販売。
Bookinou 教育 / デジタル 本のステッカーに本体を近づけるだけで、自動で音声の読み聞かせがスタートするデバイス。子どものデジタルデバイス画面への接近を避ける親のニーズに対応。
Bob (Daan.tech) 家電 / IoT 小型で軽量(10kg)な食器洗い機で、3Lの水タンクを内蔵しているため給水が不要。Wi-Fi接続機能があり、洗浄完了などの通知をスマホアプリに届ける。
Divacore オーディオテック ワイヤレスイヤホンを開発。専用ケースと合わせ最大180時間再生できるモデルなどがあり、音の遅延が少なく、安全のために外部環境音を取り込む機能も備えている。

🌎 世界的な位置付け(ランキング)

国際的なスタートアップエコシステムの評価機関による最新のランキング(主にStartup GenomeのGSER 2024および2025に基づきます)のトップ15は以下の通りです。
ランキングは都市のスタートアップ・エコシステムの規模、パフォーマンス、資金調達、人材などの複合的な要因で評価されます。

順位 エコシステム(都市) 主な特記事項と強み
1位 シリコンバレー アメリカ 【無類の資金調達力】 巨大なVC資金と、テック業界で最も深い経験を持つ人材が集中。AI、SaaS、Web3など、すべての分野でグローバルな破壊的イノベーションを主導。
2位 ニューヨーク アメリカ 【金融とライフサイエンス】 ウォール街と密接に連携したFinTechに強み。マンハッタンとブルックリンを中心に、ライフサイエンスやAIの成長も著しい。
3位 ロンドン イギリス 【ヨーロッパの金融技術ハブ】 ヨーロッパ最大のFinTechエコシステムを誇る。国際的な人材が非常に多く、世界への展開を志向する欧州スタートアップの玄関口。
4位 テルアビブ イスラエル 【サイバーセキュリティの世界的拠点】 政府・軍事との連携によるサイバーセキュリティやディープテック、AIに極めて強い。人口比での起業率が世界トップレベル。
5位 北京 中国 【AIと巨大市場】 中国政府のAI開発への強力な支援と、巨大な国内市場を背景にしたAI、フィンテック、eコマース分野での成長。
6位 ボストン アメリカ 【ライフサイエンスの聖地】 ハーバード大学やMITといった世界最高峰の教育機関を擁し、バイオテック、ライフサイエンス、メドテックの研究開発力が突出している。
7位 シンガポール シンガポール 【アジアのゲートウェイ】 東南アジア市場へのアクセス拠点。政府の積極的な支援、低税率、優れたインフラにより、フィンテックやディープテックが成長。
8位 ロサンゼルス アメリカ 【クリエイティブテック】 エンターテインメント、メディア、ファッションといった伝統産業と融合したクリエイティブテックや、クリーンテックが強い。
9位 ソウル 韓国 【ディープテックとAI】 政府のAI、半導体、バイオへの大規模な投資が進行中。巨大企業(サムスンなど)との連携や、ゲームテック、Eスポーツも活発。
10位 東京 日本 【知識と企業連携】 質の高い技術者と研究機関による「知識」の指標で高評価。大企業とのオープンイノベーション(CVC)が活発化し、順位を急速に上げている。
11位 上海 中国 【製造業とフィンテック】 中国の商業・金融の中心地として、製造業のサプライチェーンと連携したスマートマニュファクチャリングやフィンテックに強み。
12位 パリ フランス 【フレンチテックの成功】 マクロン大統領主導で急成長。AIとディープテック(特にクライメートテック)への国家的な投資が強み。Station Fなどインフラも充実。
13位 シアトル アメリカ 【クラウドとEコマース】 AmazonとMicrosoftの本拠地。クラウドコンピューティング、Eコマース、AIの分野で巨大な人材とリソースを持つ。
14位 アムステルダム - デルフト オランダ 【ヨーロッパの接続性】 地理的な利便性が高い。政府によるイノベーション支援が手厚く、フィンテックやロジスティクス分野が強い。デルフトは技術研究の中心。
15位 ベルリン ドイツ 【多様な人材とライフスタイル】 低コストで生活できる環境から、ヨーロッパ中から多様な人材が集まる。特にフィンテックやフードテック、Eコマース分野が強い。

🇫🇷 Viva Technology (VivaTech) の概要

VivaTechは、パリで行われるイノベーションとスタートアップに特化したテクノロジーカンファレンスおよび展示会です。2016年から5、6月ごろに毎年開催されています。VivaTechはヨーロッパ最大のスタートアップ・テックイベントの一つです。(ヨーロッパ最大級のイベントはポルトガル、リスボンで開催のWeb Summit)

大企業とスタートアップの協業を見せる場であることに特化しているという特徴がある。

公式サイト - VivaTech

ちなみにVivaTech 2026は、第10回記念エディションとして開催されます。
日程: 2026年6月17日(水)〜 6月20日(土)
場所: フランス、パリ (Paris Expo Porte de Versailles)

🇯🇵 日本との関係

近年、日本からも多くのスタートアップや自治体、大企業が参加しており、特に2024年には日本が 「Country of the Year」 に選出されるなど、国際的な注目度が高まっています。JETRO(日本貿易振興機構)なども積極的な出展支援を行っている。

VivaTechは、単なる製品展示会ではなく、技術革新を通じて社会と経済をどう変えていくかという議論と、そのためのパートナーシップ構築を重視するイベントだともいえる。

個人的な感想

French Tech VisaというIT用のビザを発行しているのが面白いなと思った。日本にも、このビザと共通の目的を持つ優遇制度(高度専門職ビザ、Startup Visa(外国人起業活動促進事業))が存在するとのこと。知らなかった。

現在フランスで生活しているが、消費者向けサービス・日常生活で体感できるというものはないため、ITの印象は正直なかった。
フランスの都市部(特にパリやリヨンなどの大都市)と田舎(地方、農村部)では、生活様式、価値観、技術の浸透度において、明確な文化的な差が存在すると感じる。(日本にいてもそうだとも思う)

フランスの良さは田舎にあると感じる自分にとっては、「スピード、効率、グローバル化を追求する テクノロジー(テック) の価値観」と「伝統、コミュニティ、地域固有の価値、ローカル(地域社会・生活文化) の価値観」をうまく共存していけるのがいいなーと思う

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