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はじめに

海外に住んでいてタッチ決済の場面が多いことに気がついた。
タッチ決済とは何なのかしらないなと思ったことがきっかけで調べてみました。

タッチ決済とは何か

国際ブランドが展開している非接触型の決済のこと。
国際ブランドによっては「コンタクトレス」(MasterCard)とも呼ばれています。
決済用端末に「タッチ決済」対応のカードやスマートフォン等のデバイスをタッチするだけで決済が完了しスピーディな決済が可能。

世界で広まるタッチ決済

国内においてタッチ決済機能付きのカードはすでに多く発行されている。
現在、国内ではコンビニやスーパーを中心にタッチ決済に対応した決済用端末の設置が進んでおり、タッチ決済機能付きカードの発行枚数増加に伴い、さらなる普及が見込まれる。
また、海外ではすでにタッチ決済が決済手段の主流になっている国もあり、タッチ決済を店舗に導入することで外国人のお客様がスムーズに決済することが期待できる。

クレカが使える=タッチ決済が可能?

タッチ決済(非接触決済/コンタクトレス決済とも呼ばれます)は、クレジットカードが使えることと、イコールでタッチ決済が可能である、というわけではありません。

クレジットカードでタッチ決済を利用するためには、2つの条件が必要です。

1. クレジットカード側(購入者側)の対応

お手持ちのクレジットカード自体に、タッチ決済機能が搭載されている必要があります。

見分け方はカードの表面(まれに裏面)に、以下の「タッチ決済対応マーク(リップルマーク)」がついているか確認してください。このマークが目印です

スクリーンショット 2025-12-01 8.09.58.png
JCCA 日本クレジットカード協会

2. 店舗側(加盟店側)の対応

お店のレジに設置されている決済端末がタッチ決済に対応している必要があります。

見分け方は店舗の入り口やレジ周辺に、利用できる国際ブランド(Visa、Mastercard、JCBなど)のロゴと一緒に、上記と同じタッチ決済対応マークが掲示されているかを確認します。

「クレジットカードが使える」というだけでは、お店にカードを差し込む・スライドさせる方式の決済ができるということを意味しており、カードや端末をかざす「タッチ決済」が可能かどうかは、カードとお店の両方が対応しているかで決まります。

タッチ決済の核となる技術 NFC

NFCは、ICカードやスマートフォンとリーダー・ライター(店舗の決済端末)を10cm程度の近距離に近づけるだけで、無線でデータ通信を行う技術です。NFCは通信の仕組みの総称で、決済はその上に乗る方式の一つである

🔋仕組みの概略

カードやスマートフォンにはICチップとアンテナが内蔵されている。決済端末から発せられる微弱な電波(電磁誘導) をカード側のアンテナが受け取ることで、ICチップが駆動し、電力の供給とデータの送受信を同時に行う。これが「かざすだけ」で決済が完了する基本的な仕組み。

🔒高いセキュリティ

NFC決済の通信は暗号化されており、以下の国際標準規格に基づいて高いセキュリティが保たれている。

EMVコンタクトレス

クレジットカードのIC決済に関する国際的なセキュリティ標準規格「EMV」に準拠した非接触決済の仕組み。通信の中身(決済のルール、セキュリティの仕組み)を世界共通で統一している

トークン化

実際のクレジットカード番号ではなく、一時的・使い捨ての「トークン(暗号化された代替番号)」を使って決済データをやり取りするため、万が一データが盗まれたとしても悪用が非常に困難。

規格の種類(Type-A/BとFeliCa)

NFCの規格には主に3種類ありますが、クレジットカードのタッチ決済(国際ブランドが提供するもの)と、日本の交通系ICカードや一部の電子マネーとで、利用される主要な規格が分かれている。

規格名 国際規格上の分類 主な特徴 日本での主な利用例 海外での主な利用例
Type A/B NFCの国際標準規格 世界的に広く普及しており、セキュリティ性が高い。 国際ブランドのクレジットカードのタッチ決済(Visa/Mastercard/JCBなど) クレジットカード決済、世界各国の公共交通機関
Type F (FeliCa) 日本のソニーが開発した規格 データ処理速度が圧倒的に速いため、日本のラッシュ時の改札通過などに適している。 交通系ICカード(Suica/PASMOなど)、日本の電子マネー(iD/QUICPayなど) 香港のオクトパスカードなど、一部のアジア地域

国際ブランドのタッチ決済

Visa、Mastercard、JCB、American Expressといった国際ブランドが提供するタッチ決済は、主にNFC Type-A/Bという世界標準の規格を採用していいる。そのため、海外の対応店舗でも同じように利用できる利点がある。

📱 スマホでのタッチ決済(カードエミュレーション機能)

スマートフォンがタッチ決済を可能にしているのは、NFCの 「カードエミュレーション機能」 を利用しているため。

カードエミュレーション機能とは?

スマートフォン内のセキュアエレメントという特別な安全領域に、クレジットカードのタッチ決済用の情報(トークン)が格納される。お店で決済端末にかざすと、スマートフォンがICカードのように振る舞い、カード情報を暗号化したトークンをやり取りする。

現在の多くのスマートフォンは、国際標準のNFC Type-A/Bと、日本独自のFeliCa (Type-F) の両方に対応しているため、海外で主流のタッチ決済も、日本の交通系ICカード(モバイルSuicaなど)も1台で利用できます。

Androidでタッチ決済

このタッチ決済をAndroidスマホに組み込むのが難しいと困惑することもあるらしい。Androidはメーカーごとにハードと設定仕様が違うい、NFCの位置、対応方式、アプリの仕様が揃っていない。
同じAndroidでも、Pixel、Samsung、Xiaomi、OPPO、Sonyなどで挙動が異なる。
chatGPTいわく、「設定時はやや複雑だが、一度設定してしまえば簡単」 (本当かな?)

日本のAndroidユーザーの場合、2つの異なる決済規格が混在しているため、特に「Visa/Mastercardなどの国際ブランドのタッチ決済」を使いたい場合に、少しだけハードルが高く感じられることがある。

特に注意が必要な点

国際ブランドのタッチ決済(Visaなど)を設定する場合、単に「Googleウォレットにカードを登録する」だけでは 「iD」や「QUICPay」として設定されてしまう ことがあり、カード会社の専用アプリから改めて「Visaのタッチ決済として設定する」という手順が必要になる場合があるらしい。EMVコンタクトレス(Visa/Mastercardなどのタッチ決済)を設定しておけば、海外でもそのまま利用できる。
Andoroidユーザが困っていたら教えてあげようと思います。

おわりに

日々何気なく使っている技術に目を向けていきたいと思いました。

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