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Salesforce:メール不達処理機能の挙動について

Last updated at Posted at 2021-11-29

Salesforceからメールを送信した際、不達(バウンス)になることがあります。

理由は様々だと思いますが、主に以下が考えられます。
 ①宛先メールアドレスが誤入力で間違えている
 ②宛先メールアドレスが既に無効となっており、使えない
 ③SPFの問題
  ※Salesforceからメールを送る際、SalesforceはFromに指定されているメールアドレスに成り代わって送信を行っています。そのため、メールサーバーによっては、「なりすまし」と判断されてしまいブロックされることがあります。


そこで、Salesforce標準で備わっている「メール不達処理機能」を使用し、エラー検知を試してみました。


メール不達処理機能とは・・・

不達処理を使用すると、営業担当は受信者にメールが配信されなかった場合に把握できます。
また、永続的な配信障害が発生した場合は、無効なメールアドレスを持つリード、取引先責任者、または個人取引先を把握することもできます。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.emailadmin_bounce_enable.htm&type=5


【メール不達処理機能の仕組み】

①本文内に小さい画像ファイルを埋め込んで送信

②受信者がメールを開いた際に画像をダウンロードすることで開封を検知


【メール不達処理機能の挙動】
リード、取引先責任者、または個人取引先のレコード画面で、メールの開封ステータスが表示されるのですが、
不達の場合は2種類の挙動があります。

・存在しないドメインのメールアドレスに送った場合→「未開封」のまま
・無効なメールアドレスに送った場合(存在するドメイン)→「不達」になる
            ⇓
「不達」となっているものはレポートなどで一覧表示できます。

注意!
ワークフローのメールアラートで自動送信したメールについては、不達処理機能の対象外
 ※リード、取引先責任者、または個人取引先に紐づかないため


では、存在しないドメインに送った場合や、ワークフローのメールアラートで送りたい場合は検知する方法がないのか・・・? と言われれば、そんなことはありません!以下で検知が可能です。

設定画面より、「エラーが発生したメールを送信者に返す」を有効化することで、送信者のメールアドレスに不達のエラーメール(バウンスメール)を通知することが可能。送信者は不達のメールの詳細を検知できる。
 ※送信元のメールサーバのセキュリティが厳しいとバウンスメールを受け取れない場合もあるので、テストして動作確認することが重要です。

まぁ、色々対策しても防げないものは防げないです・・エラー理由はたくさんありますからね・・(´・ω・`)
運用に余裕があれば、メールログでの確認をした方が正確です・・・!

また、Salesforceユーザ宛に送信したメールが、そもそもメールログにすら表示されていないものに関しては、「メールの検証」(メールアドレスが有効化どうか)が完了していないことが原因の可能性がありますので、以下ご参考に。
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=000393009&type=1

以上!不達管理で困ってる方にお役に立てれば。。。:runner_tone2:

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