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環境によるセンサーの通信可否検証

Last updated at Posted at 2018-12-27

こちらの記事は、Gravioで対応しているセンサーの「通信可能な距離や環境」について記載していきます。
Gravioは簡単にエッジでセンサーからのデータ収集を始めることができる、IoTソフトウェアです。

【Aqaraセンサー】

センサー一覧2.png

Gravioの500円プランで無償にてお貸し出ししている、センサーです。
通信方式は、ZigBeeを使用しています。2.4G帯の電波ですので、無線LANやBluetoothと同じ周波数帯を利用しています。

こちらのセンサーで通信可能距離を何度かテストしましたので、情報をまとめます。

■11/15 ET&IoT Technology2018にて検証

無線LANやBluetoothなど、同じ2.4G帯を使う機器が非常に多く混雑した環境。
※2.4G帯を利用する無線LANのSSIDが50個以上表示されている状態
(加えて相当数のHiddenなSSIDも利用されていると思われます)

通信可否 検証環境
・40mほど離れた設置エリアが目視できる場所
・20mほど離れた設置エリアが目視できない場所
(ブースなどの壁によって見えない場所)
× ・30mほど離れた設置エリアが目視できない場所

なお、会場の間取り、スペースの関係上、目視できる状態での40m以上の距離を計測できませんでした。

■11/24 IoTつくるよ!にて検証

無線LANやBluetoothなど、同じ2.4G帯を使う機器が非常に多く混雑した環境。
無線LANのSSIDが20~30個以上表示されている状態

通信可否 検証環境
・20mほど離れたガラス窓を挟んだ場所
× -

会場の間取りの関係上、20m以上は測定できなかった。

■12/21 弊社内での検証(その1)

弊社フロアの無線LAN複数に加え、別フロアの無線LANも確認できる環境

通信可否 検証環境
・直線距離で約40m離れた、目視できる道路と弊社10Fのオフィス。
・エレベータホールに設置した受信機から、1つ下の階のエレベータホール
・階段に設置した受信機から、2つ下の階踊り場
× ・10Fから見通し外でビル陰になる場所
・エレベータホールに設置した受信機から、2つ下のフロアのエレベータホール
× ・階段に設置した受信機から、3つ下の階の踊り場

■12/25 弊社内での検証(その2)

弊社フロアの無線LAN複数に加え、別フロアの無線LANも確認できる環境

通信可否 検証環境
・10mの距離で、間に7cm程度の壁を挟んだ場所
・20mの距離で、間に鉄製の扉を2枚挟んだ場所

まとめ

検証の結果から、Aqaraセンサーでカバーできるエリアをまとめてみました。

センサーから受信機 通信可能距離
目視可能な場所 40m程度
目視できない場所 20m程度(壁の材質や厚さなどにもよる)

設置状況により無線環境が異なるため、一概に距離をお約束するものではありませんが、導入の際のひとつの参考にしていただけば幸いです。
また、検証結果は随時追加していきます。

参考

Gravioとは?

5分でわかるZigBee

温度センサーのデータをエクセルで簡単に表示

Slackとボタンスイッチセンサーで「呼び出しシステム」を作ってみた!

Microsoft Teams に PowerShell で投稿してみる

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