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Azure Compute Galleryを利用して、東日本リージョンに作ったVMイメージを西日本リージョンで使えるようにする

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はじめに

AzureでVMイメージを使ってVMを作成する際、何も設定していないとVMイメージが存在するリージョンにしかVMを展開できません。
SnapCrab_No-0000.png

東日本リージョンに作成してあったVMイメージを使って、西日本リージョンにVMを作成したかったので、
Azure Compute Galleryを利用してイメージをレプリケートさせました。

Azure Compute Galleryの詳細はこちら

前提条件

  • 事前にVMイメージが作成されていること
     VMイメージ作成時にAzure Compute Galleryに登録することも可能ですが、今回は事前に作成されているVMイメージを使います。

手順

Azure Compute Galleryの作成

  1. Azure Portalにログインして、「Azure Compute Gallery」を検索してクリック
    SnapCrab_No-0001.png

  2. 必要な情報を入力して「次:共有方法」をクリック
     リソース名には、アルファベット/数字/アンダースコア(_)/ピリオド(.)のみで、ハイフン(-)は使えません。
    SnapCrab_No-0002.png

  3. 「ロールベースのアクセス制御(RBAC)」を選択して、「次:タグ」をクリック
     Azure Compute Galleryから作成したイメージを外部に共有することも可能ですが、
     今回は他リージョンで使えるようにしたいだけなので、特に追加の設定はせずに先に進みます。
    SnapCrab_No-0005.png

  4. 必要に応じてタグを設定して、「次:確認および作成」をクリック
    SnapCrab_No-0006.png

  5. 設定した内容が反映されていることを確認して「作成」をクリックし、デプロイが完了するのを待つ
    SnapCrab_No-0007.png

  6. デプロイが完了するとリソースが作成されます
    SnapCrab_No-0009.png

VMイメージをAzure Compute Galleryに登録する

  1. 作成したAzure Compute Galleryの上部の「+ 追加」-「+VMイメージ定義」をクリック
    SnapCrab_No-0010.png

  2. 必要な情報を入力して「次:バージョン」をクリック

    設定項目 設定値 備考
    サブスクリプション (Azure Compute Galleryが存在しているサブスクリプション) グレーアウトされていて変更不可
    リソースグループ (Azure Compute Galleryが存在しているリソースグループ) グレーアウトされていて変更不可
    地域 (登録するVMイメージが存在しているリージョン)
    VMイメージ定義名 (Azure Compute Galleryに登録する際に付与される定義名) VMイメージと同名でも違う名前でも問題なし
    OSの種類 (登録するVMイメージのOS)
    VMの世代 (登録するVMイメージのVMの世代)
    OSの状態 一般/特殊 一般化(sysprepを実行)して作成したVMイメージであれば「一般」、そうでなければ「特殊」を指定
    発行元 一意の名前
    オファー 一意の名前
    SKU 一意の名前

    SnapCrab_No-0011.png
        ※「発行元」「オファー」「SKU」は、VMイメージを管理する上での情報として記載するだけで、どんな値を設定しても動作影響は無いですが、VMを作成した際の概要ページに設定値が表示されるので、変な名前を付けるとずっと残ります(笑)
    SnapCrab_No-0027.png

  3. 登録するVMイメージとレプリケートするリージョンを選択し、「次:発行のオプション」をクリック

    設定項目 設定値
    バージョン名 1.0.0
    リージョン (登録するVMイメージが存在しているリージョン)
    ソースイメージ (登録するVMイメージ名)
    最初から除外 ◉いいえ
    VMイメージバージョンの終了日 (登録したVMイメージの利用終了日)
    既定のレプリカ数 1
    ターゲットリージョン (VMイメージを利用したいリージョンを追加)

    SnapCrab_No-0013.png

  4. 必要に応じて登録するVMイメージの情報を入力して「次:タグ」をクリック
    今回のようにVMイメージのレプリケーションが目的であれば、特に入力する必要はないです。
    SnapCrab_No-0014.png

  5. 必要に応じてタグを設定し、「次:確認および作成」をクリック
    SnapCrab_No-0015.png

  6. 設定した内容が反映されていることを確認し「作成」をクリック
    SnapCrab_No-0016.png

  7. デプロイが完了すると、Azure Compute Gallery内にイメージが登録されます
    SnapCrab_No-0020.png

VMイメージ登録後

西日本リージョンに、東日本リージョンに作成されたVMイメージを利用してVMを作成することができました。
SnapCrab_No-0021.png

この設定をしておくとAnsibleからでも同様にVMイメージから西日本リージョンにVMを展開できたので、色々便利に使えそうです(*'▽')

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