発端
Windows10のPCを使っていて、今見ているフォルダより下にあるファイルのリストが見たいと思うことがままあった。
WSLを開いてfindとかすればいいが、もっとサクッとできるように、自作のバッチファイルを右クリックから実行できるようにする。
大まかな流れ
非常に単純で、以下の3ステップで実現する
- 実現したい機能を持つ実行形式のファイルを作る
- どっかパスが変わらないであろう場所に安置する(C直下とか)
- 右クリックに登録する
## 1.実行形式のファイルを作る
実行形式ファイルは.exeとかでもいいがここでは簡単のためバッチ(.bat)
今回やりたいことがshellのfindなので非常に単純。
とはいってもコマンドプロンプトで同じことをするためにdirコマンドを使う。
以下ようなファイルを作る
@echo off
dir /S /B /A-D
cmd /k
これでダブルクリックで実行した場所以下のフォルダを羅列してくれる。
2.安置する
手順3でパスを指定するため、どっか適当な場所に置いておくと、後でなんかやらかしてパスがズレて使えない、とかあるかもしれない。
なのでイイ感じの場所に置く。
Cドライブ直下にOresama_ga_tsukutta_toolフォルダを作成してそこに安置しよう。
C:\Oresama_ga_tsukutta_tool\find.bat
といった感じ。
3.右クリックに登録
レジストリエディタを使って右クリックに登録する。
ちゃんと使用すればレジストリエディタは怖くないが、
そういう意図をもって操作すればPCを起動できないようにすることもレジストリエディタからできるので、操作はくれぐれも自己責任でお願いします。
具体的な手順は以下
- レジストリエディタを立ち上げる。
- "コンピューター\HKEY_CLASSES_ROOT\Directory\Background\shell" 以下に新規キーを作成する。ここでの名前が右クリックしたときに表示される。
- 作ったキーにさらに新規キーを作成する。名前は"command"(固定)
- 作ったcommandキーの中の(既定)文字列値を修正し、データをC:\Oresama_ga_tsukutta_tool\find.batにする
これで右クリックするとあなたのバッチが右クリックから呼び出される
おめでとうございます。便利になりましたね