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実装方法とAntigravity プロンプト設計の考え方 : お風呂アプリpart2

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Last updated at Posted at 2026-02-16

ここからは、実際にこのお風呂アプリをどのように実装していったか、
特に Antigravity を使った開発プロセスとプロンプト設計についてまとめます。

今回は「最初のMVP実装 → デザイン調整」までの流れを整理します。


最初はかなりシンプルな状態からスタートしました

実際に一回目の実行では、以下のような 最低限のUI・構成でアプリが生成されました。

今回は Antigravity の無料版を使用していたため、実行回数の制限を超えないこと、超えた場合自分で調整しやすい形に整える事を最重要視しました。
そのため、最初のプロンプトでは以下を徹底しています。

  • 試行回数を増やさない
  • 一度で「動く状態」まで持っていく
  • 後からいくらでも拡張できる形にする

という状態を目指しています。


最初に使用したプロンプトのポイント

以下は、実際に最初に Antigravity に渡したプロンプトをもとに、
「なぜこの書き方にしたのか」「どこを重視したのか」を解説します。
(全文は長くなるため、ここではポイントのみ抜粋しています)


役割と制約を最初に明示する

あなたは React(TypeScript)で最小構成のWebアプリを実装するエンジニアです。
このタスクでは 試行回数・変更範囲・ファイル数を最小化してください。

最初に 役割とゴールを固定します。
ここで「最小構成」と明示することで、Antigravity が勝手に機能を盛り始めるのを防げます。


1. 「絶対条件」を最初に明示する

プロンプトの冒頭では、以下のような制約を明確に書いています。

  • 確認質問はしない
  • 機能追加・最適化はしない
  • 外部APIや通知は使わない
  • データ保存は localStorage のみ
  • CSSや画像は仮でOK

これは、無料版の実行回数を無駄に消費しないためです。

Antigravityは指示が曖昧だと、「確認 → 修正 → 再実行」という流れになりやすいため、最初に「やらないこと」「迷わなくていいこと」をすべて固定しました。


2. 目的を1文でシンプルに書く

プロンプト内では、目的を以下のように簡潔に定義しています。

お風呂に入るのを後回しにする人向け。
時間が経つほどキャラクターが汚くなる(4段階)+辛口コメントで行動を促す。

機能説明よりも先に 「誰の・どんな行動を変えたいか」 を書くことで、UIやロジックの方向性がブレにくくなります。


3. 画面数とルーティングを最初に固定する

/ :ホーム(今日)
/calendar:達成カレンダー
/settings:設定

このように、 画面数とルートを最初に固定しておくことで、

  • 不要なページが増えない
  • ファイル数が増えない
  • 修正時の影響範囲が限定される

というメリットがありました。

特に無料版では、「あとからページが増える」=「再実行が増える」ため、最初に枠を決めておくことが重要だと感じました。


4. ロジックを文章で具体的に書く

Stage切り替えや達成判定については、 曖昧な表現ではなく分単位で条件を明示しています。

  • Stage0:目標時刻より前
  • Stage1:目標時刻〜14分遅れ
  • Stage2:15〜44分遅れ
  • Stage3:45分以上遅れ

また、「連続達成日数」は
AchieveDone(目標時刻以内に完了)を基準にすることも明記しました。

このように、ロジック部分を言語化しておくことで、生成後の修正がほぼ不要になりました。


5. 最初は「完成度」を求めない

画像・CSS・UIについては、

プレースホルダーでOK
後から差し替える前提

と明記しています。

最初の実行では 「動くかどうか」だけ確認できれば十分と割り切り、デザインや体験の調整は、後からプロンプトを分けて追加しました。


理想のUIは画像で伝えるのが一番早い

デザイン調整フェーズでは、自分の頭の中のイメージだけで指示するのではなく

  • 他のアプリ
  • UIデザイン集
  • Dribbble / Pinterest / 参考サイト

などから 理想に近いUI画像を探し、それを添付しながらプロンプトを書きました。

文章だけで

「生活感あるUIにしてください」
「ゆるいデザインにしてください」

と書くよりも、

「この画像のような余白感・カードUIにしてください」

と 視覚情報付きで指示 した方が、圧倒的に精度が高くなります。


実際に行ったデザイン調整の流れ

デザイン調整では、以下の順序でプロンプトを実行しました。

  1. 既存UIは変更しないことを明示
  2. 追加のみで拡張することを指定
  3. 参考画像は雰囲気のみ反映
  4. レイアウト・余白・カード化を調整

実際に指示した前提条件がこちらです。


前提条件

  • 現在実装されている画面構成・文言・ロジックは一切変更しない
  • 既存の表示内容(文言、数値、判定ロジック、状態管理)はそのまま維持
  • 既存コンポーネントは削除・置換せず、追加のみで拡張する
  • 既存UIは「機能的にはそのまま」、見た目のみ調整する

ここを明示しないと、

  • ロジックが書き換わる
  • state管理が壊れる
  • 画面遷移が変わる

といった 事故的リファクタ が発生します。

デザイン調整フェーズでは、

「触っていいのはCSSとレイアウトだけ」

と明確に制限するのが重要です。


参考デザインを使う際の注意点

UI画像を参考にする際は、以下の点にも注意が必要です。

  • そのままコピーしない
  • 配色・余白・構造など「雰囲気のみ」参考にする
  • 利用規約や著作権に配慮する

特に公開記事やポートフォリオに載せる場合は、

「参考:○○のデザイン構成をベースに調整」

など、出典や参考元の明示をしておくと安全です。


まとめ:精度の高いプロンプトを書くために意識したこと

今回のプロンプト設計で意識したのは、

  • 一度に完成させようとしない
  • 迷わせない指示を書く
  • 無料枠を「実行回数」ではなく「設計」で節約する
  • デザインは後から分離して調整
  • 理想UIは画像で伝える
  • 既存ロジックは絶対に触らせない

この流れにすることで、

無料版の制限内でも精度の高いアプリ生成が可能になります。

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