個人開発とFlutter
Flutterで個人開発をしており、1日の200人ほどユーザーがいるアプリの運営をしています。
今回は、実際にアプリを運営して感じたFlutterの良かったところと辛かったところを紹介します。
良かったところ
AndroidとiOSを1度に実装できる
個人開発は大量の工数を使うわけにはいかないので(もちろんこだわれる方もいらっしゃるのですが)、ひとつの実装でAndroidとiOSアプリを作れるのはありがたいです
バグ修正が1回で済むことが多い
Flutterは実装の多くの部分をAndroidとiOSで共有できるので、バグの報告の種類も少なく、バグの修正も1度で済んで助かっています
RevenueCatやAdMobの導入が楽
個人開発をしている方は収益を得たい方も多いと思いますが、ReveneuCatを用いたサブスク課金の導入やAdMob広告の導入が一つの実装で終わるため、ハードルが多少減るのではと思います。
ホットリロード
ホットリロードという、再起動しなくても変更開所を反映させられる機能は、個人開発でも非常に役立ちます。
個人開発ではデザインを先にFigmaなどで作らずに初めから実装する方もいると思いますが、見た目を確認しながら実装を素早く進めていけるので非常に便利です。
記事やパッケージが豊富
調べたら何かしらの記事に行き着いて解決できることが多いので、コミュニティが大きいことはFlutterの利点だと思います。
辛かったこと
ストア申請はFlutterでも楽にならない
当たり前ですが、Flutterで実装が短縮できても、ストア申請は残っていて面倒です。
AppMockUpでスクショの大枠を作ったりと工夫しています。
また、App Store ConnectのMCPもあるらしいので、AIに任せてみるのも手ですね。
「コードが共通だから片方だけテスト」は危険
私のやらかしなのですが、実装が同じならバグも同じだろうと、iOSだけで打鍵テストをした結果、Androidの不具合を見逃したことがあります。
打鍵テストのチェックリストを作ってチェックしたり、E2Eテストを豊富にすることでやらかしを防ごうとしています。
iOS WidgetはSwiftが必要
iOSのウィジェットの実装はFlutterでは現状できません。
私はswiftに詳しくないのでAIの実装したウィジェットのデザインを理想にもっていけず、コスパを考えてiOSのウィジェット機能は諦めてしまいました。
OS固有機能は油断するとハマる
Flutterで両OSの実装ができたとしても、両OSに詳しいとは限らないと思います。
私がヘルスコネクト連携を実装した際、古いバージョンのOSでしか動かない実装になっていたこと気づけませんでした。
Flutterを使うとしても、OS固有の知識は必要だと痛感しました。
ネイティブらしいデザインを追求するなら悩む
Androidらしさ、iOSらしさを追求したデザインにするなら、Fltuterは向いていません。KMPとかの方が良いと思います。
私は、理想的なデザインはネイティブらしいものなのかもしれないと思いつつも、個人開発では割り切って共通デザインで開発しています。
個人開発のTips
ここからは、個人開発で1日のユーザーが200人になるまでに学んだことを紹介します。
自分が倍額出してでも使うものを作る
自分がターゲットユーザーに入る場合、サブスクの設定額の倍出してでも使うか、を判断基準に実装していました。
これにより、「自分が作ったアプリである」という付加価値だけで使う機能になっていないかチェックできました。
ニッチ分野は強い
ASOを考えると、ストアで検索してそのアプリがすぐヒットするワードがある状態は強いと感じました。
私の開発していたアプリも一時期ターゲットを広げたことがあるのですが、インプレッションだけ上がってダウンロード数が下がったので、意味がないなと感じました。
もちろん、ニッチすぎは良くないですけどね。
また、そもそも多機能なアプリは大企業が作るものに勝ちにくいといった面もあります。
インストール直後の体験が継続率につながる
例えば習慣化アプリだとしても、1日目にアプリを使って目に見えたフィードバックがあったり、使う前はダミーデータがあったりと、長期間使った後を想像できることで離脱を防ぐ効果があると感じました。
RevenueCatのデータをAIに分析させると学びが多い
RevenueCatを使っている方はChartsからデータをエクスポートできると思います。
また、RevenueCatは毎年サブスクのデータを公開しています。
それらをまるっとお使いのAIに食わせて解説してもらうと、英語と数字ばかりで意味不明だったデータが次の施策を考えるための知識に変わると思います。
最後に
個人開発もFlutterもサイコーなので、ぜひやってみましょー!えいえいおー!