記事の目的

KIOSKの保守やトラブルの検証のために、異常発生時にSlackにログを投げるようにしたが、
その時に微妙に詰まったので共有しておく。

やりたいこと

KIOSK端末でエラーを出した時にログをSlackに投稿できるようにする。

発生したトラブル

下記2つのページを参考に適当なチャンネルにファイルを投稿する場合、
2023年3月では次のような返答が来る。

{
    "ok": false,
    "error": "invalid_auth"
}

要はパラメータにトークンを置く認証は無効だよ、ということです。

解決方法

下記ページのExampleのCURLを見てみるとこのようになっている。

curl -F file=@dramacat.gif -F "initial_comment=Shakes the cat" -F channels=C024BE91L,D032AC32T -H "Authorization: Bearer xoxb-xxxxxxxxx-xxxx" https://slack.com/api/files.upload

要はヘッダにトークン情報を仕込む必要があることがわかる。このCURLと等価なコードは次の通りで、動作確認も取れた。

.Net 7以降ではWebClientの代わりにHttpClientを使うことが推奨されています。

var client = new WebClient();
client.QueryString = new NameValueCollection(){
    parameters["channels"] = "C024BE91L,D032AC32T"
};
client.Headers.Add($"Authorization: Bearer xoxb-xxxxxxxxx-xxxx")

byte[] responseBytes = client.UploadFile("https://slack.com/api/files.upload","dramacat.gif");

//結果を取得
String responseString = Encoding.UTF8.GetString(responseBytes);

Console.WriteLine(Return);

まとめ

公式以外のサンプルコードは古い可能性がある。今回のファイルアップロードの件ではほぼすべて古いと思ったほうが良さそうだ。
SlackのAPIに関しては、C#はCURLの例を参考にして実装するのが安全に見える。