はじめに
この記事は、Mac OSX Mojave または Catalina にアップデートした際に下記の症状が起こった場合のトラブルシューティングです。
- YouTube などの動画がカクカクして本体から音がでない、映像は見えるが音が途切れ途切れになる
- iTune, QuickTime などで音楽ファイルが再生できない、またはアプリが落ちる
- その他、サウンド系アプリやオーサライズソフトでデバイス等は問題なくみえているのに音が出ない
- 起動時のジャーンの音は出る(注意:最近のMacはこの起動音はそもそも出なくなっています)
- ハードウェアテスト(Apple Diagnostics) をしても問題はない
上記の症状に対してが対象です。そして重要なのが、下記の条件に合致する場合に対応します。
- Mac OSX Sierra, High Sierra から Mojave (10.14.x) または Catalina (10.15.x) にアップデート、または、クリーンインストール後にデータ移行した場合
- 過去または現在、ソニー のDACアンプ UDA-1 を使っていた(る)
このソニー DACアンプ UDA-1を使っていたMacなのかどうかが、貴方にとって本記事が有効かどうかの分かれ道です。もし、ソニー DACアンプ UDA-1 を使っていなかったのならば、他に原因があります。恐らく、入れていたアプリのドライバーが悪さしている可能性がありますので、探ってみてください。
ソニー DACアンプ UDA-1を使っていた貴方、良かったですね!以下の対応で直ります(たぶん)。
原因である UDA-1 プラグインをアンインストールする
- UDA-1ドライバーダウンロードのページからUDA-1 USB端子用 ドライバー(SONY_USB_DAC_Amp_Driver_(Mac)_V1.1.dmg)をダウンロード
- SONY_USB_DAC_Amp_Driver_(Mac)_V1.1.dmg を展開すると出てくるアンインストーラー "SONY USB DAC Amplifier Uninstall" を実行
- 再起動
- 確認!無事に音がなりましたか?
Links
おわりに
この原因を見つけるまで、本当に何度OSを入れたりアプリを削除したりの試行錯誤をしたかわかりません。Mojave のアップデートが出るたびに繰り返しては、直ってなくてため息。音がならないというだけでは様々な原因や対処方法がネット上でも見つかります(英語圏含む)。
ようやく上記の記事を発見し、以前 ソニー DACアンプ UDA-1を使っていたのを思い出し無事に解決しました。
現在、ソニー DACアンプ UDA-1 は発売中止になっており、ドライバーも一度アップデートしたきりです。よって、同じトラブルに巻き込まれる人は少ないと思いますが、中古でソニー DACアンプ UDA-1はまだ流通しています。うっかり、ドライバーをいれると音がでなくなる可能性がありますのでご注意ください。
引き続きソニー DACアンプ UDA-1 を Mojave, Catalina 上で DAC 経由で使えるかどうかは、既に UDA-1 を売り Olasonic NANO-DA1に乗換えてしまったので確認できません。申し訳ありません。OS標準のドライバーで動くことを望みます。
(Olasonic NANO-DA1 はドライバーインストール不要で動きます)
なお、同軸COAXIALや光OPTで繋ぐ場合は当然 UDA-1 でも問題ないでしょう。