動画素材の整理をしよう
過去素材というレガシーの活用のために動画素材(ある程度容量があるファイル)をどのように整理し活用するべきか考えます。
こういった素材整理の天敵とはなにか?
ズバリ永続性・持続可能性の壁です。
「自分の代ではしっかり整理できても,下の世代にまで繋がらない」こういったことがよく起こります。これらを起こさないようにするためなるべく簡単に伝えることができる方法についてここでは考えます。
今回は私が高校の放送局で大量の動画素材を整理し活用するためにしたルール整備について書きます。
※これは周りの人への伝え方が簡単なだけで,環境構築にはいくらか知識が必要になるかと思います。
ハード&ソフト環境
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部屋
- 部室
編集するにはスペックが微妙なPC(Windows)がある
校内ネットワーク接続(NASはなし)
- コンピュータ室
動画編集するPC(Mac)がある
校内ネットワーク接続(NASあり)
セキュリティーのためSSDの接続不可
※すべてのPCでGoogleドライブ(容量ほぼ青天井)を使用可能
- 部室
※2つの部屋は1階分離れている
素材の出入り環境
各々音声ファイルと動画ファイルが存在し1行事あたり10GB程度の容量
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入る
- 行事素材
- 大会用動画素材
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出る
- 学校説明会用動画用に素材
- 書き出した大会用素材
素材整理において重要な点
1.「素材がどこにあるか」がわかるようにする
2.検索をかけれるようにする
3.数年単位で素材が集積するので誰でも扱いやすいようにする
以上の3点を重視し,ルール整備及び環境整備を行いました。
素材整理において決めた基本指針
とりあえずNASにぶち込め
なぜNASにいれる?
素材整理において重要な点で確認した3点についてNASのメリットを考えます。
1.素材がどこにあるか→確実にNAS上に存在
2.検索をかけれるように→下で説明します。
3.誰でも扱えるように→とりあえずNASにいれるだけなので簡単
検索をかけるるようにする工夫
ファイル名のゆらぎをなくす
ファイル名・ファルダ名の命名規則の徹底を行います。
ただ「これが面倒くさくなりファイル名が結局揺らぐ」こうなるパターンが多いと思います。
そこでEXCEL上に表を作成しVLLOKUPで検索ができるようにし,簡単にファイル名を統一をできるようにしました。
現在絶賛運用中で問題点が出たら改善を行っていきたいと思います。
以上です。最後までご覧いただきありがとうございます。