はじめに
弊社の @yoshixj が珍しくノリノリで「アドベントカレンダーやりたい!!!」といっていたので、
二番手として、社長の僕が文章が苦手ながらも書いていきます。
今回は、弊社アプリ「グルポケ」のUXを考える上で
私自身が大きく影響をうけているもの、
参考にしているものについて書いていきたいと思います。
弊社アプリ「グルポケ」は、行ったお店や行きたいお店を簡単にためることができるアプリです。
今後、ダイナミッククーポン機能を実装し、ユーザーさんごとに、リワードを最適化して
出し分ける仕組みを提供していきます。
対象としている人
- プロダクトづくりの猛者というよりは、これからプロダクトを作りたいという人
- 今のプロダクトを更に磨きたいなと思っている人
に向けた記事です。
プロダクトづくりで特に参考にしたモノたち!
実際、多くのUXに関する書籍やweb記事を読んでいるのですが、
その中でも特に印象に残っているものをピックアップして紹介します!
その1 『MOTHER』
Nintendo スマッシュブラザーズをプレイしたことがある人は
だれでも知っているネスが主人公のRPGです。
このゲームはコピーライターでほぼ日の社長である
糸井重里さんがつくったゲームでもあります。
日常に染み出してくる違和感や異物を、一人のこどもであるネスが解決していく物語です。
すごく癖の強いゲームなのですが、街を歩いている人のひとりひとりが、
どこか含みのある話をしてくれて、細部まですごくこだわりのあるゲームになっています。
MOTHERは、ゲーム内の音楽や、街の人達との会話、の細部まですごくこだわり抜かれていて、
その音楽や会話が、感情にダイレクトに響いてきます。
僕らのアプリでも、アニメーションの際の音声や、文言にこだわることで、
より深みのあるUXを作れるのではないかなと思っています。
その2 『新ゲームデザイン』
ポケットモンスターを生み出した、田尻智さんのゲームを作る上での考えや、
田尻さんが作ってきたゲームをどのような思考で生み出したのかが書かれた本です。
この本の巻末に、ポケットモンスターを作る際に考えたことを
2,3ページでまとめてあるのですが、そこの2,3ページが金言の嵐。
着想として、昔のメンコ遊びを参考にしているらしいです。
- メンコを集め
- 友達とあつまってメンコを交換する
このプリミティブというか、昔から遊びの中で当たり前にあった「ギャザリング」という概念に
ポケモンという肉付けをしていったそうです。
ポケモンを交換して、学校の友だちと会話がはじまったり、
「おい、おれのポケモン返せよ!」的なコミュニケーションが
起こるところまで想定しており、
弊社アプリでも、ある機能をつけたときに、
ユーザーさんの生活がどのように変わり、
どのようなコミュニケーションが起こるのかまで
想定した上で機能を追加するようにしています。
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その3 Appstoreに出ている知らないアプリたち全て
NiCOLAでは現在アプリ開発を行っているのですが、
世の中に実際にリリースされているアプリが、どんなUXに関する書籍よりも勉強になると言っても過言ではないです。
ランキング入りしているアプリ、トレンドに載っているアプリ、新着アプリ、ソシャゲアプリ、
様々なアプリを触ってみること、良いと思った体験、悪いと思った体験をつぶさに、
メモして、その時の感情を言語化していくことで必ず、アプリ開発に役立ちます。
というより、これが最低条件だと個人的には思っています。
最後に
サービスを作る上で、常に僕たちのチームが考えているのは
このプロダクト、この機能、ひいてはこの文言が、
ユーザーさんの生活をポジティブに変えることができるのか、ユーザーさんのリアルな場でのコミュニケーションが変わるのかというところに、フォーカスしてサービスづくりをしています。
まだまだ小さなチームではありますが、
ここからの僕らの新しいプロダクトが楽しみで仕方がないです。
実は、はじめてのアドベントカレンダーの参加でしたが、
普段まったくブログを書かない私でも、日時、期限を区切られていることで
書くためのモチベーションが湧くので、かなり良かったです。
来年もやりたい!まずはサイゼでの打ち上げを、首を長くして待っていますmm