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Db2 on CP4D 4.6.2 導入と構成 - 5.Db2 Deployment作成 - CP4D web client

Last updated at Posted at 2023-04-21

Db2 on Cloud Pak for Data 4.6.2 導入と構成

シリーズ"Db2 on CP4D 4.6.2 導入と構成"は 2023年02月の経験をベースに 次のようなCloud Pak for Data (以下CP4D)4.6.2環境へ Db2を導入デプロイする手順をご紹介します。 

  • Managed OpenShift cluster (ROKS) on IBM Cloud (VPC/"Gen2")
  • OpenShift Container Platform (OCP) 4.10 , OpenShift Data Foundation (ODF) 4.10
  • Cloud Pak for Data (CP4D) 4.6.2

本シリーズの目次はこちらです。
ここでは データベース・サーバーとして稼働するDb2 Deploymentを作成します。

5.Db2 Deployment作成 - CP4D web client

Cloud Pak for Data web clientを用いて、データベース・サーバーとして稼働するDb2 Deploymentを作成しましょう。このステップが完了するとDb2 Deploymentの中にDb2 データベースも作成されています。

手順

作業はCloud Pak for Data web clientでおこないます。
(1) ナビケーションから データ > データベースと選択します。"データベースを作成します"をクリックし、データベース・タイプを選択します。 
image.png

(2) "構成"パネル

  • データベース名やCPU、メモリーといったリソースを設定することができます。
  • Db2専用ノードで稼働させるために"データベースを専用ノードにデプロイ"をチェックします。 ここで設定しておいた専用ノードに付けたラベルここでは database-db2oltpを指定します。Db2専用ノードを設定しない場合は、"データベースを専用ノードにデプロイ"をチェックしないでください。
  • ストレージ構造では"Single location for all data" または "Separate location for all data"どちらかを選択します。
    • "Single location for all data" を選択するとDb2関連のデータがまとめて一つのストレージに保管されます。この場合"ストレージ"で "ファイル・ストレージ"を選択するようにしてください。
    • "Separate location for all data"を選択すると複数のストレージを作成することになります。

お試しで使ってみる場合やパフォーマンスを気にしない場合は"Single location for all data"を選択していいと思います。入力する項目がすくなくなります。
本番環境や HADRでバックアップ・データを共有する場合は "Separate location for all data"を指定ください。
ここでは "Separate location for all data"を選択しています。

image.png

(3) "拡張構成"パネル

  • Db2 を Oracle 互換モードでデプロイする場合は "Oracle 互換性"をチェックしてください。
  • ページサイズは 16K または 32Kを指定します。
  • TCP/IP ポートを無効にするには、 「Allow SSL port only」を選択してください。

image.png

(4) 資格情報 (ボールトが有効になっている場合表示されます。)
作成されたインスタンスごとに Kubernetes シークレットを生成する場合は、 「Generate a Kubernetes secret」を選択します。 ここでは 「Generate a Kubernetes secret」を選択しています。
image.png

(5) ストレージを構成します。
"Separate location for all data"を選択するとCP4D 4.6.2では次のようなストレージを構成します。

作成するストレージ データの種類 ボリューム
System storage データベースを管理するための情報 共有 (RWX) ボリューム
User storage メインのデータベース・データ 非共有 (RWO) ボリューム
Backup storage データベース・バックアップ用 共有 (RWX) ボリューム
Archive logs storage アーカイブ・ログ 非共有 (RWO) ボリューム
Transaction logs storage トランザクション・ログ 非共有 (RWO) ボリューム
Temporary table spaces storage 一時表スペース 非共有 (RWO) ボリューム

ストレージにOpenShift Data Foundation (ODF) を使用する場合、ストレージ・クラスは次のように選択します。

作成するストレージ ストレージ・クラス
System storage ocs-storagecluster-cephfs
User storage ocs-storagecluster-ceph-rbd
Backup storage ocs-storagecluster-cephfs
Archive logs storage ocs-storagecluster-ceph-rbd
Transaction logs storage ocs-storagecluster-ceph-rbd
Temporary table spaces storage ocs-storagecluster-ceph-rbd
  • 共有 (RWX) ボリュームを使用するSystem storageの構成例です。
    image.png
  • Backup storageの構成例です。ここでは"新規ストレージの作成"を選択しています。"既存のストレージの使用"はHADR構成でBackup storageを共有する場合に使用します。
    image.png
  • 非共有 (RWO) ボリュームを使用するUser storageの構成例です。
    image.png

(5) "ファイナライズ"で設定した値を確認します。 ここで表示名を変更することができます。
image.png
問題なければ作成ボタンをクリックします。

(6) 作成が終了すると次のようになって Db2サービスが使用可能となります。(作成完了までに10-20分程度かかります。)
image.png

参考文書

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