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追加¥0でハンドトラッキングして指をワキワキ動かそう VIVE&VRChat編

Last updated at Posted at 2025-01-02

設定だけでVRChatでハンドトラッキング

カメラでコントローラをトラッキングしている機種ではVRChatがハンドトラッキングをサポートしています。追加ソフト、追加機材無しで使うことができます。

VIVEの場合対象HMDは
・Focus3
・XR Elite
・Focus Vision
になります。

設定
・VIVE Hubで以下の設定をONにします。
image.png

・キーバインド
これを変更することでジェスチャー動作に固定されていたアバターの指が現実の指の動作を反映するようになります。
「設定」-->「コントロール」-->「SteamVRの入力バインディング画面を開く」を選びます。
バインディング編集.png

現在のバインドの「編集」を押します。
バインディング2.png

バインディング画面が開いたら「スケルトン」を選びます。
バインディング3.png

右手と左手のスケルトンを「未使用」から「skeletonlefthand」と「skeletonrighthand」に変えます。終わったら「閉じる」を押します。
スケルトン.png

「個人用バインドを保存」を押し、分かりやすい名前で保存します。
image.png

・設定メニュー-->コントロール

画像のようにします。フィンガートラッキングは「アバター」にするとアバターの手の表示だけになります。見た目は美しいですが、今現在どのように指がトラッキングされているかは分かりづらくなります。「正確」にするとグローブが表示され、今現在の指のトラッキング状態を正確に表してくれます。お好みで選んでください。
Menu2.png

「クイックメニューの開き方」は「鍵と輪」がお勧めです。他に2種類ありますのでお好みでも大丈夫です。
カギと輪.png

・設定メニュー-->快適性とセーフティ
どのような移動まで容認するかが選べます。VRChatに慣れている方は「前後左右の移動と回転」がお勧めです。
移動と回転.png

実際の動作
・ポインティング:コントローラと同じく腕からレーザーが出ますのでそれでポインティングします。
・クリック:人差し指を折り曲げ親指と合わせるとクリックします。指を動かすとレーザーがぶれるので注意。

操作できる指は指の上に●が表示されます。手の甲側だと移動と回転の2種。手のひら側は全ての動作ができます。注:HMDのカメラから指が良く見えるように角度を考えてあげる必要があります。
image.png

・手のひらを顔に向け左手の親指と人差し指で輪を作り「三」マークを出す:左コントローラーのシステムキーと同じ動作をします。
・左手の親指と中指で輪を作る:前後左右の移動ができます。
・左手の親指と薬指で輪を作る:マイクのON/OFF。
・左手の親指と小指で輪を作る:指のジェスチャーをロック/アンロックします。会話中等指の動作で移動等が発現しないようにしたい場合これでロックしておきます。

・手のひらを顔に向け右手の親指と人差し指で輪を作りVIVEの△マークを出す:右コントローラーのシステムキーと同じ動作をします。
・右手の親指と中指で輪を作る:回転します。
・右手の親指と薬指で輪を作る:ジャンプします。
・右手の親指と小指で輪を作る:ラディアルメニューが出ます。

・手のひらをHMD側に向けるとCと〇のようなマークが出るのでそれを合わせる:いつものクイックメニューが出ます。〇側を視線で動かせるのでそれでCに合わせます。

使う
コントローラを使う場合とハンドトラッキングを使う場合でキーバインドを切り替えてやる必要があります。
コントローラを使う場合は、左手の手のひらをHMD側に向け親指と人差し指で輪を作りシステムメニューを出してバインドをデフォルトのバインディングに戻します。
ハンドトラッキングを使う場合は、左コントローラのシステムキーを押し、バインドをハンドトラッキング用のバインディングにします。

image.png

ハンドトラッキングを使う場合は先ほど保存したハンドトラッキング用のバインディングの「有効化する」を押します。

コントローラを机の上等に置き、手から離すとハンドトラッキングは発動します。
 
ハンドトラッキングはポインティングとクリックが慣れるまでちょっとやりずらいです。コントローラに比べるとどうしてもワンテンポ動作が遅いのであらゆる場面で使えるとは言いづらいです。慣れはかなりあります。まだ4日程しか使っていませんが初日に感じた煩わしさはかなり減りました。

 
コントローラとハンドトラッキングのバインドを共用する

バインドを切り替えるのは面倒なのでなんとかできないか探ってみた結果なんとかなりました!

ハンドトラッキングのバインドに以下の変更を追加します。

これでハンドトラッキングのバインドで機能しなかったコントローラのYボタン、Bボタンでクイックメニューを出せるようになります。また長押しでラディアルメニューを出せます(クイックメニューを消すときには若干長押し目にボタンを押してください)

これでコントローラを置くとすぐさまハンドトラッキングが使えます。

ボタン復活.png

 
Virtual Desktopについて

Quest系で良く使われているVirtual Desktop(以下VD)ですが、VDの中の人曰くVIVEがOpenXRでVDが必要とするライブラリをサポートしてないとのことでデータ送受信ができません。
したがって、ハンドトラッキングとフェイシャルトラッキングが動きません。買うのは無駄になるのでお気を付けください。

私は知らなかったので買ってしまった...

ハンドトラッキングはこちらの記事も合わせてどうぞ
https://qiita.com/mhoohmjwAsiya/items/447581a5df5dd1985d5e
image.png

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