この記事は誰向けか
- 複数のプラットフォームに発信していて、コピペと整形作業にうんざりしているエンジニア
- 個人開発の成果を X / LinkedIn / Dev.to / Qiita などへ横展開したい人
- 発信を自動化したいが、取り消せない最後の一押しは自分で握りたい人
ひとつでも当てはまったら、5分だけ読んでみてください。
0. 課題 — 発信が、創作より高くついていた
先週、自分の発信ワークフローを計測してみた。
記事を書く : 約60分
5プラットフォームに投稿 : 約90分 ← ?
投稿のほうが、執筆より高くついていた。しかも内訳を見ると、90分はすべて「整形」だった。
自分A: X に貼った。長すぎる。スレッドに分割しないと…
自分B: LinkedIn に貼った。トーンがカジュアルすぎる。ビジネス口調に直さないと…
自分A: ニュースレターに貼った。また整形し直し…
自分B: …これ、創造的な作業、ひとつも無いな。
そのとおり。コピペ・整形・文字数調整・タグ付け。ひとつも創造的じゃない。全部「税金」だ。
1. 解決 — 一度書く、13プラットフォームに「書き換える」
そこで multi-platform-publisher を作って、OSS にした。
一度書けば、その1本を13プラットフォームそれぞれに合わせて書き換え、配信する。重要なのは「書き換え」であって「コピー」ではないこと。同期ツールは同じ文章を全プラットフォームへ丸投げするだけ。本ツールは、トーン・長さ・フォーマットをプラットフォームごとに作り直す。
同期ツールとの違い
| 項目 | 同期ツール | multi-platform-publisher |
|---|---|---|
| 配信方式 | 同じ文章を丸投げ | プラットフォームごとに書き換え |
| X | 2000字の壁になる | 整形・スレッド化 |
| 絵文字文化のSNS | 絵文字なしで浮く | 絵文字・タグを付与 |
| 最後の公開操作 | 自動 | 取り消せない操作は人間が握る |
2. 使い方
# インストール
pip3 install -r requirements.txt
# まずプレビュー(投稿せず、各プラットフォーム版を確認)
python3 main.py publish --file article.md --dry-run
# 一度書いた記事を全プラットフォームへ
python3 main.py publish --file article.md --platforms all
対応13プラットフォーム: X, LinkedIn, WeChat, Xiaohongshu, Dev.to, Qiita, YouTube, Hacker News, Reddit, note.com, Substack, Douyin, Channels。
3. 設計思想 — 退屈な作業に積極的、危険な作業に保守的
ひとつだけ、設計で譲らなかった点がある。
機械的な作業(取得・書き換え・整形・API 呼び出し)は全自動。でも、取り消せない操作は必ず人間が握る。たとえば WeChat への投稿は、必ず下書きボックスに下書きを置くだけ。自動配信は絶対にしない。退屈な仕事には積極的に、危険な仕事には保守的に。この非対称が設計そのものだ。
まとめ
| やること | コマンド |
|---|---|
| インストール | pip3 install -r requirements.txt |
| プレビュー | python3 main.py publish --file x.md --dry-run |
| 全プラットフォーム配信 | python3 main.py publish --file x.md --platforms all |
実行コストは下がり続ける。クリエイターの仕事の「機械的な半分」は、いちばん最初に機械へ渡すべき半分だ。一度書く。あとは任せる。それでいいと思う!
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