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Sourcetrail × macOS × VSCodeを試してみた話

Last updated at Posted at 2019-11-25

導入

Sourcetrailというコード可視化ツールがオープンソース化したということで早速試してみます。中々面白そうです。

Sourcetrailとは

@ ITさんの記事(C++やPython向けのコード可視化ツール「Sourcetrail」がオープンソースに

Sourcetrailは、インタラクティブな依存関係グラフや簡潔なコードビュー、効率的なコード検索といった機能を組み合わせ、ソースコードの概要と詳細情報を提供する。

ソースコードを静的解析して可視化することで開発者は膨大な既存ソースコードの読み込みから解放される、というわけですね。SourcetrailはC、C++、Java、Python等に対応しており、Atom、EclipseやVSCodeといったエディタ、IDEとの接続も可能みたいです。

Sourcetrail × macOS × VSCodeを試してみた

0. 前提

以下の環境でセットアップを試みます。

  • macOS Catalina 10.15.1
  • Visual Studio Code 1.40.1
  • Python 3.6.9

1. Sourcetrailインストールとプロジェクトの作成

  • こちら(https://github.com/CoatiSoftware/Sourcetrail/releases )からダウンロード可能です。今回は「Sourcetrail_2019_4_61_macOS_64bit.zip」を選択します。
  • ダウンロードしたzipを展開し、中にあるSourcetrail.appをアプリケーションフォルダにコピーしたら完了です。

早速起動してみます。

image-20191126053630817.png

  • プロジェクトの作成

Command + Nで新しいプロジェクトが作成できます。

image-20191126053821254.png

項目 入力値
Sourcetail Project Name 任意のプロジェクト名を入力します。
Sourcetail Project Location Sourcetailのプロジェクトファイル保存先を指定します。
  • Source Groupの選択

Generalで「Add Source Group」をクリックすると、以下のようなウィンドウが表示されます。

image-20191126054341598.png

Pythonは「Empty Python Source Group」しかないので、これを選択し、「Next」ボタンをクリックします。

image-20191126054407242.png

  • Source Groupの設定

New Source Groupで「Next」ボタンをクリックすると、以下のような設定ウィンドウが表示されます。

image-20191126054616342.png

項目 入力値
Python Environment Pythonのフルパスを入力します。
Files & Directories to index 今回ソースコード解析するディレクトリをフルパスで指定します。
Excluded Files & Directory おそらく除外フォルダが指定できます。(試していないので詳細はわかりませんが。。)
Source File Extensions よくわからないのでスルー。
  • Create!!

Source Groupの設定ウィンドウで「Next」ボタンをクリックすると、以下のようなウィンドウが表示されるので、「Create」をクリックしてプロジェクトの作成を完了させます。

image-20191126060130409.png

以下のような表示が出るので、「Start」をクリック。

image-20191126060310484.png

・・・今回はお試しで1ファイルだけなので一瞬で終わってしまいましたね。「Quit」をクリックして結果を見てみましょう。

image-20191126060420978.png

(寂しい表示ですが、)一応成功したみたいです。

image-20191126060637205.png

2. VSCode側の設定

Sourcetailのセットアップが一応の成功を見たということで、次はVSCode側の設定をしていきます。

  • 拡張機能のインストール

Extensionsから「sourcetrail」と検索し、拡張機能をインストールします。

image-20191126061258484.png

  • 設定の変更

command + , で設定を開いて、「sourcetrail」で検索をし、「Sourcetrail:Start Server At Startup」をTrueにしておきましょう。

image-20191126061846509.png

公式のドキュメント(https://www.sourcetrail.com/documentation/

The communication between Sourcetrail and the code editor is achieved using a local TCP connection. Sourcetrail uses the port 6667 to listen for incoming messages. Outgoing messages will be sent to the port 6666.

3. Sourcetrail ⇄ VSCodeの接続確認

Sourcetrail、VSCodeともに一度終了し、再度起動します。

それぞれ右下に以下のような表示が出たら接続完了です。お疲れ様でした。

image-20191126062350486.png

App 表示
Sourcetrail Connected to VS Code
VSCode ☑︎Sourcetrail

Sourcetrail→VSCodeはCommand + left Click、VSCode→Sourcetrailはright Click→「Sourcetrail:Send Location」でそれぞれに接続します。

結論

とっても便利。(小並感)
今回はmacOSでのセットアップのご紹介でしたが、Windows10でもスムースに導入することができました。

参考

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