はじめに
昨年(2020年)に一部を騒がせたDockerのフリープランでの各種制限の導入ですが、みなさんもイメージをプルする前にDockerにログインしておくなど、以前とは開発体験に変化があったのではないでしょうか?
ここでは、FreeプランからProプランへの移行申込方法についてご紹介します。入力等、画面を見ればあまりに自明だからなのか、Qiitaでも類似した記事を見つけられなかったので、書いてみました。
FreeプランとProプランの違い
移行手続きに入る前に、FreeプランとProプランでできることにどの程度違いがあるのでしょうか? 詳しくは、Pricing & Subscriptionsのページをご覧いただくのが早いのですが、今日(2021/01/22)現在では、こういった違いがあるようです。
Freeプラン(無料)
- パブリックなリポジトリをいくつでも作成可能
- プライベートなリポジトリは1つのみ作成可能
- ロールベースのアクセス制限が可能なユーザ管理
- 1チーム、3チームメンバーまで登録可能
- コンテナイメージのプルリクエストは6時間200回まで(未ログインだとIPアドレスごとに6時間で100回まで)
- 2要素認証の設定可能
Proプラン(7ドル/月, または60ドル/年)
- Freeプランでの提供内容(上述)プラス
- プライベートなリポジトリもいくつでも作成可能
- コンテナイメージのプルリクエスト回数は無制限
- 2パラレルビルド
- 1サービスアカウント
- Slack通知
- 300イメージ/月まで脆弱性スキャン
- プレミアムカスタマーサポート(メールベース)
得られる「開発者体験」が毎月7ドル(年払いなら5ドル)に見合うのであれば、Proプランを申し込みましょう!
Proプラン申込手順
自アカウントにログイン、加入中プランを確認
dockerhubにアクセスし、自分のアカウントにログインします。
右上の指紋マークの左側にある自分のIDをクリックし、Billingをクリックすると、現在加入中のプランが表示されます。
上の画面では、現在加入中のプランが Free Repository Plan である旨、表示されています。では、右側にある Change Plan
ボタンをクリックします。
アップグレードプランの内容・費用確認
先にご紹介したようなFreeプランとProプランの比較、ならびに費用が表示されていますので、確認の上、Upgrade now
ボタンをクリックします。
なお、Learn moreリンクをクリックすると、Pricing & Subscriptionsのページが表示され、FreeとProの他に、Teamプラン、Largeプランについての情報も提供されています。
支払方法の入力
さて、Upgrade now
ボタンをクリックすると、Payment Method(支払方法)の入力画面になります。年払い(pay annually)か月払い(pay monthly)を選択の上、氏名、クレジットカード番号、有効期限、CNN、住所(CountryにJapanを指定すると郵便番号入力欄が表示されます)を入力し、Purchase
(購入)ボタンをクリックします。
アップグレード完了
Purchase
ボタンをクリックすると、現在加入中のプランが改めて表示されます。先ほどはFree Repository Planだったのが、Pro Planに更新されているのがわかります。
おわりに
さて、Proプランであれば、Slack通知、および脆弱性プランの設定方法が気になるところです。別途、記事を起こして紹介させていただきます。