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LinuC2を受けようと思ったのできっかけや勉強方法を書く

Last updated at Posted at 2021-11-30

概要

  • 本記事はMDC Advent Calendar 2021の1日目の記事です。
  • LinuC2の個人的勉強方法やきっかけを書きます
  • MDC Advent Calendar一発目なので、難しいことは抜きに書こうと思いました

そもそもLinuCって?

  • https://linuc.org/
  • Linuxシステムの構築・運用に関する認定資格
  • インフラエンジニアが持っていて非常に役に立つ資格の一つ(※個人的な感想です)
  • 1~3と試験が分かれている
  • 昔の名前はLPIC

きっかけ

  • 過去に取得していたLPIC1の資格認定の有意性(あなたはLinuxの知識がありシステム設計に活かせますという認定、5年間が期限)がそろそろ切れるため
  • 有意性が切れることは、過去に資格を持っていたけど現在のシステムではスキル活用できません、を意味します
  • 技術は常に新しくなるので、LinuCを継続して取得することでLinuxに関するスキルを継続して身につけようということです

どうして受けようと思ったか

  • 昨今LinuC1,2はVersion 10.0と内容を改定し、クラウド時代に活躍する全てのIT技術者が身につけておきたい内容を網羅すべく生まれ変わったとあり、興味がでてきた
  • Linuxは基本的なコマンドを利用するレベルであり、いまやAWSでサーバ構築やサービス起動がポチポチできる時代なのでLinuxの細かい知識はいらないのではと感じていましたが、クラウドサービスを使いこなす上で、クラウドサービスが裏でどの作業を自動で行ってくれているのか理解するため、クラウドサービスのありがたみをより深く享受するために、受けようと決意しました

LinuC2の学習範囲(2021/12時点)

  • LinuC2は201試験、202試験と分かれており、両方の試験に合格する必要があります
  • 詳細は公式の学習範囲を参照
  • 太字は個人的にとても勉強になったところです。ボリュームマウントなどはインフラエンジニアの基礎知識ですね
試験区分 テーマ 一言で言うと
201試験 主題2.01:システムの起動とLinuxカーネル GRUB
主題2.02:ファイルシステムとストレージ管理 マウント、ファイルシステム、ボリューム作成
主題2.03:ネットワーク構成 インタフェース設定、ルーティング
主題2.04:システムの保守と運用管理 make、バックアップ、リソース確認コマンド、運用ツール、Ansible
主題2.05:仮想化サーバー 仮想マシン、KVM
主題2.06:コンテナ Docker
202試験 主題2.07:ネットワーククライアントの管理 DHCPサーバー、認証方法、LDAP構築
主題2.08:ドメインネームサーバー BINDの構築
主題2.09:HTTPサーバーとプロキシサーバー Apache、Nginxの構築、HTTPS化
主題2.10:電子メールサービス Postfix設定
主題2.11:ファイル共有サービス Samba,NFS設定
主題2.12:システムのセキュリティ パケットフィルタリング、OpenSSH、VPN
主題2.13:システムアーキテクチャ 可用性、リソース予測、xaaS、クラウドの典型アーキテクチャ

学習方法

教材

  1. Linux教科書 LinuCレベル2 Version 10.0対応
    • いわゆるあずき本です。公式参考書にもなっています
    • LinuCは非常に勉強内容がボリューミーなので、章立てて体系的に学ぶためにも教科書は必須だと思います

text.jpg

  1. Ping-t
    • 色々な資格の問題集サイト。問題数が多く実際の試験のイメージにも近いので非常に良いです。スマホ版もあるので電車内でもできます
    • 対象:CCNA/CCNP、LinuC、LPIC、HTML5、OSS-DB、オラクルマスター、ITパスポート、ITILファンデーション
    • 無料だとLiunC101,CCNAなどいくつかしか見れないため、プレミアム会員登録しました
    • 1ヶ月2400円と割高なので、3ヶ月か6ヶ月がおすすめです。私は6ヶ月にしました
    • 以下は問題集の問題選択画面です。章ごとにランダムに解くことができます pingt.png

学習方法

  1. あずき本を章ごとに読み、重要な単語やコマンドはメモを取る(書いて覚えるタイプなので紙に書き写してました)
  2. Ping-tで対応する章の問題を解く
    • 20問解き、間違えたものは正解するまで解く
    • 20問正解したら次の20問を解く、という流れでその章の問題を全問潰します
    • 全問潰したらもう1周問題を解きます
  3. 次の章に移り以下繰り返し
  4. 全章終わったら、Ping-tの問題集で全範囲から100問ほどランダムに抽出し解きます。この時点で80%正解なら試験を受けます

合格したの?

  • 201試験は合格、202試験はまだ未受験です…
  • 受講のきっかけにあったLPIC1の有意性はとっくに切れているので(?)、自分とPing-tのプレミアム期間との戦いです

感想

  • 勉強していて、LinuCはアプリ・インフラ問わず受けるべき資格だと改めて感じました
  • Ping-tが本当にオススメです。ぜひ周りに広めたい。AWS認定ソリューションアーキテクトアソシエイトの問題も作成中らしいので今後に期待
  • Ping-tのプレミアム期間が余ればHTML5にも挑戦したいです
  • 記事を読まれた皆さんも是非エントリーをお願いします!
  • 私が202試験を受けるように誰かお尻を叩いてください
  • 明日の記事は、@omix222 さんの資格試験と自己成長についてです!
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