デブサミ2019のメモです
澤田さん
- NTTデータからNTT
- PostgreSQL本体開発
- 1週間PostgreSQL
- NTTグループがユーザとなっている
- OSSが当たり前に使われる、業務としてOSSのお仕事がある
PostgreSQL
- オープンな開発体制
- MLで意思決定(機能追加とかも)、githubとかじゃない
- NTT OSSセンタとしては8名、うち1人はコミッター(100%PostgreSQLコミュニティ)
OSS活動って?
- ミートアップ・カンファレンスへの登壇・参加
- ドキュメント改善
- バグ報告・修正
- パッチレビュー・テスト
- 新機能開発、など
澤田さんのお仕事、バグ修正・軽微な機能改善
- 使っている上で困ったことをコミュニティで報告、同じような困っている人がいたりして追加されることが多い。
PostgreSQLのOSS活動は大きく分けて
- 今の機能改善
- 未来のユースケースに向けて
未来のユースケース
- シャーディング(大規模データを複数ノードにデータを分散して性能向上を図る機能)をPostgreSQLの本体だけ(Build-in)でやってしまおう
- 透過的暗号化を入れる、PCI-DSSなどに対応しやすく
OSS活動のやりがい
- 自分の書いたコードがマージされるのが嬉しい
- 海外の凄腕ハッカーたちに「+1」(いいね的なもの)されるのが嬉しい
- 社外発表ができるのが嬉しい、準備段階で自分の知識の棚卸。エンジニアとしての対外的なアピールの機会
- 製品の開発動向に詳しくなった、目利き力
- 英語が少し上手になった
辛いこと
- 英語でのコミュニケーション、まだまだわからないことが多い
- 評価してもらう仕組み?ぜひ仕事して取り組んでもらいたい。パッチの件数?パッチサイズ?レビューは成果に入る?(深刻なレビューワ不足、パッチが溜まって埋もれる)
- 会社・上司の理解が不可欠、欧米時間帯
OSS活動の勧め
- 初心者向け(やったことない):ミートアップ参加、バグレポート、開発中の機能のテスト
- 中級者向け(バグレポート送ったことある):バグ修正、開発中の機能のテスト
- 上級者向け(がっつりコードを触りたい):新機能の開発、開発中の機能のレビュー
シフト
- 独自(秘蔵)パッチ、眠っていませんか?長い目で見ると本体にマージしたほうが良い。
- 秘伝pgbenchかを防げた。同プロジェクトにも他プロジェクトにもメリットあるし、秘伝になっていたら誰がメンテする?という話にになりそう。
Qita上にやり方書いてあるらしい
- 見つからん
モチベーション
- コミッターを目指すのが一つの目標(必ずしも目指す必要がない)
- Postgresでは7〜8年活動している人がなることがある
- 早い人で2〜3年、長い人で10年
- コミッターになってからもいかに活動を継続できるか
感想
- とりあえず大好きなSeleiumでプルリクを出してみる目標を立てる(今年の目標)
- OSS活動を始める敷居を下げる、きっかけになりそうな発表。
- 仕事でやれるの純粋にうらやまし。(仕事にしようよって話もあったな、、、)