Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

This article is a Private article. Only a writer and users who know the URL can access it.
Please change open range to public in publish setting if you want to share this article with other users.

More than 1 year has passed since last update.

初めてのIBM i Merlin 【Merlin 初期セットアップ】

Last updated at Posted at 2023-05-15

IBM iの統合開発環境であるMerlinの初期セットアップ手順をまとめました。
Merlinの詳しい情報はこちらのページをお読みいただければと思います。
https://www.ibm.com/jp-ja/products/ibm-i-merlin
また、この記事ではMerlinインストール後からのセットアップを扱っています。Merlinをインストールするまでの部分に関しては、こちらのマニュアルをご参照ください。
*現在のMerlinの最新バージョンは1.4.1です。1.4.0では、IBM i Developerのインストール時にエラーとなる場合がありますので、最新版をお使いください。

Vaultサーバーの初期化

Merlinをインストールした最初の画面がこちらです。
スクリーンショット 2023-05-08 13.46.05.png

まず、Vaultサーバーを初期化します。
Vaultサーバーの構成 -> Vaultの初期化 -> (デフォルトの設定で)Vaultの初期化
スクリーンショット 2023-05-08 13.51.21.png
最後にシークレットとトークンが表示されます。Merlinをrestartしたタイミングなどで聞かれることがありますので、これらは必ず控えておいてください。

IBM i DeveloperとCI/CDツールのインストール

初期化が終わったら、IBM i DeveloperとCI/CDツールをインストールします。
ツール -> カタログ
に両ツールがあるので、右クリックをして「アプリケーションのインストール」をクリック。
インストールの際にはプロジェクトが必要になりますが、各ツールごとに新しくプロジェクトを作成してインストールすることをお勧めします。
スクリーンショット 2023-05-10 9.57.31.png
ツール -> デプロイ済みツールで両ツールがAvailableになっていることを確認できたらインストールは完了です。

ユーザー作成と権限の付与

次にユーザー作成をして、さらにそのユーザーに権限を与えます。
ユーザー管理 -> ユーザー -> 追加
の画面で、任意のユーザー名・Eメールアドレス・パスワードを入力して追加。
IBM i Developerを使うにはメールアドレスは必須なので忘れずに入力してください。
スクリーンショット 2023-05-11 17.10.37.png

ユーザーの追加ができたら、権限を与えます。
許可 -> ロールの管理 -> ASSIGN
の画面で、ユーザーとその役割を選択します。IBM i Developerを使うユーザーにはCREATOR権限を与えます。
スクリーンショット 2023-05-12 10.12.29.png

IBM iへの接続

次に、IBM iへの接続の設定をします。
接続 -> 在庫
から名前(任意)・タイプ名(IBM i)・ホスト名(該当のもの)を追加。
接続 -> Credentials
から名前(任意)・IBM iにサインオンする際に入力するユーザー名・パスワードを追加。(SSHでも可)
接続 -> テンプレート
から、名前(任意)・先ほど追加した在庫(Inventory)・資格情報(Credentials)を追加し、在庫と資格情報を紐づけます。
スクリーンショット 2023-05-12 10.16.37.png

テンプレートの作成ができたら、該当のテンプレートを選択 -> 実行
として、6項目全てを実行します。
スクリーンショット 2023-05-12 10.37.27.png
テンプレートの実行がすべて完了したのを確認します。

以上でMerlinの初期セットアップは終了となります。
次回は、IBM i DeveloperとCI/CDツールのそれぞれにおけるセットアップについてまとめます。

0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?