
2026年2月、Googleマップに本格展開されたGemini駆動の「AI要約カード」は、店舗ページの最上段に3〜5行の自動生成文を表示します。この要約に自店の看板メニューが明示されるかどうかで、クリック率とコンバージョンが大きく変わります。本記事では2ヶ月の観察から得た「AI要約に拾われるための構造化データ実装」をまとめます。
AI要約生成の参照ソース
Geminiの要約はGBP本体の属性だけでなく、以下のソースをクロス参照して生成されます。
- Google Business Profile (NAP・属性・メニュー)
- 公式サイトのHTML (特にJSON-LD構造化データ)
- 予約サイト (食べログ・ぐるなび・OpenTable)
- SNS投稿 (Google投稿・Instagram等)
- 直近90日の口コミ本文
重要なのは、これらのソース間で店舗名・メニュー名・価格の表記が一致しているかという「整合性」です。
推奨する構造化データ実装
schema.org/Restaurant + Menu + MenuItem の3階層を入れ子にして実装します。
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "Restaurant",
"name": "鮨 〇〇",
"address": {
"@type": "PostalAddress",
"streetAddress": "京都府京都市東山区〇〇",
"addressLocality": "京都市",
"addressRegion": "京都府"
},
"servesCuisine": "Sushi",
"hasMenu": {
"@type": "Menu",
"hasMenuItem": [
{
"@type": "MenuItem",
"name": "おまかせコース",
"offers": {
"@type": "Offer",
"price": "15000",
"priceCurrency": "JPY"
}
}
]
}
}
ポイントは MenuItem.name の表記を GBP のメニュー欄と完全一致させることです。
ハマりどころ
- 価格表記の揺れ: 「15,000円」と「15000円」で別物と判定される場合があります。JSON-LDでは数値、UIでは「15,000円」表記で統一。
- 画像のaltテキスト: 料理写真のalt属性にメニュー名を必ず入れる。画像OCR+altテキストのダブル参照でAIは料理を特定します。
-
営業時間の祝日特例:
openingHoursSpecificationで祝日を明示しないと、AI要約に「営業時間が不明瞭」と書かれる事例がありました。
まとめ
AI要約時代の店舗SEOは、人間向けコピーライティングよりも機械可読な構造化の整合性が効きます。NAP+メニュー+属性を全チャネルで揃え、JSON-LDで二重化するのが基本動作です。
参考リンク
- 元記事: https://menumenu.life/blog/google-maps-gemini-ai-summary-2month-review
- Google Search Central: https://developers.google.com/search/docs/appearance/structured-data/local-business
- schema.org/Restaurant: https://schema.org/Restaurant