AIの下書きを自分で手直してから投稿していて、実際に直したところを表に残しておきました。その下書きを、AIっぽい日本語を直すスキル yomiyasu にも通して私の手直しと比べてみました。
この記事は、比べ方の手順と結果です。
分類の全体はZennのほうにまとめています: Zenn
前提の環境
- 下書きを書いてもらったのはClaude。私が直して、Zenn・Qiita・noteに出した記事6本(2回分)が対象
- 下書きのモデルは、Siri AIのZenn版がClaude Sonnet 5、Siri AIのQiita・note版とOpus 5.5の3本がClaude Opus 5.5です
- yomiyasu の手順で書き直したモデル: Claude Opus 5.5
- yomiyasu は2026年10月3日時点の GitHub の版(MITライセンス)
- 私が直したところは、投稿ごとに「下書き/実際の投稿/読み取れること」の表に残してあるものを使用
手順
1. リンターで下書きの点数を見る
yomiyasu には、AIっぽさを100点満点で数えるリンターが入っています。
git clone https://github.com/nanaism/yomiyasu
python3 yomiyasu/skills/yomiyasu/scripts/yomiyasu_lint.py draft.md
下書き6本は85〜95点でした。指摘は「ました」の3連続、箇条書きの多さ、「結論から言うと」などで、私が実際に直したところは1つも入っていませんでした。
2. SKILL.md の手順どおりに書き直してもらう
リンターは指摘を出すだけなので、書き直しはSKILL.mdの手順に沿ってClaude Opus 5.5にやってもらいました。私が実際にした手直しには寄せないように、直した結果は見せずに頼んでいます。
頼んだ文の要点はこうです。
yomiyasu の SKILL.md を最初に全部読み、references の gemini-syntax.md・slop-catalog.md・
domains/tech.md(noteなら essay.md)も読んでください。
この下書きを、SKILL.md の Step1〜4 に厳密に従って書き直してください。
スキルが直さないものは直さないでください。
変わった箇所を「すべて」、元の表現・書き直し後・使ったルール名の3列で出してください。
SKILL.md の出力の形は「変えたところは最大5点」になっているので、比べるために全部出してもらいました。
3. 1か所ずつ並べる
yomiyasu の手直し27か所と、私の手直し42か所を、該当箇所とベクトルとで4つに分けました。
| 数 | |
|---|---|
| 同じ箇所を、同じベクトルに直した | 2 |
| 同じ箇所を、違うベクトルに直した | 3 |
| 私だけが直した | 37 |
| yomiyasu だけが直した | 18 |
yomiyasu だけが直したところは、公開した記事を開いて、私がどうしていたかを確かめてみました(18か所中14か所)。
結果
重複していたのは「効いた」だけ
同じベクトルに直した2か所は、どちらも「効いた」でした。yomiyasu は「効く」を、AIがよく使う比喩の動詞として言い換えています。
| 下書き | yomiyasu | 実際の投稿 |
|---|---|---|
| 実際に効いたところ | 実際に役立ったところ | 実際に効果を実感できたところ |
| これがいちばん効いた印象です | これがいちばん効果があったように感じました | いちばん効果的だった印象です |
言い切りの強さは、yomiyasu は変えない
違うベクトルになったのは、言い切りの強さでした。
| 下書き | yomiyasu | 実際の投稿 |
|---|---|---|
| 「それ」「あとで」のような曖昧な指示は、聞き返されずに補われる。 | 「それ」「あとで」のような曖昧な指示は、聞き返されずに補われます。 | 「それ」「あとで」のような曖昧な指示は、聞き返されずに補われる可能性がある。 |
SKILL.md の最優先ルールに「言い切りの強さ(断定・推量・可能性)を変えない」とあるので、これは仕様どおりの動きです。私の手直し42か所のうち16か所は、この「断定を緩める」直しでした。
yomiyasu だけが直したところは、私は残していた
確かめた14か所は、すべて下書きのまま公開していました。
| yomiyasu が直したもの | yomiyasu の書き直し |
|---|---|
| お役に立てば幸いです/参考になれば幸いです | 削除 |
| 正直なところ/結論から言うと | 削除 |
| まとめの箇条書き3行 | 地の文に |
| 上限がOpus 5より約25%長く使える | 上限までOpus 5より約25%長く使える |
| リマインダー(Reminders) | リマインダー |
気になった点
- 下書きがもともと私の書き方を学習したうえで書かれていたので、yomiyasu の出番が少なかった可能性はあります
- 書き直しはClaude Opus 5.5にSKILL.mdを読ませて行ったもので、
npx skills addで入れた環境とは違う可能性があります - 私の手直しのうち主なものだけを表にしています
yomiyasu と自分の手直しが重ならないところに、自分で見るべきところがありそうです。
使い方次第では効率的に執筆できると思うのでyomiyasuを試してみようかなという方の少しでも参考になれば幸いです。