2015~6年頃くらいはアマプラなどの映像コンテンツでスクリーンショットを撮ることが許容されていた記憶があります。
しかし、いつの間にかスクリーンショットを撮ろうとしても映像作品部分だけ真っ黒になり、回避技術的なソフトを意図して使おうとしなければ取得できなくなっています。
理由について、突然気になった為、原因と仕組みについてまとめたいと思います。
黒くなっている原因は?
スクリーンショットをすると、映像作品の部分だけ黒くなってしまう現象、原因は”DRM(デジタル著作権管理)”による”Encrypted Media Extensions(暗号メディア拡張、EME)”という仕組みが原因でした。
DRMとは「Digital Rights Management(デジタル著作権管理)」の略で、デジタルコンテンツの著作権を保護するための技術や仕組みの総称です。
『DRMとは?意味や仕組みを解説』 --by どこどこJPナレッジセンター
確かに、スクリーンショット・動画が気軽に撮れてしまうことは著作権への侵害に大きな貢献をしてしまう要素になってしまうと思います。
W3Cにおいて、DRMに関する議論が様々に繰り広げられており、2013年頃から「DRM技術」に関して異論反論があったことが示されており、あまりに白熱した議論に驚きと感動と青春を感じました。
主には「セキュリティや技術の不完全さへの懸念」、「オーープンソース精神の欠如」などがありました。 "Digital Rights Management" --byW3C
再現できるのであればCodepenなどでその仕組を再現してみたいと思ったのですが、その仕組みを実現させるための仕組みが存在するするレイヤーが異なっており、JavaScriptでもCSSでも制御ができません。
仕組みや制度として説明はされているものの、ブラックボックス状態と言えるかも知れません。
そこがセキュリティやオープンソース愛好者からの反感を当時買っていたのかもしれないと感じました。
DRMの仕組み
”DRM”という仕組みはこの図表によってすべてが表されています。
とはいえ、DRM制作者側でなければ詳しい仕組みを知ったところで縁遠い世界にちがいないでしょう。

"Encrypted Media Extensions" --by W3C
- ”requestMediaKeySystemAccess()”が存在している
- →EME(暗号化メディア拡張)が使われてるな
- →CDM(コンテンツ復号化モジュール)に渡すんだな
- →DRM(デジタル著作権守る)の為なんだな
というイメージです。
CDM一覧
DRMの技術を圧倒的に担っているのは『CDM』という謎の存在でした。
Webでできるなら門戸は広かったでしょうが、OSから操り高度なセキュリティを守りつつ、そんじょそこらの逆襲や攻撃にも強い勢力が「CDM」として生き残ったようです。
主な御三方はこちらでした。
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Google Widevine
- https://developers.google.com/widevine?hl=ja
- Widevine使用例↓

(参考:https://www.widevine.com/)
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FairPlay(Apple)
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Microsoft PlayReady
過去には、ハリウッドや大手メーカー、IT企業が参加した『DECE』と呼ばれる業界団体がDRMの標準仕様を定めた『ウルトラバイオレット』なるものが存在していたようです。※2019年にサ終したそうです。
DRMの仕組みが可能にすること
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再生条件の制御
- 同時視聴を制限
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出力・環境の制御
- 画質ごとに視聴を制限
- 外部出力はさせない
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時間・状態の制御
- 初めて視聴した日から数えて視聴日数を制限
- ダウンロード回数を制限
参考:https://eezo.co.jp/playreadydrm.html
感想
ちょっとしたスクショの疑問がこんなに議論を巻き起こしていたWeb界隈の話に繋がっているとはまさか思いませんでした。
参考

