Visual Studio Code(以下VSCode)をオフライン環境のWindowsで使えるようにします。
ユーザインストーラを使用してインストールする手順はこちらのサイトが詳しいです。
Visual Studio Code (Windows版) のインストール
ここではzip版を使用したインストールなしの手順を記載します。
前提条件
- オフラインPC
- Windows
- インターネットに接続されていないPC
- オンラインPC
- インターネットに接続されているPC
VSCodeのダウンロード
オンラインPCからVSCode公式ページにアクセスします。
左中央部にあるDownload for Windows
ボタン右にある矢印を押下して
Other downloads
を押下して表示されるページからWindowsのzip
をダウンロードします。
(bitはオフラインPCのOSに合わせてください。ここでは64bitを使用します。)
VSCode拡張機能のダウンロード
VSCodeは拡張機能をインストールすることでカスタマイズすることができます。
オンラインPCではVSCode上から簡単に拡張できますが、オフラインPCではそうもいきません。あらかじめ拡張機能をオンラインPCでダウンロードしておきます。
ここでは日本語化する拡張機能を例として記載します。
オンラインPCからMarketplaceのJapanese Language Pack for Visual Studio Codeにアクセスします。
右列Resources
にあるDownload Expression
を押下してダウンロードします。
インストーラの移動
ダウンロードしたVSCodeのzipファイル、拡張機能をUSBメモリやDVDなどを利用してオフラインPCにコピーします。
VSCodeのインストール
解凍したフォルダを消すことでアンインストールとなるため、解凍場所は明確にしておきましょう。
インストールという表記にしてありますが、記載の通り解凍のみでインストールではありません。
拡張機能のインストール
普通の手順でインストールすると文字通りのインストールになってしまうので、一工夫します。
VSCodeを展開したフォルダ内にdata
フォルダを作成します。
ここまで用意できたら、VSCodeCode.exe
を起動します。
英語表示ですね。
拡張機能を入れて日本語化しましょう。
左に表示されているアイコン一番下にある拡張機能を押します。
次にEXTENSIONSのバー右上にある…
を押します。
(画像の赤枠部分)
表示されたメニューのInstall from VSIX...
を押します。
先ほど拡張機能をコピーしたフォルダを開き、VSIXファイルを選択します。
しばらくすると右下にポップアップが表示されます。
Restart Now
をクリックし、VSCodeを再起動します。
まとめ
zip版VSCodeを展開し、展開先にdataフォルダを作ってから起動すれば拡張機能も気にせずインストール可能です。これはポータブルモード
というものを利用しました。
以下のサイトを参考にさせていただきました。
VS Codeを持ち運ぶには(ポータブルモード)
これでインストール不要環境でもVSCodeを使用することができます。
拡張機能も入れ放題です。
コピーひとつで複数端末への導入も可能です。