この記事は何

書籍「シェル芸ワンライナー160本ノック」の例題をRubyで解いてみて、Rubyの学習に役立てようとするものです。

例題はこちらのリポジトリで公開されているものに限ります。
https://github.com/shellgei/shellgei160

実行環境など

Docker image: ruby:3.0.2
上記リポジトリをクローンした上で、リポジトリのルートディレクトリ直下にanswer-rubyディレクトリを作り、その中に解答となるファイルを作成していきます。

$ while read ln ; do echo $ln ; done < /etc/passwd > ~/a

/etc/passwdから一行ずつ読み取り、標準入力とファイル(~/a)への書き込みを同時に行います。

lines = File.open('/etc/passwd', 'r').readlines

File.open('a', 'w') do |f|
  lines.each do |line|
    f.puts line
    puts line
  end
end

コードとしての難しさはないが、この処理を行った時のI/Oの効率は気になる。copilotに聞くと、RubyではI/Oは勝手にバッファリングされて効率よく処理されるとのことだが、ユーザー側でそれを把握したり、あるいは明示的に処理を行うにはどうしたら良いだろうか？
Goで言うところのTeeWriterがあるともうちょっとしっくりきそう。