多言語FizzBuzzチャレンジ25日目:Windowsバッチファイル

これまでのまとめ

本日のお品書き

ついに来ました最終回。最後を飾るのはコレしかないでしょう、はい、Windowsバッチファイルです。最後にふさわしい困難がそこにはありました。

FizzBuzz

せっかくなので動作せずにハマったパターンを先に載せます。

@echo off
setlocal
for /l %%x in (1, 1, 100) do (
    rem /aをつけないと数値として扱われない. また=の前後にスペースを入れてもいけない.
    set /a F=%%x %% 3
    set /a B=%%x %% 5
    set /a FB=%F%+%B%
    if "%FB% == "0" (
        echo Fizz Buzz
    ) else if "%F%" == "0" (
        echo Fizz
    ) else if "%B%" == "0" (
        echo Buzz
    ) else (
        echo %%x
    )
)
endlocal

これを実行するとエラーです。見事にはまりました。forの中の環境変数展開が都度行われないという仕様のため、setが評価される前にifが呼ばれ、その中で存在しない変数を参照しようとするためエラーになってしまいます。

これを解決するには遅延環境変数展開を有効にするとともに、変数名を% %ではなく! !で囲う必要がありました。

@echo off
- setlocal
+ setlocal enabledelayedexpansion
for /l %%x in (1, 1, 100) do (
    rem /aをつけないと数値として扱われない. また=の前後にスペースを入れてもいけない.
    set /a F=%%x %% 3
    set /a B=%%x %% 5
-   set /a FB=%F%+%B%
+   set /a FB=!F!+!B!
-   if "%FB%" == "0" (
+   if "!FB!" == "0" (
        echo FizzBuzz
-   ) else if "%F%" == "0" (
+   ) else if "!F!" == "0" (
        echo Fizz
-   ) else if "%B%" == "0" (
+   ) else if "!B!" == "0" (
        echo Buzz
    ) else (
        echo %%x
    )
)
endlocal

おわりに

くぅ〜疲れましたｗ¹

• 完走賞を目指してはじめてみたのですが、初めて関数型言語を触るきっかけにもなるなど、意外と学びが多い試みになりました。やってみてよかったです。
• 言語仕様もそうですが、初めて触る言語だと、やはり実行方法自体もなかなかわからなかったりしますね。その辺りが分かりやすかったり、Docが親切だったりする言語は、初学者にとっては触りやすい言語なんじゃないかな？と思いました。

1. くぅ〜疲れましたwとは. https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%8F%E3%81%85%E3%80%9C%E7%96%B2%E3%82%8C%E3%81%BE%E3%81%97%E3%81%9Fw ↩