PCのCドライブ整理に、Claude Codeが大活躍した話
はじめに
「Cドライブの空き容量がヤバい」——PCを長く使っていると誰もが直面するこの問題。不要ファイルの特定、重複ファイルの検出、フォルダ構成の見直し……手作業でやると途方もない時間がかかる。そこで試しにClaude Codeを投入してみたら、想像以上に捗ったので共有したい。
Claude Codeとは
Anthropicが提供するターミナルベースのAIコーディングアシスタント。ターミナル上で自然言語の指示を出すだけで、シェルコマンドの実行やファイル操作を代行してくれる。コードを書くだけのツールと思われがちだが、ファイルシステムの操作全般に強い。
やったこと
1. まずは現状把握:ディスク使用量の可視化
「Cドライブのフォルダごとの使用量を大きい順に出して」と指示しただけで、Claude Codeが適切なコマンドを組み立てて実行してくれた。PowerShellのワンライナーを自分で書く必要がなく、どのフォルダが容量を食っているか一瞬で把握できた。
結果、AppData配下のキャッシュや、昔インストールしたツールの残骸が数十GBも占めていたことが判明。
2. 重複ファイルの検出と削除
「Downloadsフォルダ内の重複ファイルを見つけて」と頼むと、ハッシュベースで重複を検出するスクリプトをその場で書いて実行してくれた。同じPDFが3つ、同じインストーラーが5つ……といった無駄が次々と見つかる。
削除前に一覧を表示してくれるので、誤って消す心配もなかった。
3. フォルダ構成のリファクタリング
散らかったDocumentsフォルダの整理も依頼した。「種類ごとにサブフォルダに分類して」と伝えると、拡張子やファイル名のパターンから判断して、PDF・画像・スプレッドシートなどに仕分けるスクリプトを作ってくれた。
移動前にドライランで確認できるようにしてくれたのも安心ポイント。
4. 不要キャッシュ・一時ファイルの一括クリーンアップ
各種アプリが溜め込んだキャッシュファイルの特定もお手の物。npmのキャッシュ、pip、ブラウザのキャッシュなど、普段見落としがちな場所を網羅的に洗い出してくれた。「削除していいか確認してから消して」と伝えておけば、勝手に消されることもない。
5. 大容量ファイルの発見
「1GB以上のファイルを全部リストアップして」——これだけで、忘れていた仮想マシンのイメージや、録画データの残骸を発見。手動で探していたら何時間かかっていたか分からない。
Claude Codeが良かったポイント
対話的に進められる。 「これ消していい?」「このフォルダはどうする?」とステップごとに確認しながら作業できるので、スクリプトを一発実行して事故……という心配がない。
コマンドを覚えていなくても大丈夫。 PowerShellのGet-ChildItemのオプションなんて毎回忘れるが、日本語で意図を伝えれば適切なコマンドに変換してくれる。
環境に合わせて柔軟に対応する。 Windows特有のパス形式やエンコーディングの問題も、指摘すればすぐに修正してくれた。
ドライランを提案してくれる。 ファイル移動や削除の前に「まず確認用の一覧を出しましょうか?」と聞いてくれることが多い。安全サイドに倒してくれるのはありがたい。
注意点
-
システムファイルには慎重に。
WindowsフォルダやProgram Files配下をいじる場合は、Claude Codeも慎重になるが、最終判断は自分で行うべき。 - バックアップは先に取る。 どんなに優秀なツールでも、大規模なファイル操作の前にはバックアップが鉄則。
- 管理者権限が必要な操作もある。 ターミナルを管理者として起動しておかないと、一部の操作で権限エラーになる。
結果
| 使用 | 空き | 使用率 | |
|---|---|---|---|
| 開始時 | 273 GB | 203 GB | 58% |
| 整理後 | 204 GB | 270.7 GB | 43% |
| 回収合計 | +67.7 GB |
最終的にCドライブの空き容量が 約68GB も回復した。使用率は58%から43%に改善。管理者PowerShellでの追加操作を含めればさらに約3GB回収可能だったが、ここまでで十分すぎる成果だ。
そして驚くべきは作業時間。Claude Codeが表示した処理時間は わずか2分14秒。もちろん人間側の確認や指示出しの時間は別にかかるが、それを含めても圧倒的な速さだった。手作業なら丸一日かかってもおかしくない内容だ。
まとめ
Claude Codeは「コードを書くツール」というイメージが強いが、日常的なPC管理にも非常に使える。特にファイル整理のような、やり方は分かるけど面倒な作業との相性が抜群だ。
ターミナルに抵抗がない人なら、ぜひ一度試してみてほしい。Cドライブの掃除が、ちょっと楽しくなるはずだ。