52
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

アイレット株式会社Advent Calendar 2024

Day 11

未経験から開発エンジニアへ転職したときに私が実践したこと

Last updated at Posted at 2024-12-10

はじめに

この記事は、アイレット株式会社AdventCalender2024 11日目の記事です。

クリスマス、忘年会、大晦日、アドベントカレンダー。イベントが盛り沢山で、全体的に世間が浮かれモードになりがちな12月、皆さんは何を連想しますか?
私は、2年前の12月に未経験の開発エンジニアとしてアイレットに転職したので、つい当時のことを思い出して感慨深くなったりしてしまいます。

未経験のエンジニア転職、風当たり含め厳しすぎ問題

世間では、「エンジニア未経験での転職はむずかしい」という意見が飛び交っています。
スクリーンショット 2024-12-09 23.22.44.png
当時この検索結果には何度も心を折られかけました。

おそらくこの記事を見られる方の多くは、現在別業界で仕事をしておりエンジニアを目指している・目指そうか迷っている方かと存じます。

「なんとなく難しそう」
「遠い道のりに感じる」
「自分には無理なんじゃないか」

これらは不確実性からくる不安なので、残念ながらこういった不安はつきまとい続けます。

すみません、不安を煽りたい訳ではないんです

この記事の目的は、やるべきことが具体化されることで今感じている不安が以下のように変化することです。

「なんとなく難しそう」→ これは簡単でこれは難しい。
「遠い道のりに感じる」→ 今はここまで来たから落ち着いて1つずつ潰していこう。
「自分には無理なんじゃないか」→ (かけた時間,理解度)をもとに客観的に判断

これにより難易度を正確に把握できて「本当に自分には無謀なのか、はたまた努力次第でなんとかなりそうなのか」を把握することができます。

詳しくはこの後書きますが、私が転職活動に成功した要因は大きく以下の3点に分類できると考えています。

  1. 膨大な時間(1000時間以上)の投資
  2. 絶対にやり抜くという強く堅い意志
  3. ほんのちょっとの運を掴んで離さない握力

この記事では実際の経験をおすすめ度と共に、上から【実践編】【マインド編】【フィジカル編?】として記します。
技術の進化が早い業界柄、中には「今はこのやり方では通じない」というものもあるかもしれません。

しかしみなさんの不安を少しでも和らげる一助となれれば、転職活動の1つの参考事例となれれば、と思い書いています。お役に立てれば幸いです。

私が転職活動をしていた2022年に実践した内容です。
今の転職市場ではこのやり方が通じない・やり過ぎということもあり得ますので参考程度に見ていただければと思います。

未経験から開発エンジニアへの道のり

勉強を始める前の私のスキルセットと来歴

来歴

イベント
2020年3月 私立大学の文学部を卒業
2021年11月 趣味でプログラミングを始め大ハマリ
2022年3月 新卒から勤めていた学校事務を辞める
2022年5月 プログラミングスクールに入る
2022年12月 スクールがきっかけでiretへ転職

勉強を始める前のスキルセット

  • PCは書類作成ならできる程度
  • ネットワークの知識皆無
  • ターミナルというものの存在すら知らない
  • でも技術に関わらずチョットベンキョウスキ

今から思い返すと「よくこの状態からこの業界に飛び込もうと思ったな」と、勇気に拍手してしまいたくなります。

転職活動前に実践したこと

【実践編】基本のき、HTML,CSSのコーディングを学べる本をやってみた(おすすめ度★★★☆☆)

「プログラミングもやってみたいな」と思ったきっかけになった本です。カピバラが可愛くてとっつきやすい一冊。
これだけで基本がしっかり身につく HTML/CSS&Webデザイン1冊目の本

HTML,CSSには、どの本屋さんにもおいてある有名な本が別にありますが、レビューの感想やカピバラを見ているとこっちのほうが可愛いねと思いあえてこちらを購入しました。

ウェブサイトを作りたい人向けの本だったのでデザイン寄りの知識も軽く身につけられて良かったです。

【実践編】定番中の定番、progate3周(おすすめ度★★★★☆)

仕事を辞めてスクールに入る前に実践していた内容になります。
確か講座はHTML, CSS, SQL, Ruby, Ruby on Railsの5つだったような。
無料でもできるのでこれをやってみて軽く適性を判断したりするのが当時の定番でした。

今はもうなくなってしまったのですが、当時はProgateの忍者わんこへのインタビューだけが掲載されているLPページがありまして、そこで忍者わんこが好きな食べ物について「やはり白米ですね」と言及していたのがとても印象的でした。

当時はUdemyを使う発想がなかったのですが、環境構築などに抵抗感がなければUdemyを使うのもアリだと思います。

【実践編】Xアカウントを作成して学習ログをつける(おすすめ度★★★★★)

  • 今日やったこと
  • 学習時間
  • 累計学習時間
  • KPT

を毎日呟いていました。自分のやったことを見える化することで、1歩ずつ進んでいる実感を得ることができます。見られている感もあるので気が引き締まりおすすめなのですが一点注意事項があります。
特にアカウントを開設したばかりのときに多いのですが、「個人でSES営業をやっていて案件を紹介できる」という案件単位のお誘いDMが来ることがあります。しかし実質マルチの形態を取っていることもあるようですので、知らない人からの突然のDMには警戒するのを強くおすすめします。

【実践編】教育訓練支援給付金や専門実践教育訓練対象のスクールに入る(おすすめ度★★★★★)

これまでは独学でやってきたことを記載してきました。
しかし独学では以下のような壁にぶち当たる人が多いと思います。

  • 体系的に学べているのか判断ができない
  • モチベーションの維持が大変

スクールで同じように転職を目指す仲間と一体感を持って取り組み助け合うことで、学習面・精神面などにおいてプラスになることがたくさんあったのでおすすめです。

教育訓練支援給付金・専門実践教育訓練対象とは、国からの給付金を受けながらスクールに入れる制度です。私が受けていたときと若干制度が変わっているかもしれないので、詳しくは厚生労働省のHPや各スクールのHPを参考にしていただくのが良いかと思います。当時はうまくいくと受講費用の7割ほどキャッシュバックを受けることができました。

参考までに私が通っていたスクールはDIVE INTO CODE(現DPro)というところで、入学の年齢制限がないことが特徴的なオンラインスクールです。雰囲気や感想を以下に記載しておきます。

  • テキストがかなりしっかりしていて、中途半端なスクールに行くより価値が高いと感じた
  • 同期生と協力する雰囲気があった
  • メンターさんが優しくて質問しやすかった

一時的に大きなお金が必要になる&無職のダブルパンチで辛くなることもありましたが、転職というそれ以上の対価がありました。

【実践編】ポートフォリオの作成(おすすめ度 必須)

おすすめ度というか、もうこれは必須ですね。
ポートフォリオを用意せず転職活動に挑むということは「何もアプリ作ったことないっす!開発したことありません!雇ってください!」と言っているようなものです。
スクールに通っていると卒業制作としてオリジナルアプリケーションを作ることになるので、エラーで詰まってしまっても質問できるのがいいですね。
個人開発なのかチーム開発なのかはスクールによって変わってくるので、もしスクールを利用するならそのあたりも比較要素になってきます。

【マインド編】背水の陣作戦!仕事をやめて退路を断つ(おすすめ度★★★☆☆)

個人的にはすごく効きました。以下が私の状況と得られた効果です

  • 状況:
    • 独身で身軽なので、仕事を辞めても実家に甘えさせてもらえた
    • ある程度勉強したうえでエンジニアになりたいという意思が固まっていた
    • 前職でかなりメンタルが弱っていたのでいずれにせよ辞めたほうが良かった
  • 効果:
    • 謎の無敵感がみなぎり、ずっと虹色のマリオみたいな状態で勉強が捗った
    • 絶対にやり抜くという意志がここで強固になった
    • 前職で傷ついたメンタルの回復

この作戦の失うものの大きさと得られる効果はトレードオフです。
辞めることで逆に色々と不安定になりそうな方は真似しない方がいいです絶対に。

【マインド編】疑似成功体験を積む(おすすめ度★★★★☆)

メンタルを落とす要因となるネガティブな情報はメンタルにくるだけで何も得られるものはありません。逆にポジティブな情報を集めて疑似成功体験を味わうと、それが着火剤となりもっと勉強したいという前向き気持ちになれるのでこのあたりは意識すると良いかもしれません。
いかに前向きな気持ちを維持できるかは転職活動の中でかなり重要なポイントになってきます。

転職活動中に実践したこと

実は5社くらいしか受けていないのでそこまでナレッジが溜まっていないのですが、参考まで。

【マインド編】瞑想(おすすめ度★★☆☆☆)

いいと言いますよね、瞑想。いいんだと思います実際。
ただ私が飽きっぽくて継続できなかっただけです...

普段は陽気な私ですが、面接で緊張してうまく喋れなくなることが多々ありました。
動じない練習として取り入れてみましたが、おそらく効果を発揮する前に飽きてしまいました。

【実践編】スクール生や友人をとっ捕まえて面接練習(おすすめ度★★★★☆)

瞑想は続かんし、もう何度も練習して度胸をつけるのが手っ取り早いのでは?!
何もしないより何かしてたい私にはこれが合っていました。
何度も何度も緊張の中で自分のことを伝える練習をして、iPhoneのボイスレコーダーで録音して聞き返して、を繰り返していたら面接で頭が真っ白にならないようになりました。

【実践編】connpassで気になった勉強会に参加してみる(おすすめ度★★★★★)

当時はコロナ禍真っ最中だったのでオンラインのみ参加していましたが、今ならオフライン勉強会に参加することを圧倒的におすすめします。
Xアカウントの項にも書きましたが、「個人でSES営業をやっていて案件を紹介できる」という案件単位の誘いは実質マルチの形態を取っていることもあるようです。私は勉強会で嫌な思いをしたことがないのですが、友人で遭遇した人がいたので念のため。

【フィジカル編?】チャンスを掴んで離さない握力

どういうこっちゃという声が聞こえてきそうなこちらは、マインドにも近いお話ですが「私がアイレットに入社できたのはかなり運がよかった&その運にしがみついた」というお話です。
実はアイレットとの出会いはスクールの卒業制作発表会で、私の発表をきいたアイレットの中途採用担当の方が「うち受けてみませんか?」と声をかけてくださり、そのままお世話になったという経緯がありました。
開発エンジニアのポジションで未経験の採用は従来やっていなかったようなのですが、いろんな偶然が重なり合って今があります。本当にいい会社に拾ってもらえて運が良すぎるなと思うと同時に、このチャンス絶対に逃さない!と必死にしがみついた私のフィジカルもかなり効いたと自負しております。

さいごに

実践したことをみてどのように感じられましたか?

「今の自分のやり方に取り入れられそう」「自分には難しいかも」

人それぞれいろんな感想が出たかと思います。

冒頭で触れた「エンジニア未経験での転職はむずかしい」は、間違いではないと思います。
ですが、正しい努力を積み重ねられれば不可能ではないとも思います。

また、当たり前ですが転職がゴールではありません。転職後も勉強の毎日ですが、それを楽しめる人にとってはきっと楽しい職業ですよ。

書き忘れていることがありそうですが、ひとまずこれくらいで。また思い出したら追記します。

52
7
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
52
7

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?