#サマリ
国土地理院の地形データをUnityに取り込んだ際のメモです。
##環境
- Unity 2019.4.30
- 基盤地図情報ビューア 2018/07/26更新版
- 基盤地図情報ダウンロードデータファイル仕様書 4.1
##目次
- 地形データのダウンロード
- 地形データの読み込み
- 画像ファイルへの加工
- terainへの反映
#1.地形データのダウンロード
- 国土地理院 基盤地図情報ダウンロードサービスのページから地形データをダウンロードします。
基盤地図情報ダウンロードサービス
(ユーザー登録/ログインが必要)
- PackDLMap.zip というファイル名でデータがダウンロードされるので適当なフォルダに展開する。
#2.地形データの読み込み
- 基盤地図情報ビューアをダウンロードする。
- ダウンロードした FGDV.zip を展開し、FGDV.exe を実行する。起動したら[ファイル]-[新規プロジェクト作成]を選択する。
- 新規プロジェクト作成ダイアログの追加ボタンを押し、ダウンロードしたDEMファイルを指定する。読み込むファイルを設定したらOKボタンを押す。
- 基盤地図情報ビューアに地形データが読み込まれる。
#3.画像ファイルへの加工
- テクスチャ用に初期画像を保存する。[ファイル]-[表示画面を画像データとして保存]をクリック。画像全体をマウスドラッグで選択して保存する。
- [設定]-[表示設定]をクリックし、表示設定のDEM表示設定・連続段彩をクリック。
- 標高グラデーションの上と下の値を記録しておく。
- 標高設定用に白黒画像を作成する。標高グラデーションの上のペグを選択して白に、下のペグを選択して黒に設定。
- 海の色を黒、無効領域を黒、陰影レベルを左端に設定してOKをクリックする。
- 白黒画像を保存する。[ファイル]-[表示画面を画像データとして保存]をクリック。画像全体をマウスドラッグで選択して保存する。
- 他の色のテクスチャも必要なら表示設定を調整して画像データを保存する。
#4.terrainへの反映
- 白黒画像とテクスチャ用画像をUnityの Asset に取り込む。白黒画像のInspectorを開き、Advancedセクションの Read/Write Enable にチェックを入れる。
-
下記URLから HeightmapFromTexture.cs をダウンロードし、Assetに取り込む。
HeightmapFromTexture.cs -
Unityで terain を作成する。Asset上で白黒画像を選択した状態で[Terrain]-[Heightmap from Texture]を実行する。白黒画像が標高として Terrain に反映される。
- Terrain のInspector で Terrain Setting を選択。Mesh Resolution で縦横比や高さを調整する。
- カラー画像を使ってマテリアルを作成する。Terrain のInspector で Terrain Setting を選択。Basic Terrain の Material に設定する。