はじめに
プロジェクトを起動するたび、同じ作業を行なっていませんか?
私の場合、起動→名前の変更→コマンドの実行を4回も行っています。
今回はTerminals Managerを使用して、この作業を0にした方法を紹介します。
この記事は2022年に公開したものです。
2026年8月現在もTerminals ManagerはVisual Studio Marketplaceで公開されていますが、拡張機能の仕様は今後変更される可能性があります。
最新の設定項目については、Visual Studio MarketplaceやGitHubのREADMEもあわせてご確認ください。
導入方法
Terminals Managerをインストールする
Terminals Managerをインストールします。
Visual Studio Codeの拡張機能タブで、
Terminals Manager
と検索するか、Visual Studio Marketplaceからインストールできます。
設定ファイルを開く
コマンドパレットを開き、
Terminals: Edit Configuration
を選択します。
すると、プロジェクトの.vscodeディレクトリにterminals.jsonが作成されます。
.vscode/
└── terminals.json
このファイルに、起動したいターミナルや実行したいコマンドを設定していきます。
自動的に複数のターミナルを起動する
terminalsに複数の設定を追加することで、複数のターミナルをまとめて起動できます。
例:2つのターミナルを起動し、片方でrails consoleを実行する
{
"autorun": true,
"terminals": [
{
"name": "git",
"description": "This is a git terminal",
"command": "",
"onlyMultiple": true,
"focus": true
},
{
"name": "rails c",
"description": "This is a rails console",
"onlyMultiple": true,
"commands": [
"rails console"
],
"open": true
}
]
}
autorunをtrueにすると、プロジェクトを開いたときにターミナルを自動的に実行できます。
この例では、
VS Codeでプロジェクトを開く
↓
git用のターミナルを起動
↓
rails c用のターミナルを起動
↓
rails consoleを実行
というところまで自動化できます。
必要なターミナルだけ後から起動する
すべてのターミナルを最初から起動するのではなく、必要になったときだけ起動することもできます。
例:1つは自動起動し、rails consoleは必要なときだけ起動する
{
"autorun": true,
"terminals": [
{
"name": "git",
"description": "This is a git terminal",
"command": "",
"onlyMultiple": true,
"focus": true
},
{
"name": "rails c",
"description": "This is a rails console",
"onlySingle": true,
"commands": [
"rails console"
],
"open": true
}
]
}
onlySingleを設定したターミナルは、
Terminals: Run Single
から個別に起動できます。
そのため、
普段使うターミナル
→ プロジェクトを開いたときに自動起動
必要なときだけ使うターミナル
→ Terminals: Run Singleから起動
のように分けることができます。
よく使う設定
Terminals Managerにはさまざまな設定があります。
今回のような使い方で特によく使うものをまとめます。
| 設定 | 内容 |
|---|---|
autorun |
起動時やプロジェクトがワークスペースへ追加されたときにターミナルを実行する |
autokill |
プロジェクトがワークスペースから削除されたときにターミナルを終了する |
name |
ターミナルの名前 |
description |
ターミナルの説明 |
cwd |
ターミナルの作業ディレクトリ |
command |
1つのコマンドを実行する |
commands |
複数のコマンドを順番に実行する |
open |
コマンド実行後にターミナルを開く |
focus |
コマンド実行後にターミナルを開いてフォーカスする |
onlySingle |
Terminals: Run Singleで個別に実行する |
onlyMultiple |
Terminals: Run Singleには表示せず、複数実行側で利用する |
Terminals Managerには、このほかにも環境変数、shell、tmux/screenを利用した永続化、ターミナルの分割などの設定があります。
設定項目は変更・追加される可能性があるため、すべてをこの記事に列挙するのではなく、最新情報は公式READMEを確認するのがおすすめです。
コマンドパレットから実行できるコマンド
主に以下のコマンドを利用できます。
Terminals: Edit Configuration
Terminals: Kill
Terminals: Run
Terminals: Run Single
Terminals: Edit Configuration
terminals.jsonを開きます。
Terminals: Kill
Terminals Managerで起動したターミナルを終了します。
Terminals: Run
設定した複数のターミナルを実行します。
Terminals: Run Single
設定したターミナルから1つを選択して実行します。
さらに自動化する
autorunを利用すると、コマンドパレットからTerminals: Runを毎回実行する必要もありません。
{
"autorun": true
}
プロジェクトを開くだけで、設定したターミナルを起動してコマンドを実行できます。
毎日同じ、
ターミナルを開く
↓
名前を付ける
↓
ディレクトリを移動する
↓
コマンドを実行する
という作業をしている場合は、terminals.jsonに設定しておくと楽になります。
おわりに
苦ではないけれど自動化できると楽だな..と思う作業を解消することで、
気持ちが少し楽になりました🙆🏻♀️
それでは良き開発ライフを!