1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Stable Diffusion(SDXL)で階層マージ

Last updated at Posted at 2024-11-04

1. はじめに

Animagine XL 3.1で「satin」(サテン)が効かず、satinyやsateenもだめで、いろいろな2次元系モデルを試したところ、blue_pencil-XL v6.0.0では出力できました。しかし、blue_pencil-XL v6.0.0で普段のプロンプトだと慣れた絵柄と異なるため、初めてマージモデルに挑戦しました。
Stable Diffusion webUI(Automatic1111)で通常マージを行ったところ、出力結果がいまいちだったので、10分で諦めて、沼と言われている階層マージを行いました。

2. 階層マージ操作方法(説明超はしょり)

2.1. 拡張機能SuperMergerインストール

  1. 拡張機能SuperMergerをwebUIにインストール
  2. UIリロードしてSuperMergerタブに移動

参考:
Stable Diffusionの拡張機能『SuperMerger』の使い方!階層マージを効率化させる方法!
https://romptn.com/article/19894
Stable Diffusionの「階層マージ」とは?やり方や影響について詳しく解説
https://romptn.com/article/28071

2.2. 階層マージ

  1. Model Aを選択(今回はAnimagine XL 3.1)
  2. Model Bを選択(今回はblue_pencil-XL v6.0.0)
  3. Weight sumを選択したまま
  4. normalを選択したまま
  5. use MBWをチェック(これに気づかず時間をだいぶ無駄にしたその1)
  6. safetensorsをチェックしたまま
  7. option(gamma) 0.3のまま
  8. Block TypeのXLを選択
  9. Select presetでALL_Aを選択(全ての階層がModel Aの状態)
  10. 20階層(SDXLの場合)のパタメータを0~1の範囲で設定する(Base、IN00~IN08、M00、OUT00~08。U-NETの各階層)
  11. ↑Set alphaをクリック(これに気づかず時間をだいぶ無駄にしたその2)
  12. Merge&Genをクリック。マージモデルを作成して、txt2imgタブの設定が使われて生成される。(一部使われない)
  13. そのままのマージモデルでまた生成する場合にはGenをクリック
  14. パラメータを変更する場合は10.に戻る
  15. 保存する場合はSave current merge(fp16 only)をクリック

3. 階層マージモデル設定その1

01.jpg

4. 階層マージモデル設定その2(ちちぷいに今日投稿した画像で使用したモデル)

02.jpg

他の情報は投稿画像のメタデータにあります。

ナースキャップのマークをなくしたかったけど、何も設定しないと赤十字が出て、国際的によろしくなく、それを抑制したら白十字、十字を抑制したらハートマーク、ハートマークも抑制したらわけのわからないマークが出て、今回はマークを出さないようにできなかったので、諦めてハートマークを指定しています。目立たないように銀色で。

5. パラメータの決定方法

手探り。値をちょっと変えて生成しての繰り返し。
今回は、Animagine XL 3.1の顔で、サテン生地を出せるようにしたかったので、顔に影響があったところはModel A側(0近く)にして、サテンの光沢とドレープが出るようにModel B側(1近く)にして、値を変えても絵柄にあまり影響がなかった値はできるだけ0方面に近づけました。

6. 参考画像

同一Seed、同一プロンプト。
顔や光沢の比較用。細部は失敗している。

(1) Animagine XL 3.1
  サテンは出ない。

00004-3144629972.png

(2) blue_pencil-XL v6.0.0
  サテンっぽいのが出る。

00005-3144629972.png

(3) 上記の階層マージモデルその1
  サテンに少し近づいた。顔はAnimagine風。

00006-3144629972.png

(4) 上記の階層マージモデルその2
  サテンっぽくなった。

00007-3144629972.png

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?