はじめに
こんにちは、Airitech株式会社の代表取締役をしている、山﨑政憲と申します。
普段は会社の経営の傍ら、遅いシステム、止まってしまうシステムのトラブルシュートを行っています。
今回は今年の10月に行ってきた、TechXchange 2024というIBMの技術系イベントで登壇に関して、応募や準備から発表に至るまでの経験を振り返ってみたいと思います。
応募まで
登壇を目指そうと決めたのは今年の3月です。
せっかくIBM Championにもなったことだし、何かしら貢献したいという気持ちと、日本でのInstanaの布教に弾みがつくような事をしたいという欲望とで、勢いで決めました。
前年のIBM TechXchange Japan 2023でTurbonomicについて発表したこともあり、アメリカでイベントがあることは知ってはいましたが、登壇を目指す気などなかったのですが、ここは勢いで決めて、3月のInstanaユーザグループのイベントで発表して、自分を追い込みました。
応募自体はそれほど時間がかかりません。
発表内容の概要を投稿するだけなので、逆に短いテキストにアピール内容をまとめる必要があります。
私のタイトルは、ちょっと長いですが以下としました。
「Seven Hundred (700) Issues Resolved in 20 Years! Why Do Japanese Troubleshooters Rate Instana as the No. 1 Tool」
ということで、事例発表を中心に、私がなぜInstanaに入れ込んでいるかをアピールしました。
最近、以下のニュースもあり、私の目に狂いが無いと証明されて、嬉しいです。
IBM Instana ObservabilityがCRN 2024「Products of the Year」を受賞!
https://qiita.com/daihiraoka/items/6359e1edd569b6c743fa
発表準備!
さて、発表に向けてプレゼンを練る必要があります。
そこで、その前に同じような内容で発表する機会を作っていただきました。
9/19に行われた、IBM Software Salonでの発表です。
https://video.ibm.com/recorded/133995814
1.この時の発表内容をもとに発表原稿の日本語版を作り
2.それをChatGPTで英語原稿にし
3.さらにChatGPTに読み上げてもらったのを真似して練習を行い
4.私の音声をポケトークに流し込んでちゃんと英語として聞き取れるか確認
というプロセスで一人練習を行いました。
これは効率よかったような気がします。
そして、内容はもちろん、感情も揺さぶりたいので、ことあるごとに、私のInstanaへの愛を伝えるためのスライドを準備。
これだけやれば印象には残るだろう、とドキドキしながら本番に備えていました。
いよいよ登壇
いよいよ登壇ですが、なかなか大きめの部屋が埋まるくらいに集まって頂きました。
60人くらいはいたんじゃないかな。
同時に100セッションくらいは行われているので、なかなか人が集まらないセッションも多い中、かなり盛況です。
で、ここで最大のやらかし。
なんと30分程度で話しきってしまいました。
日本での発表だと、合間にいろんなエピソードを入れて話を膨らませる結果、時間いっぱいまで話す事が多いのですが、英語となるとそうもいかず、事前の練習だともっと時間がかかっていたのですが、多分、間の取り方がかなり短かったので、時間が余ったのでした。
もう2つくらいはエピソード入れておけば良かった、、、という感じですが後悔先に立たず。
なので、早々にのディスカッションに移りましたが、私は英会話はからっきしなので、当然、質問が聞き取れない。
どうしようと思っていたら、参加してくれていたIBM Championの加藤さんが助け舟で通訳をしてくれました。
その後も日本人参加者の方が皆さん助け舟をだしてくれ、会場の様々なところから出てくる質問に対処するという感じで、私を囲んで世界中のInstanaフリークが発現するという、なんとも言えない、一体感を感じる事ができました。
終わった後も、いろんな人から「ナイスプレゼン!」「今回のセッションの中で一番盛り上がってた」と感想を頂いて、いやー、気恥ずかしい反面、嬉しかったですね。
発表後、スライドのIをWeに書き換えて、残ってくださった人達と集合写真をパチリ。
さいごに
という訳で、50歳目前にして、初アメリカ、初英語プレゼンというチャレンジをしたこともあり、楽しい経験ができました。
いやー、なかなか余裕がなくて、振り返ると失敗多いなーという感じで反省しきりです。
あ、でも、自分の発表以外の部分も含めて、いろんな新鮮な経験ができたし、IBMのChampionに対するリスペクトも感じられて、大満足のイベントでした。
来年はオーランドで行われるとのこと。
次回はいろんな人とディスカッションしたいものです。